2010年03月21日

幸せの言の葉〈351〉

「土佐の芋掘りともなんともいわれぬ、居候に生まれて、一人の力で天下を動かすべきは、これ又天よりする事なり。」(坂本龍馬)


直訳すりゃあ、「土佐の芋掘りとも何ともいえん居候に生まれて、自分だっけの力で天下を動かそうとするがは、こりゃあ天の意志ながぜよ。」っちゅうことながよ。


土佐藩の中でも身分の低い下士の、しかも居候みたいな次男坊に生まれたっちゅうことを、「土佐の芋掘り」っちゅうユニークな表現で表しちゅうがやき。


けんど、そんな身分に生まれた自分が、ひっとりの力で天下を動かそうとしちゅう。


そりゃあ自分だっけの意志やのうて、天の意志やと龍馬さんは言うがぜよ。


「天の意志」・・・最近あんまり聞かんなった言葉やけんど、失いとうない、こぢゃんとえい日本の言葉やと思わんかよ?


「天は自分っちゅう一個の人間を通じて、この世の中にいったい何を成さしめようとしちゅうがか。」


龍馬さんは、常にこう考えもって全国を飛び回り、様々な行動をしよったがやないろうかのう。


ほんじゃき龍馬さんは手紙の中に、「けっしてつけあがって言いゆうわけやない」っちゅうて書いちゅうがやき。


自惚れた私心で行動するがやのうて、「天の意志」を意志として、私心のう行動する・・・。


それでこそ、天下も動かせるっちゅうことながぜよ!


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この記事へのコメント
「天帝我を生ず、必ず用いるあり」という言葉を思い出しました。
 なんぞ使い道があるじゃろ、生れてきたんじゃから。その日のために準備をしとかんと・・・・。
アヒルの水かきと言われようと畳の上の水練と呼ばれようと無為に終ってもやれることはやる。死ぬために生れてきたんです。
失敗するためにtryするんです。反省するが後悔はしない!
夢を追い続けています。
今日は到達できなかった。明日はできるかも・・。
明日になれば明後日の夢があるからいつまで経っても届かない。

また気障なドイツ語です。Sehnsucht 憧れと訳されることが多い言葉。Sehnはsehenでみること、Suchtは希望すること。見たいが見ることはない、それを追い続けること→『あこがれ』になるんでしょうね。
Nur wer die Sehnsucht kennt weiss was ich leide. 
『憧れを知る人だけが私の悩みを知っている』
さあ、今日も頑張って旅を続けようヨ
Posted by 南寿吉 at 2010年03月22日 06:54
南寿吉さん、コメントありがとうぜよ!
「なんぞ使い道があるんじゃろ、生まれてきたんじゃから。その日のために準備をしとかんと・・・。」
「反省するが後悔はしない。」
まっことこぢゃんと心に響くえい「言の葉」を教えていただき、感謝感謝ながやき!
Posted by 竹村昭彦 at 2010年03月22日 18:59