「なんの浮世は三文五厘よ。ぶんと屁のなるほどやってみよ。」(坂本龍馬)
まっこと龍馬さんらしい、ユーモアあふれる文章やと思わんかよ。
世の中らあて三文五厘ばあのこんまい値打ちしかない、大したことないもんじゃき、何ちゃあ恐れるこたぁないきに、こぢゃんと思いっきりやってみいや!
そんな龍馬さんの大志あふれる肉声が、まっこと聴こえてきそうながやき。
ちなみに龍馬さんは他にも似いたような、こぢゃんとユーモアあふれる手紙の文章を残しちゅうがやき。
「さてもさても、人間の一世は合点のいかぬは元よりの事、運の悪いものは、風呂より出でんとして、きんたまをつめわりて死ぬるものもあり。それと比べて私などは、運が強くなにほど死ぬる場へ出ても死なれず・・・」
この有名な「きんたまの手紙」も、まっこと表現がユーモアにあふれちょって、こぢゃんと笑えるがよ。
龍馬さんは、人の心をつかむ達人、人たらしの名人とも言われるがやけんど、結局このユーモアあふれる表現力が、人と接した時に強みになったがやないろうかのう。
周りのもんが放っちょけれん、助けとうなるような人間的なかわいらしさや何ともいえん魅力を持っちょったきこそ、天下の大事を成すことができたと言えるかもしれんがやき。
最近不況が深刻化すりゃあするばあ、お笑いがブームになりゆうろうがよ。
世の中が深刻な状態の時にこそ、ユーモアが必要とされるがかもしれんがやき。
どんなにシンドイ時やち、常にユーモアを忘れんと、「ぶんと屁のなる」ばあやってもうぜよ!