2010年03月15日

平成22年度日本名門酒会メーカー会議ぜよ!

 3月12日(金)は13時半から、新宿の京王プラザホテルにて、平成22年度日本名門酒会メーカー会議やったがぜよ。メーカー会議開会


 日本名門酒会(http://www.meimonshu.jp/)に加盟する、全国75社91人っちゅう日本酒・本格焼酎・泡盛らあのメーカーが一堂に会し、年に一度の最大の会議を開催したがよ。


 まずは日本名門酒会本部長・(株)岡永の飯田社長さんの開会のご挨拶。


 続いては藤井統轄部長さんより、平成21年度市況と活動報告。


 酒類にとっての市況は相変わらず悪うて、日本名門酒会にとってもこぢゃんと厳しい結果やったっちゅう報告やったがやき。


 お次は飯田社長さんから、平成22年度日本名門酒会基本方針の発表ながよ。2010.3.15飯田社長


 まずは、『デフレっちゅうんは「なる」がやのうて、小売業らあが自ら創り出しゆうがや!』っちゅうお話。


 また、「日本は小売業の売上げ上位をCVSが占めちゅう不思議な国。他の国はDSが上位が当たり前。こんな国は他にない。日本は価格だけやないっちゅう証拠!」っちゅうお話らあもあったがよ。


 ほんで、本年度のテーマを「強みの上に己を築け!」として掲げられ、ほいたら日本名門酒会の強みは何かっちゅうて、以下の2つを挙げられたがやき。


 ●35年かけて築き上げ、磨き上げてきたネットワーク。


 ●全国各地のそうそうたる銘酒蔵元。


 ほんで、ストレートに言うてしまうならと前置きされて、「こういう時代に何もせんっちゅうことは許されん!」っちゅうて一喝!


 各メーカーにゃあ、自らの強みはどこにあるかをシッカリと把握し、それをベースにして、何をするかを考えてほしいっちゅうて強うお願いされたがやき。


 ほんで、日本名門酒会の全国約1800店の加盟酒販店さんの中身も変わってきゆうと指摘。


 いま「日本酒を売りたい!」と思うちゅう加盟酒販店さんがこぢゃんと多いきに、「売るネタがありゃあドンドン食らいついてくるき、必ず売れる!」っちゅうて断言されたがぜよ。


 続いては石木さんから、平成21年度の営業報告と平成22年度の目標について。


 その後はちくと休憩をはさんで、今期の企画について。


 まずは企画の森さんから、「品質の傾向を考える」と題して、「より激しくなる地域間競争」っちゅうお話と、「変化し始めた志向」っちゅうお話、さらに「商品のクレーム」についてのお話があって、さらに「新規主要企画」についてのお話があったがよ。


 お次は宮本さんから、今期の「一年52週の生活提案」について。


 朝倉さんからは「これからの酒販店に欠かせない食品の展開」について。


 ほんでまたちくと休憩をはさんで、田村さんから「立春朝搾り」の報告があったがやき。立春朝搾り報告
 

 平成22年度の「立春朝搾り」は、この不況の中、前年より2蔵少ない37蔵での開催やったにもかかわらず、前年対比112%で16万6千本(720ml換算)がたった1日で販売されたっちゅうがやき、まっことスゴイことながぜよ!


 続いては臼倉さんから、SNS「日本酒天国.com 報告」(http://nihonshutengoku.com/)。


 さらに(株)ワールド・カフェ代表の笠原さんから、「SNSから見た消費者動向とその活動」っちゅうお話があったがよ。


 その後は「蔵元の活動事例報告」。


 まずは「真澄」の宮坂社長さんから、「オリジナル小瓶の新展開」のお話。


 続いては「新政」の佐藤専務さんから、「定番革新」について。「新政」佐藤専務発表


 お次は「出羽ノ雪」の渡會専務さんから、好調の「ウチ飲み純米酒」について。


 さらに「天盃」の多田社長さんから、『21年ぶりの新商品「オレンジラベル」』についてと、「瑞泉」の具志堅常務さんから「美ら三合ビン・プロジェクト」についてが語られたがやき。








 ほんでラストは、日本料飲ビジネス研究会(http://www.ryouin-sake.jp/)の友田晶子さん(http://www.akikotomoda.com/)から、「旅館に美味しい日本酒を!」っちゅうお話があったがよ。友田さん発表


 確かに、いま全国の旅館ばあ、日本酒についての意識が低いくはないっちゅうばあの状況ながやき。


 この会の活動が全国の旅館に広がるこたぁ、日本酒業界にとったちこぢゃんとありがたいことながよ。


 こうして18時、4時間半におよぶメーカー会議が、無事閉会となったがやき。


 その後は会場を変えて、みんなあで懇親会ながよ。


 「新政」の佐藤専務のご発声で乾杯して、盛大な懇親会がスタートしたがやき。2010.3.15乾杯


 あとはみんなあで、飲んで食べて語り合うて、こぢゃんといろんな情報交換もできて良かったがよ。2010.3.15お酒ズラリ2010.3.15懇親会風景
















 まだまだ日本酒業界は底が見えん低迷状態やけんど、ここに来ていままでにないばあいろんな方面から、いろんな企画やいろんな応援が出現し始めたっちゅう感じながやき。


 日本酒全体は難しいにしたち、少のうたち名門酒についちゃあ、必ずや大復活を遂げるろうと、何とのう確信みたいなもんを感じた、そんな1日やったがぜよ。






土佐の高知の日本酒蔵元「司牡丹」の公式ホームページは、こちらをクリック!
司牡丹酒造株式会社


この記事へのトラックバックURL

この記事へのコメント
ご無沙汰して居ります〜。

先々日、N村屋弐代目から色々話を聞きました。
弐代目は自分の志を持って名門酒から脱藩。
今まで店頭に冷えていた数々の日本酒が呑めなく
なった事は痛手。
司牡丹もしかりで。。(コレは何とかならぬものかと。。)

それでも弐代目の志を見守って応援して行きたいと
思って居ります。
(あ〜まっこと今年も試飲会やって欲しいぜよ。)

話は変わり。。。
名古屋市熱田区の土佐料理龍馬は3回行った事
あるのですがその時のお話。
竹村社長のお話したら家紋の話になって。。。
女将さんと云うか北川村出身の旦那さんは「竹村姓」
だったんですね!!。
名刺も頂いてビックリしました。

龍馬伝。
土佐が熱くなって来ました。
益々楽しみです。
Posted by 才谷龍之慎。 at 2010年03月15日 19:53
才谷龍之慎さん、コメントありがとうぜよ!
N村屋さんは、まっこと残念ながやき。実は昨夜も東京にて、名門酒会の営業の方と、「N村屋さんみたいなお店が辞めてしまうような名門酒会じゃイカン!もったいない!」っちゅう話をしたばっかしながよ。まっことワシも何とかしたいがやき!
是非機会をつくって名古屋にも行きたいきに、その折はよろしゅうお願い申し上げますぜよ!
Posted by 竹村昭彦 at 2010年03月16日 08:21
この二月から読ませていただいております。

ささやかな話題ですみません、コンビニに置いてあるカップ酒は例えば近所のミニストップだと○関が多いですね。そのほかのも置いてありますが種類が少ないです。大体数種でしょうか。小田急のキオスクだと店によっては全国の地酒のカップ酒10種くらい。これは結構楽しみです。

大手酒造会社の営業力が強いせいだと思いますがこういう名門酒造会のような団体が窓口となってコンビニのバイヤーにも売り込むのも手だと思います。いつも同じ銘柄では買う気もおこりません。常時店頭に並べるのが無理であれば期間限定で銘柄を変えるとか工夫がほしいところです。
失礼いたしました。
Posted by あさごはん at 2010年03月16日 15:11
ほんと、誰よりも日本酒をもっと広めて行きたいと
思っている弐代目の行動力は凄いもんです。
「もったいない、惜しい」でしょうね。

舶来物の酒類も良いのですが、まずは日本の良い酒。
日本人なのに日本の文化を知らなさ過ぎ。。

龍馬さんがこれだけ世に広まったんで、
同じくらい広めて広まって欲しいものです。

是非、尾張藩へ〜。


週間ポスト見させて頂きました。
Posted by 才谷龍之慎。 at 2010年03月16日 21:50
あさごはんさん、コメントありがとうぜよ!
また、2月からワシのブログをご覧いただきゆうようで、重ねて御礼申しあげます。
確かにおっしゃる通り、コンビニの日本酒はまだまだ面白うないのう。ワシらあ地酒メーカーも、まっとまっと頑張らにゃあイカンがよ。
Posted by 竹村昭彦 at 2010年03月17日 13:09
才谷龍之慎さん、再びコメントありがとうぜよ!
また週刊ポストをご覧いただき、重ねて御礼申し上げます。
まっこと、弍代目たぁ、またジックリ語り合いたいがやき。是非必ず尾張藩を訪ねさいていただきますきに!
Posted by 竹村昭彦 at 2010年03月17日 13:14