「人生は捨てたもんじゃないがぜよ。」(紀野一義)
こぢゃんとシンブルで、ある意味よう聞くような言の葉ながやけんど、
自分がホンマにつらいとき、ホンマに悲しいとき、ホンマに試練のとき、ホンマにドン底のとき、
このシンブルな言の葉が、どれっぱあ救いになることやろう。
自分らあよりかまっとまっと、こぢゃんとつらい目に、こぢゃんと悲しい目に、こぢゃんと試練に、こぢゃんとドン底になった経験をしたことがある先人らあが、
それでも「人生は捨てたもんじゃない」っちゅう境地に達しちゅうがぜよ。
「朝の来ん夜はない」、「嵐はいつまでも続かん」、「冬の次は春が来る」っちゅうことながよ。
ほいたら、いつか今の自分を振り返ってみて、「あんときゃあつらいと、悲しいと、試練やと、ドン底やと思いよったけんど、いま思やあ、そんなときがある意味懐かしいがやき。あんときがあったき、いまの自分があるがかもしれんのう。」っちゅうて心から思えるときが、きっと来るはずながぜよ。
「人生は捨てたもんじゃない」・・・どんなときやち忘れとうない、まっこと素晴らしい言の葉やと思わんかよ。