昨日の7月9日(木)は第2木曜日やき、高知新聞文化教室(http://www.kochi-sk.co.jp/bunka/)でワシが受け持っちゅう、「土佐酒道入門」(〜楽しい日本酒教養講座〜)やったがぜよ。
ちなみにこの講座についての詳しゅうは、ブログカテゴリー「土佐酒道入門」をご参照くださいや。
ほんで昨夜は18時から、第19期生全6回の第4回目の講座で、今回はちくと欠席者が多うて、18人中出席者は11人やったがやき。
講座内容は、「日本酒基礎知識〈PART.2〉」(「米・水・技・風土・そして心」、日本酒の個性、土佐酒の個性)っちゅう内容やったがよ。
まずは19時過ぎばあまで、第1部の講義。以下のような内容をお話さいてもうたがやき。
【1】日本酒の個性
〈1〉「米・水・技・風土・そして心」
〈2〉各地の日本酒
【2】土佐酒の個性
【3】「名酒」とは
〈1〉「地酒」と「名酒」
〈2〉「名酒」の条件
次に後半の第2部は、20時半頃まで、「利き酒講座」。
生徒さんの皆さんからリクエストのあった、全国の地酒の利き酒やったがよ。ちなみに今回の出品酒は、以下の通りぜよ。
(1)「〆張鶴・吟撰」(吟醸酒)〈宮尾酒造・新潟県〉
(2)「綾菊・国重」(純米吟醸酒)〈綾菊酒造・香川県〉
(3)「篠峯・夏吟」(吟醸無濾過生酒)〈千代酒造・奈良県〉
(4)「ゆきの美人」(純米吟醸酒)〈秋田醸造・秋田県〉
(5)「花垣・純米超辛口」(純米酒)〈南部酒造場・福井県〉
(6)「司牡丹・生鮮酒〈夏〉零下貯蔵生酒」(純米生酒)〈司牡丹酒造・高知県〉
(7)「作(ざく)・恵乃智」(純米酒)〈清水醸造・三重県〉
前半4つは吟醸系、後半3つは純米系ながよ。
今回もなかなか個性的なお酒がズラリやって、まっこと面白かったがやき。
特に「作」の優雅な香りとシッカリした味わいのバランスの良さが、なかなか好評やったがぜよ。
また、「花垣」の古酒っぽい香味は、意見が真っ二つに分かれるばあ個性的やったがやき。
さて、一通り利き酒を終えりゃあ、皆さんお待ち兼ねの酒肴タイムながよ。
今回は、ご近所の「ひろめ市場」で買うてきた、ちくと珍しい珍味、「フカの皮のヌタかけ」ながやき。
なかなか強烈な風味のフカとヌタやき、こりゃ当然ガツンと来るばあ個性あふれる肴ながよ。
まっこと、今回の酒の中で一番個性的な「花垣」やち、普通の酒にしか思えんばあ、強烈な風味のお料理やったがやき。
ほんで今回は飲みもって、ちくとワシから皆さんに質問さいてもうたがよ。
「お酒についてやったらどんな願いやち叶えてくれるお酒の神様がおったら、何をお願いしますか?」
生徒の皆さんに、紙に書いて出してもうたがよ。
以下の通り、なかなか興味深い「願い」が集まったがやき。
「一蔵一つでえいき、全国の蔵元の酒を飲みたい。」
「世界の色々な酒を飲みたい。ホンマはお酒と食べ物の相性も知りたい。お酒は食べ物があってやと思います。高いからえいとは思いません。」
「愛すべき酔っぱらいが愛される世の中に戻してほしい。」
「飲んでも病気にならんようにしてほしい。酒を飲むことを理解してもらいたい。」
「ナンボ酒を飲んだち、何時まで飲んだち、二日酔いにならんと、いつまでも飲んでおれるようにしてもらいたい。」
「種々の肴を味わいもって酒を楽しみたい。」
「自分に一番おいしいと思える酒を教えてほしい。」
「付け替える肝臓がほしい。」
皆さんなかなかの「願い」ばっかしで、こぢゃんと今後の参考になったがぜよ。
さて、文化教室終了後は、生徒さんの有志で残ったお酒をぶら下げて、いつものご近所「花鶴」(高知市本町3-2-45 TEL:088-872-3321)さんで宴会ながよ。
今回の課外講座(ようするに宴会)参加者はワシを含めて7名。
今が旬の岩牡蠣やハモの天プラらあをいただきもって、アッチコッチのお酒を飲み比べりゃあ、いっつも以上にこぢゃんと盛り上がったがよ。
途中から、「花鶴」さんのご主人刈谷さんも参加され、飲み比べ、酒談義、食談義に花が咲いたがやき。
今回も課外講座(宴会)にご参加いただきました皆さん、まっこと楽しい一時をありがとうございましたぜよ!
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司牡丹酒造株式会社