昨日の1月27日(火)は、15時40分から1時間ばあ、「土佐花番茶ブランド化協議会」へのブランド化企画推進事業の審査員の方々からご助言をいただいたがぜよ。
「土佐花番茶ブランド化協議会」たぁ、ワシが理事長を務めさいてもらいゆう「土佐学協会」(http://tosagaku.cocolog-nifty.com/report/)の研究会のひとつ、「土佐のお茶研究会」にて一昨年試作した「土佐花番茶」のブランド化をはかり、将来の販路拡大を目指すことや、土佐茶全体のブランド化にも貢献することを目的につくられた協議会ながよ。事務局は「土佐学協会」内に置き、同協会の会員や、お茶生産者、JAコスモス、佐川町らあのメンバーで構成されちゅうかやき。ちなみに前回の協議会は「1月17日」のブログをご参照くださいや。
さてまずは、「土佐花番茶ブランド化協議会」の正式メンバーでお茶生産者の岡林さん、佐川町役場の話題さん、オブザーバーの「土佐のお茶研究会」座長の水谷先生が、司牡丹本社の応接室に集まったがよ。そこにちくと遅れて、高知県商工労働部県産品ブランド課の方々3名と、ブランド化企画推進事業の審査員2名の方が到着。審査員のお1人は生活協同組合連合会ユーコープ事業連合(http://www.ucoop.or.jp/)生鮮商品部青果グループシニアバイヤーの石川義光さん、もうお1人は「いいものプロジェクト」で有名な(有)良品工房(http://www.iimono-pro.com/)社長の白田典子さんやったがやき。実は数年前にワシゃあ東京で白田さんの講演を聴かいてもうたことがあって、その際のお礼も含め、ご挨拶さいてもうたがぜよ。
さっそく皆さんに岡林さんくのお茶と、カクテルグラスにカッコよう淹れた土佐花茶を召し上がっていただいたがやき。目の前に置かれた瞬間、白田さんからは岡林さんのお茶の香りが素晴らしいっちゅう評価をいただけたがよ。
ほんで、まずはワシから、花茶ブランド化企画書をもとに、概要を簡単にご説明さいてもうたがやき。だいたい以下の通りながぜよ。
元々お茶の名産地、佐川町(を中心とした仁淀川流域)から、「モノ」じゃのうて「コト」、「考え方」を商品化、ブランド化しょうっちゅうことながよ。ほんで、同地にて、高知中のいろんなお茶が一堂に会するみたいな「お茶会イベント・花茶まつり」を開催。そのイベントのシンボル的存在のお茶が「土佐花茶」ながやき。番茶、煎茶、紅茶らあに花茶を加え、「茶茶の間」の和多田さんのカッコえいパフォーマンスらあを参考に、魅せ方、淹れ方、茶器、楽しみ方らあを含めて、お茶の作法、あるいは流派や流儀として提案し、コトとしてのシンボル的ブランドに育て上げるっちゅうことながよ。イベント内容としちゃあ、シャシャブヶ峠に茶の神様の祠をつくってご祈祷とか、シャシャブヶ峠の見学コースがあったり、「茶かぶき」(利き茶)があったり、佐川町内の各所にてお茶や茶菓子や漬物らあが楽しめるっちゅうイメージながよ。「日常茶」から「嗜好茶」へっちゅうことで、花茶のインストラクター、伝道師としての「花茶人」の育成らあも行うていき、
花をあしろうた「お茶作法」の流派を確立して楽しみ方らあを伝えていこうっちゅうことながぜよ。
ほんで、石川さんと白田さんからいくつかご質問をいただき、それらあに答えさいてもうたがよ。いろいろ参考になるお話やご助言らあもいただけたがやき。
例えば、バラの花をシロップ漬けにしたもんをシャンパングラスに入れ、そこにシャンパンを注ぐと炭酸と共にバラの花が開きもって浮かんでくるっちゅうんがあるがやと。花茶をカクテルグラスにいれるがやったら、例えばそういう演出があったらドキドキして面白いっちゅうがやき。
また、確か静岡県内の地名で、「茶柱1」っちゅうのがあって、その住所にお茶屋さんがあるっちゅうがよ。それを見たら、どこのお茶やちこりゃ勝てんと思うてしまうっちゅうがやき。ほいたらこちらも、いっそ地名を「佐川町茶柱立つ」とか「佐川町茶神」とかに変えてしまうかっちゅう意見も出たがぜよ。
もう1つ、「○○流派」っちゅうんはちくとカタイきに、「○○スタイル」ばあの感じがえいがやないかっちゅうご助言もいただいたがやき。
お2人の審査員の結論としちゃあ、既に企画としては充分出来上がっちゅうし、商品としての「モノ」のブランドやのうて「コト」のブランドやき、なかなか助言しづらいっちゅうことやったがよ。問題点としちゃあ、そのコトとしての流派・作法・スタイルらあはカタチがないもんやき、それをどうやって普及さいていくかがなかなか難しいろうし、根気も年月もかかるがやないかっちゅうことやったがぜよ。
16時40分にゃあ、審査員のお2人は航空便で帰られるっちゅうことで、ここまでにて会議は終了。皆さん慌ただしゅうお帰りになられたがやき。高知県商工労働部県産品ブランド課の皆さん、そして審査員の石川さん、白田さん、お忙しい中を、まっこと有り難うございましたぜよ。
その後は、ワシと岡林さんと和田さんと水谷先生の4人で残って、もういっぺんゆっくりお茶をいただきもって、ちくと打ち合わせしたがやき。結局、企画書の内容としちゃあ、次回最終回の第7回「土佐花番茶ブランド化協議会」までに手直しする必要はないろうっちゅう結論に落ち着いたがよ。・・・ちゅうことで、今回の会議は全て終了。皆さん、まっことお疲れ様でしたぜよ!
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