ワシとウチの佐藤営業部長で、まずは会場の展示ブースらあの準備。宮城支部の一ノ蔵酒類販売株式会社(http://www.ichinokura.co.jp/)の皆さんらあと昼食をいただき打ち合わせをして、13時半から宮城支部約30店の加盟店の皆さんが集まられ、支部総会のスタートながよ。
まずは宮城支部鈴木支部長さんのご挨拶。続いて「日本名門酒会」本部営業部の宮原さんのご挨拶。ほんで来賓として、司牡丹のワシと佐藤部長、山形支部の武田支部長さん、福田事務局長さん、角田課長さんが紹介されたがよ。ほんで武田支部長さんが、次回「東北リーグ」についての意気込みを語られたがぜよ。
続いては宮城支部の平成20年度活動報告、平成20年度会計報告、平成21年度基本方針、平成21年度活動計画らあが発表され、ご参加者全員がお一人お一人自己紹介をされ、14時50分からちくと休憩ながよ。
ほんで15時からは、いよいよワシの講演ながやき。演題は『「動機づけ力」×「編集力」で、選ばれるお店になろう！』。内容は大体以下の通りながよ。
まず、「日本名門酒会」の2月号会報誌から隔月で同封し始めた情報紙、「司牡丹時報(ボタンタイムス)」Vol.1の巻頭提言、「お客様の豊かさに貢献する「動機づけ」の魔法！」(〜マズいジュースも悦んで買う！？ならば美味しい日本酒は？〜)の解説からスタートしたがやき。ワシがこぢゃんと世話になりゆう小阪裕司先生は、思うように売上が作れん商売の抜本的な問題は、以下の3つやとおっしゃりゆうがよ。
�仝楜劼噺討戮訖佑鮟縞�な数持っちょらんか、顧客マネジメントができていない。
��顧客に対する「動機づけ」が上手にできていない。
すごいマズいジュースがあって、これがよう売れゆう店があるがやき。その店のジュースのPOPにゃあこう書かれちゅうがよ。「マズい！バツゲームに！」・・・お客様が「動機づけ」られたがぜよ。
��「儲けの仕組み」ができちょらんか、古いまんま。
ほんで�，鉢�についちゃあ、メーカーである司牡丹が、酒販店である皆さんのためにお手伝いできることはあんまりないがよ。けんど、?の「動機づけ」の部分やったら、お手伝いできることが山ほど考えられるがやき。「ボタンタイムス」じゃあ、司牡丹商品や名門酒を、様々なやり方でお客様に動機づける方法やヒントや具体例らあを、ふんだんに掲載していこうと考えちゅうがよ。
続いては、4月号の名門酒会情報誌に同封予定の、次号「ボタンタイムス」Vol.2の巻頭提言の内容ながやき。「お客様に対する『動機づけ』が上手になるコツ！」(〜「動機づけ力」＝「魅力発見力」×「価値伝道力」だ！〜)っちゅうタイトルながよ。
まず「魅力発見力」たぁ、お客様にとっての商品の魅力を発見するチカラながやき。いくつか事例を上げてご説明さいてもうたがよ。ほんで「魅力発見力」は、その商品を購入されゆうお客様の声にジックリと耳を傾けることや、商品そのものと正面から向き合い語り合うこと(香味だけやのうて)で、磨くことができるがぜよ。
次に「価値伝道力」は、その商品の魅力をお客様にとっての価値として伝え切るチカラながよ。これは、いかにお客様が興味を示したり、反応したりしやすいような表現ができるかにかかっちゅうがやき。そのチカラを磨くにゃあ、チラシやオリコミ広告や週刊誌の見出しや通販会社のDMらあが参考になるがやけんど、ワシの一番のお薦めは、「通販生活」と「ウ゛ィレッジ・バンガード」ながよ。
こうして「魅力発見力」と「価値伝道力」を磨いていきゃあ、いつの間にか「動機づけ力」が高まり、お客様に対する「動機づけ」が上手にできるようになるがぜよ。
続いては、それ以降の「ボタンタイムス」に掲載予定の内容ながよ。タイトルは、「小売の差別化・独自化のポイントは『編集力』だ！」(〜「動機づけ力」×「編集力」＝独自化のパワー！〜)。
「編集力」たぁ、様々な商品を編集して、全体でより魅力的に魅せる力ながよ。例えば夏の生酒。単に単品訴求や「夏の生酒入荷！」だけじゃあ、今のお客様にゃあ伝わり方が弱いがやき。これを「今夏は足つきグラスで生酒を！」、「リゾートSAKEスタイル！」、「SAKEは海外セレブに大人気！」っちゅう具合に提案して、リゾート地の海岸らあで足つきグラスで生酒を飲むようなイメージで提案すりゃあ、反応する人にゃあ強いインパクトで伝わるっちゅうことながよ。
こういう「編集力」が強うなってくりゃあ、お店全体のパワーが強うなって、小売でも差別化ができ、さらに独自化ができるようになるがやき。さらに進みゃあ、どこにもない自分くだけの「コンセプトショップ」になれるがぜよ。
最後は、「『動機づけ力』×『編集力』×『絆力』×『仕組み力』＝高い成果！」っちゅう内容。「動機づけ力」と「編集力」が強うなりゃあ、お店にパワーが生まれて独自化ができるがやけんど、そこにさらに「絆力」と「仕組み力」が加わりゃあ、高い成果が生まれるっちゅうことながよ。「絆力」たぁ、冒頭にお話した、顧客マネジメントができる力、お客様との絆を構築するチカラながやき。ほんで「仕組み力」も冒頭でご紹介した、「儲けの仕組み」を構築する力、お客様の行動を一つ一つ分解して考えて、自店の仕組みに落とし込んでいくチカラながよ。これらあ4つのチカラが強うなっていきゃあなっていくばあ、高い成果が得られる、つまり売上が面白いようにつくれるっちゅうことながぜよ。
大体こんなお話をさいてもうて、その後は司牡丹商品の試飲と、テーマ別の4つの展示コーナーのお披露目ながよ。皆さんにご自由に試飲していただき、展示コーナーも参考にご覧いただいたがやき。先日の福岡の試飲会(「3月25日」のブログ参照。)での展示コーナーを、そのまんま仙台まで直送したがやけんど、こちらでもなかなか好評で、皆さん写真をバシバシ撮られよったがぜよ。
こうして16時45分ばあに、ワシの持ち時間は無事終了。一ノ蔵酒類販売(株)の浅見社長さんの閉会のご挨拶で、平成20年度日本名門酒会宮城支部総会は終了となったがやき。ちなみにご参加いただいた皆さんから、ワシの講演に対して沢山のアンケートに悦びの声をいただいたがよ。まっことありがとうございます！以下にその一部をご紹介しちょきますぜよ。
●竹村社長様のポジティブで確信的なお話に、近頃の自分の東北人的日陰根性を反省いたしました。やはりお酒は明るく楽しくおいしく飲んでいただけるよう、「動機づけ」心がけてまいります。本日はとても貴重なお話をありがとうございました。何か私にもできるような気がして、わくわくしました。
●WBC連続優勝よかった！なめらかでスッキリした司牡丹すごくよかった！元気のでるお話、もっとよかった！
●昨今あまりいい話がない状況ですが、先生の話を聞き、まだまだ開発の余地があると思ったのが実感です。「動機づけ」について勉強になりました。実際に日々酒を売っていながら、お客様に「何故この酒なのか？」ということが、あいまいなことが多いのが現実です。最終的にはお客様の好みだとは思いますが、そこに至るまでのプロセス、そして「動機づけ」を少しずつ実践していきたいと考えました。本日はありがとうございました。
●大変おいしかったと思う。どれを飲んでもスッキリでした。酒一本一本に何かのしかけがある感じでした。楽しむ事に対しての思いがいっぱい入ってる感じでした。
●最近まで商品があるから売る、売れば売上が上がる、当たり前の状況を進んでまいりました。それが商売と考え、止まってはいけないとも思ってきました。でも今回、竹村社長の仕組みを聞き、考え、順序の大切さがあり、何かホッとしています。入り口が改めて見えてきた様な気がします。危機管理を、お客様管理に重点を置いて、一からやり直してみたいと思います。物(商品)が動くまでに動機づけを面白くして、自分達も楽しくなる様な仕組みも考えます。楽しくなってきました・・・ありがとうございました。
総会終了後は、お隣の会場に移って、懇親会ながよ。試飲の司牡丹や一ノ蔵さんのお酒らあをいただきもって、皆さんといろいろお話さいていただき、こぢゃんと盛り上がったがやき。
19時ばあにゃあ中締めで、続いては有志のメンバー10人ばあで2次会ながよ。お刺身の中にあった毛ガニの甲らに「船中八策しぼりたて」を入れた「カニ甲ら酒」をみんなあで回し飲みしたりして、こちらでもこぢゃんと盛り上がったがぜよ！
3次会で行ったお店じゃあ、「一ノ蔵すず音」をシャンパングラスでいただいたがよ。流石、しっかりと定着さいちゅうがやき！ところで鈴木支部長さん！今ごろバレンタインもろうてニコニコしよったらイカンぜよ！
締めは鈴木支部長さんお薦め「温州菜館」の「とうみょう」！一体そりゃなんやっちゅうたら、豆の若芽みたいながの炒めもんながよ。仙台の夜の街じゃあ、この店の「とうみょう」がスッカリ定着しちゅうようで、来る人来る人、みんなあまずは「とうみょう！」っちゅうて注文しゆうがやき。この日は味付けが濃かったかしらん、ちくと塩っぱ過ぎたけんど、確かにクセのないナチュラルな旨みとシャキシャキ感は美味しゅうて、夜の街で流行りそうな逸品がぜよ。
鈴木支部長さん、そして宮城支部、一ノ蔵酒類販売(株)の皆様と加盟店の皆様、支部総会にお招きいただき、まっことありがとうございました。心から御礼申し上げますぜよ！
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司牡丹酒造株式会社
