2009年08月04日

平成20酒造年度・司牡丹「のみきり」ぜよ!

 7月31日(金)は司牡丹社内の、平成20酒造年度の「のみきり」やったがやき。


 こりゃあ冬から春にかけて醸造したお酒の保存状態や品質をチェックするために、全てのお酒の貯蔵タンクのノミをきって(タンクの口を開けること)、ひっとつひっとつ夏場に利き酒するっちゅう、酒屋の伝統的な社内行事のひとつながよ。


 「ノミ」を「きる」き、「のみきり」ながぜよ。


 今年は、タンク貯蔵の日本酒53本と、平成9酒造年度からの長期熟成酒用の日本酒10本、瓶貯蔵の日本酒20種類とで、日本酒合計80本やったがぜよ。普通酒〜本醸造酒純米酒〜古酒瓶詰め貯蔵酒













 加えて、焼酎が38本、柚子リキュールが7本あるがやき。リキュール2009.8.4焼酎














 これらあ全てを、会長やワシや、社員の何名かで利き酒して、チェックしたがやけんど、数があるだっけにこれがなかなかシンドイがよ。


 現時点での今年の司牡丹の全体的な特徴は、例年よりかスッキリ系やった昨年度よりかは旨みがのった感じで、それでいて重た過ぎることものうて後口のキレもえい、旨みとキレのバランスのとれた酒っちゅう感じやったがやき。


 今年特にワシが気に入ったがは、まずは普通酒の「土佐司牡丹・生貯蔵酒」。


 これが、価格は安いがやけんど、普通酒たぁ思えんばあ香りもフルーティでバランスも良うて、ワシのイチオシながよ!


 もうひとつは、やっぱし超辛口の特別純米酒タイプ。


 「船中八策」や「自由は土佐の山間より」らあの、司牡丹の人気の中心銘柄の酒質とあって、やっぱしこのクラスは、最も司牡丹らしい膨らみと抜群のキレの良さを誇る、料理の美味しさを倍増さいてくれる酒質ながぜよ。のみきり風景



 ちゅうことで、今年の「のみきり」時点の司牡丹は、どのお酒もこぢゃんと香味のバランスがとれちょって、全体に高レベルに落ち着いちゅうがやき。


 今年の司牡丹も、例年以上に「どれを飲んだちハズレがない!」と言うていただけるはずやき、皆さんも是非安心してお召し上がりくださいや!











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司牡丹酒造株式会社

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