けんどサスガに、高速料金が1000円になってからのゴールデン・ウィークながよ。朝早うに出発するつもりがちくと出遅れてしもうたもんやき、予想通り大渋滞に巻き込まれてしもうたがやき。結局高知市内から2時間半ばあかかってしもうて、到着したがは既に11時半。海鮮売り場はほとんど何ちゃあのうて、スッカラカンやったがよ。
それでも何とか予約しちょった漁業体験だっけは、参加さいてもらえたがやき。漁船に乗ってちくと沖にある仕掛けを引き上げるがよ。いくつかの仕掛けのカゴを引き上げりゃあ、最初の何個かは何ちゃあかかってのうてカラ。おいおいと思いよったら、終いの方のカゴにゃあ渡りガニがかかっちょって、家族みんなあで大歓声ながよ！結局6匹の渡りガニらあが獲得できたがやき。
漁船の方にカニの名前を聞いたら、「ええと、渡りガニとあとは・・・まあ、カニよ！この辺のモンは獲れた魚介の正式な名前らあて知らんがやき！カニはカニぜよ！」とのこと。う〜ん、この大雑把さが、サスガ土佐の漁師っちゅう感じながやき。
漁業体験の後半は、上ノ加江漁協の2階で、獲れたエモノを料理してくれて食べさいてくれるがよ。カニ6匹だっけじゃ寂しいにゃあと思いよったら、何が何が豪華なこと！まあ見てちや！まずはイカやカツオらあのお刺身が、ハモの湯引き入りでドーン！続いては鯛飯と伊勢海老の味噌汁がドカン！さらにハモや車エビや山菜の天ぷらがズン！締め括りにゃあワシらあが獲ったカニが茹でられてズドン！こりゃもう家族みんなあで狂喜乱舞ながぜよ！
ちなみに5月1日から8月いっぱいは、伊勢海老は禁漁期間やき獲られんらしいがやけんど、それ以外の時期やったら伊勢海老も結構獲れるがやと。4月に来られた家族は伊勢海老を20匹ばあ獲って帰ったっちゅうきスゴイがよ。知らんかったけんど、いつじゃち予約すりゃあ漁協体験はできるみたいながぜよ。
けんど、カゴを引き上げただっけたぁ言うたち、自分らあが獲ったエモノやきに、そりゃただのカニやないがよ。みんなあで無言で黙々と、世界一うまいカニをシャブリ尽くしたがやき。
ワシらあが食べ終わる頃、酔っ払うた漁協の組合長さんがご挨拶に来てくださり、漁業体験やったら上ノ加江じゃっちゅう自慢話や漁協の将来らあについて、頼みもせんにアツうに語ってくださったがよ。けんど、こりゃ確かに美味しゅうて、素晴らしい漁業体験やったき、自慢するばあのこたぁあるがやき。まっこと、上ノ加江漁協の皆さんにゃあ、感謝感謝ながよ。ありがとうございましたぜよ！
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