会場の老舗旅館「城西館」さん2階のお座敷にゃあ、18時ばあからお客様が集まりだいて、予定開宴時間の18時半過ぎにゃあ、ご参加予定者34名がだいたい集まられ、まずは理事長のワシからのご挨拶ながよ。続いては、土佐伝統食研究会代表の松崎淳子先生(高知女子大学名誉教授)の、お料理の解説ながぜよ。

●刺身

窪津の大敷のブリ、土佐清水の釣りの清水サバの平作りと、磯魚グレの「焼きぎれ」の盛り合わせながよ。
●タタキ佐賀のカツオの塩タタキと窪津のスマ(ヒラソウダ)のタタキながよ。表面を燻すタタキは、皮が食べれるだっけやのうて、香味もようなり、新しけりゃあ塩で叩くだっけでもおいしいがやき。タタキは、県内全域で、地域や家々によって、様々な仕上げ方があるがぜよ。


●あら煮

●マンボウの唐揚げ

●組みもの(姿ずしとかいさまずし)

●いよ飯

●魚の酢和え3種

●すしのいろいろ
高知じゃあ県下全域でいろんなすしが作られ、郷土食のご馳走ながよ。県西部のすしは、すし飯の合わせ酢に魚の身のほぐしたもんを混ぜる(酢ころし)やり方ながやき。県東部じゃあほぐした身を取り除いて(酢を濁す)使うがやと。すし飯そのものもご馳走やき、おいしゅうするための工夫ながぜよ。
●もぶり

●ブリのへだずし

●キビナゴの頬被り

●つわずし




松崎先生は会場中を動き回り、あちこちの皿鉢に盛られたお料理を示しもって、楽しい解説をしてくださったがやき。まっことありがとうございましたぜよ!・・・けんど、聴きゃあ聴くばあ、お腹が鳴るながやき!


さて、解説が終わりゃあ、後は待ってましたの宴会ながよ。昭和30年代から発売の「デラックス豊麗司牡丹」(純米大吟醸原酒)を配り、このお酒で乾杯して、いよいよ宴席のスタートながよ!ちなみに、今回の出品酒は、以下の通りぜよ。
●「デラックス豊麗司牡丹」(純米大吟醸原酒):昭和30年代発売の大吟醸市販の先駆け。

●「司牡丹・永田農法・土佐清水〈風鳴子〉」(純米吟醸酒):土佐清水産の酒米を使うたお酒。

●「山間米(無濾過・純米吟醸酒)」:西土佐の米を使うた、久礼の西岡酒造さんのお酒。

●「藤娘」:四万十市中村の藤娘(株)さんの本醸造酒。お燗で。

●「千代登」:四万十町大正の無手無冠さんの復刻ラベルの本醸造酒。お燗で。
●「土佐司牡丹」:おまけのお燗。司牡丹の普通酒。
お燗についちゃあ、ワシがお燗番になって、湯煎でバッチリのぬる燗にして、皆さんに配らいてもうたがやき。体の芯まで沁み込んでホッとするこの美味しさは、やっぱし湯煎燗酒がサイコーながぜよ!


●宗田節の即席味噌汁


●ぜんざい

●卵酒

おきゃくの際、お手伝いの女性らあへのふるまいに出されたがやと。ホッコリあったまる、やさしさながやき。
●はま茶
はま茶は、どの家庭やち日常に飲まれよったがよ。緑茶らあのお茶を買うことができん農家が、自家用に畑の岸に植えて、飲まれよったがやと。番茶とはま茶を混ぜて飲むがぜよ。
こうしてデザートも出てきて、いよいよ終盤っちゅう頃、元・日ハム投手の岩本勉さんが登場!昨日のブログにてご紹介した、よみうりテレビの「遠くへ行きたい」(http://www.to-ku.com/)第1952回【土讃線が運ぶ土佐の春(仮題)】〈高知県・佐川町・須崎市・中土佐町〉っちゅう番組の取材ながよ。ちなみに放送日時は、YTV(大阪)NTV(東京)CTV(名古屋)FBS(福岡)等にて、平成21年4月12日(日)朝7時30分より。日テレ系やに、残念ながらRKC高知放送での放送は未定ながやと。

置けん杯「可杯(べくはい)」遊びをやりゆう場面を撮影したいっちゅうことで、お越しいただいたがやき。早速コマを回して、ベロベロの神様の唄を合唱!
「ベロベロの〜 神様は
正直〜な神様よ
おささの方へと おもむきゃれ
えぇ おもむきゃれ」

お題を変えてやりよって、お題が「スケベ」になった途端、ベロベロの神様は見事に岩本さんを指名!しかも天狗!サスガは土佐のベロベロの神様!テレビ的な盛り上げ方までご存知ながやき!
撮影も無事終了し、岩本さんやスタッフの皆さんも帰られた頃、再び松崎先生がマイクを持たれ、幡多地域出身の方をご紹介。ちなみにお1人は、(株)無手無冠の社長夫人、山本のオカーサンながよ。

こうして21時過ぎ、中締めをして無事お開きとなったがやき。様々なお料理の準備らあに朝から携わっていただいた、松崎先生・彼末先生をはじめとする土佐伝統食研究会の皆様、まっことありがとうございました。感謝感謝ながやき。また、ご参加いただきました皆様にも、心から感謝申し上げますぜよ!ありがとうございました!
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司牡丹酒造株式会社