ほんで「第3回土佐学大会」は、高知女子大学永国寺キャンパス南学舎で13時からの開催やき、理事メンバーらあスタッフはちくと早めの12時過ぎばあに集合して準備やら打ち合わせらあを行うたがぜよ。いろいろ大会会場や資料らあの準備にゃあ、高知女子大学清原先生と学生の皆さんにこぢゃんとお世話になったがやき。まっこと感謝感謝ながぜよ。
また、待望の力作「土佐学年報・第3号〜たまるか!土佐がはみかえる〜」が完成しちょったがよ。こちらについちゃあ、高知短期大学の水谷先生に、こぢゃんとご苦労をおかけしたがやき。水谷先生、まっことありがとうございましたぜよ!ワシらあのこの1年間の集大成、77ページに及ぶホンマに素晴らしい年報ができちゅうきに、是非できるだっけ沢山の方々にご覧いただきたいがぜよ!


さて今回の大会は、「高知の宝を再発見しよう!」っちゅうテーマで、趣旨・目的は、土佐学に関する研究・調査の報告、意見発表を行うとともに、会員の交流を活発にし、会員相互の親睦を深めること、また広うに県民の皆様に「土佐学協会」とその活動を知っていただくことを目的としちゅうがよ。
まずは12時半から受付開始。この時点じゃあ20数名ばあの方々に集まっていただき、13時より開会行事の開始ながよ。まずは会長ご挨拶。中内光昭会長(高知大学元学長)は、残念ながら欠席されちょったき、成田十次郎副会長(高知学園元理事長・高知女子大学元学長)が、ご挨拶文を代読されたがやき。続いては理事長挨拶で、ワシが簡単に挨拶さいてもうたがぜよ。


お次は、13時10分ばあから会員さんらあの一般研究報告ながよ。4名の方々が以下の内容で研究発表されたがやき。
●「『土佐のおきゃく』に関する研究」:若葉屋友香氏(高知女子大学文化学部4回生)

沖の島母島の日吉神社大祭のおきゃく調査、秋葉祭り(大石家)のおきゃく調査、秋葉神社祭礼練り保存会会長・えんこ巌おきゃく部吉岡義継さん聞き取り調査らあについて、発表されたがぜよ。
●「秋葉祭りのおきゃくにおける料理について」:小西文子氏(高知学園短期大学准教授)


秋葉祭り大石家のおきゃくでの皿鉢料理について、スライドを交え、赤飯、炊き込みご飯、そうめん、煮しめの盛り合わせ、たいもの揚げころがし、たくあん、うめのパリパリ漬けらあの詳しいレシピらあまで、ご紹介いただいたがやき。
●「地元学・土佐学と地域の担い手育成『キャンパス』〜農山漁村の教育力と俯瞰的『入河内大根』づくり〜」:水谷利亮氏(高知短期大学准教授)

「入河内大根を味わう会〜プレ地元学in入河内地区」を2月に開催。さらに「入河内地区・丸ごとキャンパス」で地域づくりの担い手入門コースづくりを計画中。地元学をベースに農山漁村を「キャンパス」にする、農山漁村の「維持可能な社会」づくりに参加していくっちゅう発表やったがぜよ。
●「2010年『龍馬伝』を前に、今まさに高知の『宝』は街角で感じることのできる歴史」:長崎雅代氏(ファームベジコ)


まずはプロジェクターで、インディーズの世界で活躍しゆうウタウタイのヨウヘイさんが自分の歌をBGMに龍馬さんの衣装を着て高知のあちこちを回るっちゅう映像を観覧。武市半平太道場跡や河田小龍の碑などなど、意外にワシらあの身近に「知られざる名所」が存在しちゅうことを伝えてくれたがよ。また、京都で観光客が舞子さんの格好をして歩けるっちゅうサービスが人気なように、高知で龍馬の衣装を着て歩けるっちゅうサービスは、なかなかイケるがやないかと気付かいてくれたがやき。
続いてはちくと休憩をはさんで、14時15分ばあから研究会報告。「土佐学協会」の3つの研究会が、この1年間の活動と今後の活動らあについて、10分ばあずつ報告したがぜよ。それぞれの報告内容についちゃあ、ここじゃあご紹介せんけんど、詳しゅうお知りになりたい方は、是非「土佐学年報・第3号〜たまるか!土佐がはみかえる〜」をご覧くださいや。
●「土佐酒学研究会」座長:竹村昭彦(司牡丹酒造株式会社 代表取締役社長)
●「土佐のお茶研究会」座長:水谷利亮氏(高知短期大学准教授)

●「地域文化デジタルアーカイブ研究会」座長:大野加惠氏(有限会社生活創造工房 代表取締役)


ほんで再びちくと休憩をはさんで、15時〜17時までが、今大会のメインイベントのシンポジウム「〜四万十・仁淀・物部、土佐の三大河川流域のIターン者に訊く〜高知での、中山間地域での、生き方・暮らし方」やったがよ。このあたりじゃあご参加者もかなり増えて、50名ばあの方々にお集まりいただいたがやき。シンポジウムのパネリストは、以下の方々やったがぜよ。
●四万十市西土佐在住:迫田司氏(サコタデザイン代表)
●吾川郡いの町上八川在住:三浦博史氏
●香美市香北町谷相在住:吉岡太志氏
●コーディネーター:大野加惠氏(有限会社生活創造工房 代表取締役・土佐学協会理事)
とにかく2時間に渡る、中身のあるこぢゃんと面白いシンポジウムやったがよ。その抜粋やけんど、以下にちくとご紹介しちょきますぜよ。
まずは三人の方々の横顔を、住まれちゅう三大河川流域の環境らあも合わせて、スライドでご覧いただいたがやき。
ほんでシンポジウムの開始。まずはそれぞれの方々が、なんでそれぞれの地域にIターンで住むことになったがかっちゅうことと合わせて、自己紹介をっちゅう質問からながよ。
迫田さんは、西土佐に住みだいて17年目の自称「百姓デザイナー」。最初は友人にカヌーに誘われて四万十川に来て感動。地元熊本市の、子供の時に見たこぢゃんと綺麗な川(年々汚くなり、今はない。)の記憶が鮮明に脳裡に焼き付いちょったがやけんど、その記憶の川よりか綺麗やった四万十川の支流の支流にビックリしたがやと。ほんで、それから2年間毎月来られたら住もうと決めて、住みはじめたっちゅうがやき。

三浦さんは、福岡出身。三浦さんも子供時代から、年々自然が減っていく地元を見てきて、危機感を持っちょったがやと。ほんで、小学校時代から既に自然の多い田舎で暮らしたいと決めちょったっちゅうがよ。愛媛大学時代に四万十川に来て、いずれここに住みたいと決め、卒業してからは九州に戻り、毎年四万十川に来てカヌーをしよったがやき。その後、高知市内の会社に就職して、仁淀川でカヌー。ほんで念願の四万十川、西土佐に移住して2年半造林作業に従事。その後仁淀川に戻り、カヌースクールとカヌー工房を開始。同時に森林組合に就職して、山仕事とカヌーの日々。冬は造林作業員、夏はカヌーイストっちゅう生活ながやと。

吉岡さんは、岡山出身。紙漉きをやりたいっちゅうことで、旧伊野町工芸村で学んだがやと。紙漉きは水と日当たりがこぢゃんと大事らしいがやけんど、冬でも朝早うから陽が照るがと水もえいっちゅうことで、10年前から谷相に移住。田んぼと畑を借りて、紙の原料や家族分の米や野菜をつくりゆうがやと。紙を漉けるがは冬やき、冬にむけての紙の仕込みの合間に農作業をしたりして暮らしゆうっちゅうがぜよ。

続いては、金銭面での田舎での暮らしはどうながかっちゅう質問。三浦さんは、当然収入が減るがは覚悟の上やったっちゅうことながよ。市内のサラリーマン時代の6割ばあやっちゅうがよ。そりゃあ覚悟の上で、自分のやりたいこと、自己実現のためやっちゅうがよ。自分は何が好きかっちゅうたらカヌーと答えるき。カヌーこそ自分の個性やと言いたいき、つくれたら凄いと思うて、カヌーづくりもするようになったっちゅうがやき。



吉岡さんも、貧乏の我慢比べみたいになるけんどっちゅうがよ。トラクター買うがはもったいないき、手で植える・・・それがツライゆうがやったらそれまでやと。切り詰めて切り詰めての生活を楽しめるばあの感覚がないとイカンっちゅうがよ。ちなみに谷相にゃあ、約70世帯が暮らしよって、そのうちIターンが15世帯、Uターンが7世帯やっちゅうがやき。昔っからそういう方々で成り立ってきちゅう地域やっちゅうがよ。困っちょったら助けてくれるっちゅうホスピタリティがある地域やっちゅうがぜよ。
迫田さんは、田舎が暮らしにくいたぁ思わんっちゅうがやき。田舎にゃあ仕事につかんとブラブラしゆう農家の長男らあがいっぱいおるっちゅうがよ。彼らを迫田さんは皮肉もこめて「田舎ニート」っちゅうて名付けたらしいがやけんど、都会の若者みたいに病んじゃあせんっちゅうがやき。彼らが何をしゆうかゆうたら、家の周りの草を刈ったり、たまにゃあ農作業を手伝うたりしゆうがやと。田舎にゃあ、お金を使わんようにする仕事は、山ほどあるっちゅうがやき。考えてみりゃあ、社会が用意してくれちゅう席に座ろうとするき、そっからあぶれるっちゅうがよ。視点を変えりゃあえいがやき。田舎の中で自然の中のもんを取り出して、変換さいてお金に変えることができりゃあえいっちゅうがぜよ。
また迫田さんは、Iターンした時にゃあ、マジに手持ちゼロやったがやと。けんど、田舎じゃあ貧乏は周りから見えるっちゅうがよ。正月の朝に玄関に雪の積もった米袋を見た時にゃあ、奥さんに「笠地蔵が来た〜!」と叫んだっちゅうがよ。「捨て子も村の育み」っちゅう言葉もあるように、最後にゃあ助けてくれる。確かに田舎にゃあ闇もあるけんど、そうやって自分は2年間は周囲に助けてもうたっちゅうがやき。ほんじゃき、何かお返しせにゃあちゅうことで、町の人や学生さんらあを集めて、彼らと交流しもって田んぼを山の上に向こうて開墾していったりしゆうっちゅうがぜよ。また迫田さんは、町の理論をぶつけるIターンUターン者はイカンっちゅうがよ。田舎のシキタリっちゅうか、仕組みっちゅうか、分かるまでにゃあ時間がかかるき、それまでは部落会らあに出ても発言せんようにしちょったっちゅうがやき。10年ばあ経って土地を買うて家を建てた頃、「こいつはもう逃げも隠れもせん」と思われてから、役職らあが回ってきたっちゅうがぜよ
。
吉岡さんは、日本の制度や学歴社会に反発して、海外生活経験もあるがやと。その上で、やっぱし日本がえいっちゅうがよ。中でも特に高知はえいと。何だかんだ言うたち生きていけるっちゅうがよ。昔の話を聞いたら、鰻やツガニが田んぼの中までウジャウジャおったっちゅうばあやき、いまでもそこまではないにしたち、食べてはいけるっちゅうがやき。
また、子供らあにどうやって高知の田舎暮らしの良さを伝えゆうかっちゅう点についちゃあ、吉岡さんは、高知は高知のまんまでえいっちゅうがよ。高知らしさは、田舎の泥臭い野性的な生活やと。ちんまい子供の頃から、大人が「こんな土佐が好きや」っちゅう、真から田舎暮らしを楽しみゆうがを見せちゃるのが大事ながやないかっちゅうがぜよ。
迫田さんは、炭と金網だっけ持って川に行くと。ほんで川で泳いで、自分の横を泳ぎゆうヤツが食えるっちゅうことを教えゆうっちゅうがよ。入り水の田んぼの米はツブはちんまいけんど、エネルギーがあって美味しい。ほいたらその貴重な米を食べるに電気釜はないやろと、赤土掘ってオクドを作って炊く。そんなところを見せよったら、子供らあの目が輝いて、感動しゆうのが分かると。高知県は経済も下から2番とか学力も下から2番とかで、お金がのうてアホっちゅう県やけんど、それがどうしたっちゅうがなと。それが高知やと。それでえいやいかっちゅうがぜよ。また迫田さんは、楽しむにゃあ努力せにゃあイカンっちゅうがよ。1日中汗かいて草刈りした後のビールがうまいみたいな。何でも突き詰めるっちゅうことながやき。こぢゃんとウマイ四万十川の天然鰻が手に入ったら、蒲焼きじゃもったいないと。ほいたらどうやったらまっとまっと美味しゅうに食べれるか。焼き方を研究しまくり、オリジナルの焼き器を作る。調理法も研究しまくる。そんな突き詰めること、モノの見方を教えるこたぁ、学校じゃち大事ながやないかっちゅうがよ。センスは教えられるっちゅうがやき。いま田舎にゃあ、全国の地域にゃあ、デザイナーが必要やと。将来地域のデザインをしていくような子供らあを育てていく仕組みが必要やないがかっちゅうがやき。将来自分の故郷に帰ってクリエイティブをすることが仕事になる。こういうことが大事やないかっちゅうがぜよ。
三浦さんは、まだ子供さんはおらんけんど、カヌー体験をさせちゃりたいっちゅうがよ。いっつもは、上からしか見たことがない川が、カヌーに乗って水面近くから見る風景はまったく違うと。流れに乗っていきゃあ、また景色は刻一刻と変わっていくと。流れが急なとこじゃあ、上下にも揺れる。そんな中で、川が一気に自分の体内にまで流れ込んでくるっちゅうがよ。そんな体験を子供ん時にしちょったら、出ていったとしたち、後ろ髪を引かれる思いを持つがやないかっちゃうがぜよ。
また迫田さんは、お金がかかるっちゅうことを見直すことも必要やないかっちゅうがよ。世の中が、便利になりゃあなるばあエネルギーは危のうなるっちゅうがやき。最後は原子力になるがよ。逆に遡りゃあ薪になるがやき。エネルギーに薪を使うっちゅうんは、今じゃあお金を払いとうなるばあの価値ながよ。何かこれまでの枠組みの中にゃあおさまらん、「そこに答えがあったがか〜!」みたいなことが、高知から発信できるがやないかっちゅうがぜよ。
3人のパネリストの方々からザッとこんなお話をいただき、こぢゃんと高知の宝に気づくことができたがやき。まっことありがとうございました。また、コーディネーターの大野さん、見事なコーディネート、ありがとうございましたぜよ。地元NHKさんも取材に来られちょったようで、拍手喝采でシンポジウムは無事終了したがやき。
その後はちくと休憩してから、会員の皆さんだっけ残っていただき、平成21年度総会を開催したがぜよ。
まずは清原先生の司会で始まり、成田副会長のご挨拶。続いては議長選出。理事長であるワシが議長を務めさいていただくことになり、審議を進めることになったがぜよ。


まずは会員の状況。平成21年3月31日現在、会員101名(一般会員84名、学生会員17名)、賛助会員14団体ながよ。昨年度の総会時の会員数が60名やき、こりゃまっこと、凄い発展しゆうと言えるがぜよ。興味がある方は、是非ご入会くださいや。ワシらあと一緒に、土佐を元気にする活動をしていきましょうぜや!
続いては平成20年度事業報告と収支決算報告と監査報告。平成21年度事業計画と収支予算案。全て無事ご承認をいただいたがよ。
お次は、役員の選出について。中内会長が退任されるっちゅうことで、名誉会長にご就任いただき、副会長の成田先生に新会長にご就任いただくっちゅう案らあで、理事会案通りでご承認いただいたがやき。続いては規約の改正についてで、こちらも理事会案通りご承認いただけたがぜよ。
こうして平成21年度総会は無事終了。この後は会場の後片付けらあをして、18時半から懇親会ながよ。ワシと成田新会長と原さんの3名は、ちくと先に懇親会場に向こうたがやき。場所はもちろん、土佐学協会といやあ「ちゃのま」(高知市廿代町15-19ダイアパレス追手前2F
TEL:088-802-3008)さん。今回パネリストをお願いした、迫田さんと三浦さんにもご参加いただき、11名にての懇親会やったがよ。ちなみに迫田さんにゃあ、土佐学協会にご入会もいただいたがやき。これからもよろしゅうお願い申し上げますぜよ!さて乾杯は、もちろん「土佐学協会」がプロデュースしたお酒「日土人(ひとびと)」ながよ。デザインは迫田さんやし、田植えやら酒造りらあに参加されちゅう方がおるもんやき、ウマイウマイ、こりゃ飲みやすいっちゅうてガンガンお酒が進むこと進むこと!「ちゃのま」さんで用意してもうちょった720ml瓶6本が、アッちゅう間にのうなってしもうて、1升瓶の「日土人」を酒屋さんに追加してもうて配達してもうたばあながやき。

とにかく、素晴らしい年報が完成し、素晴らしい大会も無事終了し、皆さんホッと一息で、お酒がいつもに増してウマイことウマイこと、進むこと進むこと!会話もこぢゃんと盛り上がり、気がつきゃあ11名(内1名は飲酒なし)で3升半ばあ飲んじょったがやき。
皆さん、まっことお疲れ様でした!心から感謝と御礼を申し上げますぜよ!
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司牡丹酒造株式会社
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