今回は、ワシのマーケティングのお師匠さんでもある小阪裕司先生(http://www.kosakayuji.com/)の最新刊、『「買いたい!」のスイッチを押す方法』〈〜消費者の心と行動を読み解く〉(小阪裕司著 角川oneテーマ21 2009年11月10日発行 705円+税)をご紹介しますぜよ。
この新書版の書籍は、静岡大学客員教授でもあり、日本感性工学会理事でもある小阪先生が、マーケティング理論・脳科学・感性工学らあの最先端の様々な知見をもとに、消費者の心と行動を読み解き、「買いたい!」を創り出す方法を明かしたもんながよ。
ほんじゃき、どんな仕事をしゆう人にやち、必ずこぢゃんと参考になる内容やし、
200ページ足らずばあの薄い本やけんど、これが740円で買えるっちゅうんは、こりゃまっこと凄いことながやき!
この本の内容のほんの一部をチビッと使うただっけで、740円分の1万倍ばあはスッと稼げるろうき、
これっぱあ費用対効果の高い投資は、なかなかないと言えるがぜよ!
詳しい内容についちゃあ、是非お読みいただきたいがやけんど、ちっくとだっけ、ご紹介しちょきましょうか。
小阪先生は、『消費者は「未来の私」を買う』っちゅうがよ。
モノがない時代は、車や家らあを所有するっちゅう「haveing」の消費をしよった消費者が、
世の中が豊かになるにつれて、何をするかっちゅう「doing」の消費に向かい、
モノがあふれすぎて特に欲しいもんがないっちゅう今の時代は、さらに「being」の消費に向かいゆうっちゅうがやき。
「being」たぁ、「存在そのものの価値感覚や生きがいとかっちゅうようなもんで、満足して生きる基本となる部分」、つまり「自分は何者か」っちゅうことへの問いながよ。
言い換えりゃあ、「自分で大好きやと思える『私』にゃあどうすりゃあなれるがか」っちゅうことながやき。
つまり「being」の消費たぁ、理想的な「未来の私」を買うっちゅうことながぜよ。
こう書きゃあ、何か難しいことみたいに聞こえるろうけんど、小阪先生は様々な事例を挙げて、こぢゃんと分かりやすう解説してくれちゅうがやき。
例えば、ある店で定価210円の模型飛行機を売りよったがやと。
昔っからある、手作りで組み立てて、ゴム動力のプロペラで飛ぶ模型飛行機ながよ。
以前からズ〜ッと店頭に置いちゃあったらしいがやけんど、あんまり売れる商品やなかったがやと。
けんど、正月が近づいてきたある日、店主はふと思いつき、その商品にこう書いたPOPを貼ったっちゅうがやき。
「お正月に、飛ばさいで、いつ飛ばす?
大人の威厳を示す手作り飛行機」
ほいたら、店に来る人来る人が買い求め、ヒット商品になったっちゅうがぜよ!
こんなささやかな事例やち、「being」の消費ながよ。
つまりお客様が買うたがは単なる模型飛行機じゃのうて、お正月に子供と一緒に川原らあで模型飛行機を飛ばして楽しむっちゅう、未来の「私」を買うたっちゅうことながぜよ!
ほんで、小阪先生は言うがやき。
『ほいたら売り手は、自社のお客さんの未来を描き、そこに自社の商品、モノやサービスをシンクロさせにゃあならんがよ。ほんで、お客さん自身ですらも描いていない彼らの未来を提示し、ラジオの周波数を合わせるように彼らの「今」と「未来」をチューニングしてあげるがぜよ。』
『モノやサービスを提示するだっけで売れる時代は終わった。これからのビジネスパーソンは、未来を売る行為の中にモノやサービスを埋め込み、自分なりにシナリオを示すことでお客さんを買う気にさせにゃあならん。』
まっこと、この部分だっけやちこぢゃんと学びになって、自分のビジネスの未来にこぢゃんと光明が見えて来やあせんかよ?
『「買いたい!」のスイッチを押す方法』・・・まっこと、あらゆるビジネスパーソン必携の本ながぜよ!
「買いたい!」のスイッチを押す方法 消費者の心と行動を読み解く (角川oneテーマ21)
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