昨日の1月16日(金)は、17時半から佐川町の司牡丹酒造本社にて、第6回「土佐花番茶ブランド化協議会」が開催されたがぜよ。ちなみに前回の協議会は「12月10日」のブログをご参照くださいや。
この協議会は、ワシが理事長を務めさいてもらいゆう「土佐学協会」(http://tosagaku.cocolog-nifty.com/report/)の研究会のひとつ、「土佐のお茶研究会」にて一昨年試作した「土佐花番茶」のブランド化をはかり、将来の量産及び販路拡大を目指すことや、土佐茶全体のブランド化にも貢献することを目的につくられた協議会ながよ。事務局は「土佐学協会」内に置き、同協会の会員や、お茶生産者、JAコスモス、佐川町らあのメンバーで構成されちゅうがやき。
今回の出席者は、協議会正式メンバーとしちゃあ、ワシとお茶生産者の岡林さんご夫妻、佐川町役場の和田さんの4名で、アドバイザーの迫田さんと、あとはオブザーバーとして「土佐のお茶研究会」の座長を務める水谷先生や、高知県商工労働部県産品ブランド課から利岡さんと氏原さん、地域づくり支援課・地域支援企画委員の濱渦さんと刈谷さんが出席され、合計10名のメンバーでの開催やったがよ。まずはワシがご挨拶して、議長になって議事を進めることになり、議事録署名人は和田さんにお願いしたがやき。
まずは前回の協議会の内容確認をして、岡林さんの奥さんから、東京日本茶喫茶巡り研修の報告があったがよ。昨年12月20日〜21日、岡林さんの奥さんと栗田さん(この日は欠席のメンバー)に研修に行ってもうたがやき。その際に「岩茶房」にて購入した「極品肉桂」っちゅうお茶をお土産にいただき、みんなあに淹(い)れていただいたがよ。
また、アドバイザーの迫田さんの出張土産の「叶匠寿庵」の「あも」っちゅうお菓子もいただいたき、これをお茶菓子にして「極品肉桂」をいただいたがやき。このお茶は独特の風味があって、日本酒でゆうたら古酒みたいな感じで、干した果物みたいな熟成香がほのかにあったがぜよ。
東京じゃあ「岩茶房」(中目黒)、「ひがしや」(中目黒)、「茶茶の間」(表参道)、「虎屋・東京ミッドタウン店」(六本木)、「クーツ・グリーンティー」(六本木)、「鳴神」(銀座)の6店舗を巡っていただいたようで、岡林さんの奥さんからの報告の後は、欠席の栗田さんからの報告書もみんなあで読まいてもうたがぜよ。しかし、日本茶の喫茶がこれっぱああるたぁ、サスガは大都会ながやき。また、大きな岩の近くに植えられた茶の木は、岩のエキスらあが沁みて、特別な「岩茶」となるっちゅう話らあが、こぢゃんと面白かったがぜよ。また、「茶茶の間」の和多田さんからは、「日本茶初心者講座」(全4回)の資料もいただいてきちょって、皆さんにコピーして配布さいてもうたがやき。
続いては、アドバイザーの迫田さんによる「花茶ブランド化企画」の説明があったがよ。前回の会にてほぼまとまっちょった内容を、迫田さんはこぢゃんと分かりやすい1枚の企画書にしてくださったがやき。元々お茶の名産地、佐川町(を中心とした仁淀川流域)から、「モノ」じゃのうて「コト」、「考え方」を商品化、ブランド化しょうっちゅうことながよ。ほんで、同地にて、高知中のいろんなお茶が一堂に会するみたいな「お茶会イベント」を開催。そのイベントのシンボル的存在のお茶が「土佐花茶」ながやき。番茶、煎茶、紅茶らあに花茶を加え、「茶茶の間」の和多田さんのカッコえいパフォーマンスらあを参考に、魅せ方、淹れ方、茶器、楽しみ方らあを含めて、お茶の作法、あるいは流派や流儀として提案し、コトとしてのシンボル的ブランドに育て上げるっちゅうことながよ。イベント内容としちゃあ、シャシャブヶ峠の見学コースがあったり、「茶かぶき」(利き茶)があったり、佐川町内の各所にてお茶や茶菓子や漬物らあが楽しめるっちゅう
イメージながよ。「日常茶」から「嗜好茶」へっちゅうことで、花茶のインストラクター、伝道師としての「花茶人」の育成らあも行うていこうっちゅうことながやき。
そっから後は、みんなあで意見交換。仁淀川流域は中四国で一番の茶所やとか、シャシャブヶ峠の茶畑は高知県で最古の栽培茶園やと言える可能性が高いとか、さらにシャシャブヶ峠の最古の茶の木は昭和7年のもんやき丁度今年で77年(喜寿)やとか、このあたり(シャシャブヶ峠)の地質は2億5千万年前とかのこぢゃんと古い地層があるとか、さらにそんな地層のあたりにゃあ大きな岩もあるとか、こぢゃんと興味深い話が次々と飛び出いてきたがぜよ!こりゃあ、シャシャブヶ峠をお茶の聖地にして、その岩をご神体にしょうっちゅう話にも発展したがやき。また、そんなこぢゃんと古い地層を通って湧き出す湧水もあるき、その水でお茶を淹れりゃあえいっちゅう話にもなったがぜよ。
また、岡林さんご夫妻は、日本茶インストラクターの資格を持たれちゅうがやけんど、この資格を持つ人は高知県で5人しかおらいで、そのうちの4人が佐川町やっちゅうがやき。岡林さん(旦那さん)にいたっちゃあ、さらに上の資格の日本茶アドバイザー専任講師の資格も持たれちょって、こりゃあ四国で2人、高知県で1人しかおらんっちゅうがよ!ほいたら、やっぱし岡林さんご夫妻が中心になって、和多田さんからいただいた資料らあを参考に、花茶の作法らあを作り上げ、流派を打ち立てようっちゅう話にもなったがやき。ほんで、花茶教室や花茶講座らあを開講すりゃあ面白いっちゅうことながよ。また、高知県内の和菓子屋さんらあに声かけして仲間になってもうて、高知の茶菓子と花茶のセット商品らあを開発しても面白いっちゅう意見らあも出されたがやき。
最後に、「ブランド化事業計画書」(第1次案)についてが話し合われ、ブランド化計画の内容がほぼ完成。次回は1月27日(火)15時40分〜16時40分、県産品ブランド課関係のアドバイザーさんが来られるっちゅう報告をさいてもうて、ラストになる第7回「土佐花番茶ブランド化協議会」は、2月16日(月)17時半からに決定したがやき。ほんで20時にゃあ無事お開きとなったがぜよ。
その後は、ワシと水谷先生と和田さんと迫田さんの4名で、佐川駅前の居酒屋「かえで庵」(高岡郡佐川町甲1059 TEL:0889-22-9878)さんにて、夕食を兼ねて飲んだがよ。こぢゃんと寒かったもんやき、司牡丹の熱燗をグイグイ飲みもって、美味しい焼き鳥らあをいただきゃあ、会話はこぢゃんと盛り上がり、さらにさらに新しいアイデアらあが噴出!迫田さんからは、「土佐学協会・土佐酒学研究会」の「日本酒を俯瞰的に捉える事業」についても、こぢゃんと面白いアイデアまでいただき、まっこと有意義で楽しいひと時やったがやき。
その後はみんなあで、JRで高知まで帰ったがやけんど、その列車の中でもこぢゃんと盛り上がり、さらに沢山のアイデアや意見らあが出まくりやったがよ。和田さんと高知駅で別れ、当然の如く残った3人は、「ちゃのま」(高知市廿代町15-19ダイアパレス追手前2F TEL:088-802-3008)さんへ。「司牡丹・あらばしり」や「船中八策」を酌み交わし、美味しいお刺身やジャコらっきょう、ダシ巻き玉子らあをいただきもって、ここでもまたまた議論は盛り上がりまくり、気がついたら午前様、1時を回っちょったがやき。迫田さん、水谷先生、遅うまでまっことありがとうございましたぜよ!
土佐の高知の日本酒蔵元「司牡丹」の公式ホームページは、こちらをクリック!
司牡丹酒造株式会社