老舗日本酒蔵元｢司牡丹｣社長が語る裏バナシblog　｢口は幸せのもと！｣

「自分一人で石を持ち上げる気がなかったら、二人ががりやち石は持ち上がらんがぜよ。」(ゲーテ)


お神輿を担いだこたぁないかよ？


巨大なお神輿やち、大勢で担ぎゃあ、一人一人の重さはたいしたこたぁないがよ。


けんど何かの拍子に自分と反対側の人がちくと手を抜きゃあ、突然自分のくに物凄い重量がズッシリかかってきて、悲鳴をあげたりすることがあるがやき。


これが二人で石を持ち上げる場合やったら、一人がチビッとやち楽しょうと手を抜きゃあ、石は持ち上がらんっちゅうことながよ。


考えてみりゃあ、仕事やちこれと一緒ながやき。


どんな仕事やち、一人だっけの力でできるもんじゃないがよ。


その仕事に関わるみんなあ一人一人が、自分一人やちその仕事を成し遂げちゃるっちゅうばあの気概で事にあたらんかったら、


誰かがどっかで手を抜くことになって、ほいたら誰かにいらん負担をかけることになり、仕事の達成が難しゅうなったりするもんながやき。


仕事は一人でやりゆうがやない。みんなあでやりゆうがよ。


ほんじゃきこそ、一人一人が自分一人やちその仕事を成し遂げちゃるっちゅうばあの気概で事にあたらにゃあイカンっちゅうことながやき。


それでこそ、巨大な石も、お神輿も持ち上がり、仕事も成し遂げることができるがぜよ。