2010年03月20日

幸せの言の葉〈350〉

「すこしエヘン顔して、ひそかにおり申候」(坂本龍馬)


龍馬さんが乙女姉やんに宛てた、こぢゃんと有名な、通称「エヘンの手紙」の一節ながよ。


天下無二の軍学者勝麟太郎(勝海舟)先生の門人となって、こぢゃんと可愛がられゆうっちゅうことを伝え、それを「ちくとひそかに自慢顔でおるがぜよ」と、素直に気持ちを伝えちゅう手紙ながやき。


さらに手紙の締め括りにも、「なおエヘンエヘン、かしこ」と、こぢゃんと天真爛漫に自慢しちゅうがよ。


まっこと、いかにも龍馬さんらしい、ストレートでユニークな文章やと思わんかよ!


けんどちくと考えてみりゃあ、人間にゃあ絶対に誰にやち、師と呼べるような人が必要ながやき。


最近じゃあメンターとかゆう言葉も流行っちゅうけんど、ワシゃあやっぱし「師」とか「師匠」とかっちゅう表現のほうが好きながよ。


「自分は運悪う師と呼べるような人との出会いらあなかった」らあて言いよっちゃあイカンぜよ!


師と呼べるような人にゃあ、誰やち出会うちゅうはずながやき。


ただその出会いに気づくか気づかんかながよ。


龍馬さんやち、勝先生と出会うたときに、自分で気づいて弟子入りせざったらそれまでやったがやき。


誰っちゃあ、「ワシがおまさんの師匠ぜよ」らあて言うてくれんきのう。


偉大なことを成し遂げるような人にゃあ、必ず師がおるがぜよ!


結局、人を尊敬することができん人は、人にも尊敬されんっちゅうことながよ。


周りに「エヘンエヘン」っちゅうて自慢できるような、師をもとうぜや!




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