2009年07月03日

モノづくり推進会議「KANSEIカフェ」で講演ぜよ!

 昨日の7月2日(木)は、ワシがこぢゃんとお世話になっちゅう小阪裕司先生(http://www.kosakayuji.com/)に依頼され、モノづくり推進会議(http://www.cho-monodzukuri.jp/)の主催する「KANSEIカフェ」で講演してきたがぜよ。


 モノづくり推進会議じゃあ、感性価値の観点からモノづくりを考える場として、異業種交流会「KANSEIカフェ」を経済産業省、九州大学、人間生活工学研究センターらあと連携して開催しゆうがやき。


 「KANSEIカフェ」は、企業や大学らあの方をゲストスピーカーとして招き、講演内容をもとに感性価値のあり方を考える場として、様々なバックグラウンドを持つ方に参加してもうてきたがやと。


 ほんで今回は、小阪先生をコーディネーターに、ゲストスピーカーとしちゃあ、司牡丹のワシと積水ハウス株式会社(http://www.sekisuihouse.co.jp/)総合住宅研究所サステイナブルデザインラボラトリーの木村文雄所長さん。


 タイトルは「売れるモノづくり現場の感性力・・・売れるモノづくりと売れる売り方 〜いかに消費者の感性価値を生み出すことができるか〜」。2009.7.3会場の様子会場の様子2


 まっこと、こんなタイトルでワシらあが講演してえいがじゃろうかっちゅうばあの、なかなかのタイトルながよ。


 また、最初はこの異質なゲストスピーカーの組み合わせで、大丈夫やろかと思うたがやけんど、まあコーディネーターが百戦錬磨の小阪先生やき、安心ちゅうたら安心ながぜよ。


 まずは開始1時間前の15時から、会場の銀座フェニックスプラザにて打ち合わせ。


 モノづくり推進会議事務局を担当されちゅう日刊工業新聞(http://www.nikkan.co.jp/)さんによりゃあ、今回はこぢゃんと好評で、50名募集のところに70名を越える応募があって、嬉しい悲鳴やっちゅうがやき。


 あんまり人数が多いきに、当初予定しちょったグループ討論が中止になったばあながよ。


 さて16時から、まずは日刊工業新聞の部長さんのご挨拶と、ワシらあの紹介で開会。2009.7.3開会ご挨拶


 最初はワシの30分の講演ながよ。


 『「酒・単品」から「酒・コーディネート」へ!あらゆる場面で動機づける!』っちゅう内容で、話さいてもうたがやき。


 司牡丹の歴史や文化、日本酒業界の推移と現状、日本酒の「価値メッセージ」を伝える司牡丹の様々な活動、「酒モノ・単品」から「酒コト・コーディネート」へ、「動機づけ」の徹底、海外日本酒事情と「世界のSAKE」へ・・・っちゅう感じで、ザーッとお話しさいてもうたがぜよ。


 続いては、積水ハウスの木村所長さんのご講演。木村さん講演スライド


 『「経年美化」をめざして〜サステイナブルデザインラボラトリーの取り組み〜』っちゅう演題ながよ。


 サステイナブルデザインラボラトリーっちゅうんは、できるだっけ化石燃料に頼らいで自然のエネルギーをうまいこと活用することで、地球に優しい環境共生住宅のカタチや、それに合うた生活の仕方について研究するために、東京都国立市に建てられた、積水ハウスさんの実験住宅ながやき。


 従来のモデルハウスじゃのうて、実際に住宅として住めるようになっちょって、ここで見学会を開いたり、様々な実験をしたりしゆうがよ。


 住まいの形を工夫することで、太陽熱を直接取り込めるようにしたり、風をうまいこと取り入れることができて、空調機器をできるだっけ使わんで済むような設計方法(パッシブデザイン)を追求しゆうがやと。


 また、先人の知恵である「日本古来の暮らし方」から学びもって、「経年美化」(月日を重ねて美しゅう味わいが増す)をコンセプトに掲げ、サステイナブル社会に相応しい住まいのあり方を研究しゆうっちゅうがぜよ。


 続いては小阪先生からの話題提供。小阪先生話題提供


 ワシらあの話を受けて、いかに消費者の感性価値を生み出すことができるかっちゅうお話をされたがやき。


 「買いたいか、買いとうないか」っちゅう「情動」の高いハードルと、「買えるか、買えんか」っちゅう「理性」の低いハードルがあって、


 どうやってその2つのハードルを越えていくかっちゅう内容やったがよ。


 ちなみに「買いたいか、買いとうないか」っちゅう「情動」についちゃあ、不況は関係ないっちゅうがやき。


 ほんで、「情動」+「理性」の統合的な働きが、「感性」やっちゅうがぜよ。


 その後は、ちくと休憩をはさんで、その間に皆さんからの質問をポストイットに書いてもうて、


小阪先生の進行で、意見交換をしたがやき。


 質問の中に、積水ハウスさんの実験住宅で、司牡丹の旬のお酒と旬の食を楽しむ会を開催したらどうかっちゅう意見があったがよ。


 実は、木村所長さんのお話の中に、例えば夏やったら、日差しをいかにさえぎるか、風の通りをいかにようするかとか、冬やったら、いかに日射を取得するかとか、


 日本の四季に合わせて、いろいろ変えられるような設計になっちゅうっちゅうお話があって、


 休憩時間中にワシと木村所長さんで、是非実験住宅で、司牡丹の季節を楽しむ会ができりゃあ、こりゃ絶対に面白いっちゅう話をしたばっかしやったがやき!質問



 小阪先生も、そりゃあ面白いっちゅう話になって、是非実現させたらえいっちゅうことで、素晴らしいオチで、今回の「KANSEIカフェ」は無事終了したがぜよ。


 その後は、会場の部屋を変えて、有志の40数名が残られ、18時半から交流会ながよ。


 もちろん司牡丹のお酒や仕込水も楽しんでもらいもって、飲んで食べてこぢゃんと語り合うて、まっこと盛り上がったがやき。交流会


 ちなみに今回のお酒は、「司牡丹・土佐宇宙酒・宇宙龍」(純米吟醸酒)、「司牡丹・生鮮酒〈夏〉零下貯蔵生酒」(純米生酒)、「船中八策」(超辛口・特別純米酒)、「司牡丹・永田農法純米酒」(純米酒)の4銘柄で、どれも皆さんに大好評やったがぜよ。


 当然のように、ワシと木村所長さんと小阪先生は、皆さんに囲まれて、名刺交換や質問攻め!


 結局ワシらあ3人は、司牡丹を飲むばあで、ほとんど食べるヒマはなかったがやき。


 けんど、皆さんからは「こぢゃんとえいヒントになった」っちゅう悦びの声を足るばあいただけ、また、「司牡丹のファンになった」っちゅう声まで頂戴し、まっこと有り難いことながよ!


 ご参加いただきました皆様、まっこと有り難うございました!感謝感謝ぜよ!


 その後は、小阪先生と日刊工業新聞の皆さんらあと、2次会、3次会と、さらに盛り上がったがは言うまでもないがよ。


 小阪先生からは、いろいろご指導もいただけ、まっこと有り難うございました。心から御礼申し上げます!


 また日刊工業新聞の皆様にも、心より御礼申し上げますぜよ!





土佐の高知の日本酒蔵元「司牡丹」の公式ホームページは、こちらをクリック!
司牡丹酒造株式会社

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