「期待値がゼロまで下がりゃあ、自分と今あるもんすべてに間違いのう感謝の念が湧くがぜよ。」(スティーヴン・ウイリアム・ホーキング)
今回は、理論物理学者でブラックホール研究の第一人者、ホーキング博士の「言の葉」ながよ。筋萎縮性側索硬化症っちゅう病を持ち車椅子生活をおくりもって、世界的に有名な物理学者になったっちゅうホーキング博士ならではの「言の葉」ながやき。
身体もひとっちゃあ自由にならん、いつ死んだちおかしゅうないような病の中で、ホーキング博士は自分に対する期待値はゼロやったがやろうのう。そうなりゃあ普通は自暴自棄になったちおかしゅうないがやけんど、ホーキング博士はほんじゃきこそ、「自分と今あるもんすべてに間違いのう感謝の念が湧く」っちゅうがぜよ。
ほいたらワシらあはどうやろう?五体満足で、それなりに健康で、家があり、家族があり、仕事もあるやいか。ほいたら、ホーキング博士以上に、「自分と今あるもんすべてに感謝」せにゃあイカンがやないかよ。けんどワシらあは、日々スッと不平不満ばっかり並べたてて、「今あるもん」への感謝らあてスッカリ忘れてしもうちゅうがぜよ。
ないもんを嘆くがやのうて、今あるもんに感謝することから、新年をスタートしたいもんじゃのう。