「進退きわまって四方八方敵だらけになり、もう一刻も持ちこたえられんっちゅう気持ちになったち、決してそこで手放しちゃあイカンぜよ。情勢が一変するがは、まさにそれからながやき。」(ハリエット・ビーチャー・ストウ)
不況の混迷の中で暮れようとしゆう平成20年のラストは、奴隷制廃止を唱えた、「アンクル・トムの小屋」で有名な小説家、ハリエット・ビーチャー・ストウさんの「言の葉」ながやき。
たとえどんなに売り上げが悪うたちボーナスがのうたち、給料が減らされたち窓際に追いやられたち、リストラされたち仕事がのうたち、年末の寒空に住む家がのうたち・・・決して自分の人生の手綱を手放しちゃあイカンがよ。どんなに悲惨な状況にあったち、自分の人生の手綱をしっかりと自分で握りしめちょりさえすりゃあ、何があったち大丈夫やっちゅうことながぜよ。
あともうちょびっと、ギリギリの限界のところを持ちこたえりゃあ、真っ暗なドン底の床を突き破ってしまえりゃあ、何かの光明が見えてくるもんながよ。ほいたら突然、あらゆることがそっから好転し始めたりするもんながやき。ほんじゃき、何があったち絶対に、自分の人生の手綱だっけは手放したらイカンがぜよ!
ストウさんの「言の葉」は、苦境の中で力を、暗闇の中で一筋の光を与えてくれる、まさに勇気の「言の葉」ながぜよ。