「とかく物事にゃあ明暗の両方面があるがよ。ワシゃあ光明の方面から見たいがやき。そうすりゃあ、おのずから愉快な念が湧いてくるがぜよ。」(新渡戸稲造)
確かに何じゃち、物事にゃあ明暗の両面があるがよ。
人の性格やち、「無神経」っちゅうたら「暗」やけんど、「おおらか」っちゅうたら「明」になるがやき。
おんなじ性格やち、「暗」に取るか「明」にとるかで、全然違うてくるがぜよ。
つまり欠点っちゅうんは、「暗」の方から見ただっけのもんで、
「明」の方からみりゃあそりゃあ長所やっちゅうことながよ。
ビジネスにおいてやち、人生においてやち、
こぢゃんと大変なピンチに陥って、
ほんで何とか頑張ってそのピンチを解決して、
後から考えりゃあ実はそのピンチがきっかけで、チャンスをつかんじょったらあてことがあるろうがよ。
ほいたらどんなピンチやち、「暗」から見りゃあただのピンチやけんど、
「明」から見りゃあそりゃあチャンスやっちゅうことながやき。
新渡戸稲造さんのおっしゃる通り、
ワシらあもできるだっけ、物事を「明」の方面から見たいもんじゃのう。