2010年07月11日

幸せの言の葉〈386〉

「うき事を 独り明かしの旅□ 磯うつ浪も あわれとぞ聞く」(坂本龍馬)


龍馬さん詠草の和歌で、「旅」につづく□部分は、書き忘れたがじゃろうか、原文じゃあ脱字になっちゅうがやき。


この脱字部分にゃあ、一字三音節の文字が入らにゃイカンがよ。


専門家らあの間じゃあ、「枕」やないかっちゅうのが通説になっちゅうみたいながやき。


「旅枕」っちゅうたら旅でする枕のことやき、「旅寝」っちゅう意味になるがよ。


また「明かし」は、地名の「明石」と「夜を明かし」の両方に掛かっちゅうがやき。


ほいたらこの和歌の意味は、「やりきれん思いを抱えて、独りで夜を徹して明かした明石の旅寝。磯をうつ波やち物悲しい音に聞こえてくるがぜよ。」っちゅう感じながよ。


自分の目標としちゅう「日本の洗濯」が、ひとっつも進まんことに対するやりきれん思いを詠うたがやろうか。


それとも、愛しい人に逢えんで独り寝しゆう切なさを詠うたがやろうか。


ワシゃあ龍馬さんは、その両方に思いを馳せもって詠うたがやないかと思うがやき。


脱藩までして旅を続けゆうに、自分はまだ何ちゃあ成してないっちゅう思いと、大切な愛しい女性1人やち幸せにしちゃることができんっちゅう思いが重なって、いったいワシゃあ何をしゆうがやろうっちゅうやりきれん思いが湧いてきて夜も眠れん。


あの龍馬さんやち、そんな夜もあったがぜよ。



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