「男子はすべからく酒間で独り醒めちゅう必要があるがよ。けんど同時に、大勢と一緒に酔態を呈しちゅうべきながやき。でなけりゃあ、この世で大事業は成せんぜよ。」(坂本龍馬)
今年最後のブログ、今年最後の「言の葉」は、やっぱし龍馬さんしかないがやき。
しかもこの「言の葉」は、酒豪で1升半ばあ飲んだっちゅう龍馬さんが、酒席でのことを語っちゅうがぜよ!
確かに龍馬さんのおっしゃる通り、男子たるもんは、酒に飲まれて正体をなくすようじゃあイカンきに、醒めた部分を常に意識しちょかにゃあイカンがよ。
けんど、せっかくの酒席で独り醒めた態度でおったら場がしらけてしまうきに、みんなあと一緒になってバカ騒ぎもせにゃあイカンがやき。
この一見矛盾しちゅうことを酒席で同時にできんようじゃあ、この世で大事業を成すこたぁできんと、龍馬さんは断言するがぜよ!
ちなみにワシらあ酒造業の人間も、酒席でこれとおんなじようなことが求められちゅうがやき。
酒席で醒めた目を持って場の空気を読みもって、かつみんなあと一緒に楽しい酒を酌み交わしもってバカ騒ぎもする。
酒造業やのうたち、そういうことができる人が、大勢の心を掴むことができて、大事業も成すことができるっちゅうことながぜよ。
さて、いよいよ平成21年も残り数時間。
読者の皆様、今年も1年間、まっことありがとうございました!
新年、平成22年の「龍馬YEAR」も、ワシのブログと「司牡丹」を、何とぞよろしゅうお願い申し上げますぜよ!