2010年07月30日

お薦め書籍「ビジネスの成功はデザインだ」と事例店見学ぜよ!

 今回は、まずは久々にお薦め書籍をご紹介しますぜよ。


 ワシのお師匠さんの1人でもある、希代のビジネスコンサルタント神田昌典先生と、著述家で出版・広告ディレクターの湯山玲子さんの共著、「ビジネスの成功はデザインだ」(神田昌典&湯山玲子 著 マガジンハウス 1400円+税 2010年7月8日発行)ながよ。ビジネスの成功はデザインだ


 この書籍の前半は、神田先生による「裸で語るブランディング講座」っちゅうタイトルで、垢抜けん事業をどうやってピカピカのブランドにしていくかっちゅうプロセスの舞台裏が語られちゅうがやき。


 ほんで後半は、湯山さんによる「このデザインされつくした世界で」っちゅうタイトルで、クリエイティブの現場から見たデザインの今とその読み取り方らあを、卓抜した現場分析力で解きほぐしてくれちゅうがよ。


 さらに「あとがきに代えて」として、神田先生と湯山さんの「特別対談」も収録されちゅうがやき。


 とにかく、知的好奇心をくすぐるような提言や、今後のビジネスにおけるヒントらあも満載で、まさにこの書籍のオビの裏側に書かれちゅう通り、「ビジネスでサバイブするための包括的デザイン指南」っちゅう感じながよ。


 詳しゅうは、是非ご一読いただきたいがやけんど、ちっくと一部だっけご紹介しちょきますぜよ。


 まず神田先生のパートから、ワシがナルホドと膝を打ったり、目からウロコが落ちたりした部分を、以下に抜粋してみたがやき。


●いま顧客は、閉じた空間に引き込もっちゅう。その空間は、見えない壁によって、仕切られちゅう。昔はこういう壁はなかったが、いまやそこら中にある。ただ見えんだけ。何を言いゆうかっちゅうたら、人々がバラバラの関心事項の中に没入するようになってしもうたっちゅうこと。つまり、会社の隣の人と話題を合わせるよりか、Twitter上で関心ある人をフォローし、つぶやくほうが刺激的になってしもうた。Twitterばかりやのうて、ミクシィやフェイスブックらあのソーシャル・メディアが、ネットじゃあ繋がっちゅうけんどリアルじゃあ分裂しちゅう、こうした状況を加速化してきちゅうがぜよ。


●見えん壁によって囲まれた「閉じた空間」に引きこもった顧客を、オモテに出してくるためにゃあ、ブランドが描く世界観で魅了せにゃあならん。


●「ディーン&デルーカ」っちゅうソーホーのちんまいお惣菜屋が、なんで世界的に広がったがか?この事業モデルは、「教師」「編集者」そして「デザイナー」がつくったらしい。まさに最強コンビ。コンセプトは「The Museum For Food」。ゆうてみりゃあ、ソーホーの八百屋さん。けんど、美しい食材を世界中から取り寄せて、陳列した。食にデザインを持ち込んだがぜよ。


●計算じゃないがよ、大事なことは。取り澄ましたもんでものうて、取り繕うたもんでもない。自分が仕事として関わっちゅう事業が、何かを訴えゆう。その叫び声が聞こえるかどうか?人の心に強烈にインパクトを与えるがは綺麗なもんじゃのうて、どうしようものう足掻きゆう姿ながよ。あなたにゃあ仕事を通じて、世界に向こうて主張するもんがあるかよ?そして、それを行動に移す実行力は?ワシゃあ、こうした内面の強烈さを際立たせるもんが、本物のデザインやと思うちゅうがやき。


●未来が見えてしまうとき、そして、その未来につながる自分の命を見出だしたとき、ワシらあはそこに向かわずにゃあおれんがよ。いや、実際にゃあ未来に向かうがやないがやき。未来に運ばれるがよ。命が運ばれるき、それを運命というがぜよ。


●未来の実現は、ひとりじゃあできん。多数の人の協力が必要ながよ。ほんじゃき、そこに至るプロセスを---時間と空間を超えて伝えるために---象徴的に封じ込めることになる。それがデザインながやき。



 続いては湯山さんのパートから、ワシがナルホドと膝を打ったり、目からウロコが落ちたりした部分を、以下に抜粋してみたがやき。


●この後、様々にデザインの成功例が出てくるけんど、皆さんは企業側に立って、そのウラにある「モノやサービスの、いったい何を“言わないで”おいたがか?」をもぜひ、想像し、読み取って下さい。そこに、デザインで売り上げや企業イメージをブレイクスルーするためのヒントが隠されちゅうがやき。


●今の消費者はデザインリテラシーが高いきに、そっからブランドが直面しちゅう混乱を見抜いてしまうがやき。サイフのヒモが堅うなっちゅう消費者は、そういった混乱を嫌うがよ。そのビジュアルの混乱はどういう無言のメッセージを客に送り出しゆうかといやあ、「今、チョビッと売り上げが落ちゆうき、お金ちょうだいや」っちゅうこと。これじゃあモノは売れていかんがぜよ。


●新宿伊勢丹の地下食料品売り場の充実度は、ロンドンのハロッズ、ベルリンのカーデーヴェーらあを超えて、もはや世界一ながやないかと思うてしまうがやき。よって出店メーカーは、その場に恥じんような、イメージと質を求められるわけですが、その中でも「あめやえいたろう」は群を抜いちゅうがやき。



 ・・・ちゅうことで続いては、ちょうど東京におったワシゃあ、こりゃあへんしも新宿伊勢丹地下食料品売り場に行かにゃあっちゅうことで、早速行ってきたがよ。新宿伊勢丹地下食料品売り場ハムの売り場







 もう何年も行ってなかったがやけんど、確かに予想以上にスゴかったがやき。


 ハムのコーナーじゃあ、いろんなハムをその場でチビッとずつ楽しみもってワインを飲んだりできる店みたいなもんまであるがよ。


 また別の売り場でビックリしたがは、このワインボトルに入った飲み物。


 ロイヤルブルーティージャパン株式会社(http://www.royalbluetea.com/)、つまりこれが何とお茶ながやき!これがお茶!これがお茶2これがお茶3
















 しかも値段は、1本5000円、6000円、1万円、2万円、最高ナント20万円まで!


 そのパンフレットにゃあ、「ノンアルコール飲料のビジネスチャンスは国内外で拡大していくに違いない。」っちゅうて書かれちょって、確かにこりゃあ、ワシらあ日本酒メーカーやちウカウカしちょられんがぜよ!


 ちなみにワインや日本酒らあの酒売り場は、そう目新しいもんはなかったがやき。


 さあいよいよ榮太樓總本舗(http://www.ameyaeitaro.com/)さんの「あめやえいたろう」のコーナーへ。あめやえいたろうスィートリップスィートリップのパンフレット

















あめやえいたろうのパンフレット


 おおっ!こりゃまるで化粧品売り場!


 そのまるでリップグロスみたいな飴、「スィートリップ」の美しさは、男のワシでさえ思わず欲しゅうなって購入してしもうたほどながよ!


 老舗の飴屋さんにこんなことができるがやったら、日本酒の蔵元やちまだまだできることがあるがやないろかのう!


 新宿伊勢丹地下食料品売り場・・・まっこと恐るべしながぜよ!


 続いてもうひとつ、湯山さんが事例で挙げられちょった、英国生まれのフレッシュハンドメイドコスメの「LUSH」(http://www.lush.co.jp/)のお店がちょうど新宿にもあったき、ちくと覗いてみたがやき。ラッシュラッシュの信念ラッシュのパンフレット
















 手書きのPOPが、この手の店じゃあ逆に新鮮で、親しみやすさをおぼえてしまうがよ。


 ・・・と、チョコッと覗いただっけやに、若い女性店員さんがスッとやってきて、まっこと自然な感じで話しかけてきたがやき。


 「毎日暑いですね!どうぞ、このドライパウダー、ちょっと手につけてみてください!」


 おおっ!汗でベトベトやったワシの手がサラサラにっ!


 「タイムやローズマリーのほのかな香りで、変な香水的な香りはしないんです。お出かけ前に全身どこでもつけておけば素肌をサラサラにキープしてくれます。実は靴の中にも使えるんです。靴の中がサラサラになって、イヤな臭いも抑えてくれるんですよ!」


 気がついたらワシゃあこの「緑の羽衣」っちゅうドライパウダーを手に、レジに並んじょったがよ。緑の羽衣



 湯山さんも、「某自然派コスメショップは商品を手に取るなり、店員がマニュアルっぽいセールストークを仕掛けてくるきに、私は絶対に近寄らないことにしちゅうがやき。もう、その顔に「ノルマ」と書いちゃあるような重苦しさがツライがよ。しかし、ラッシュじゃあちょっと違った印象があるがやき。なんちゅうか、店員が本当にノって商品を売りゆう楽しさと勢いがある。店員のリコメンドトークに、店員の実体験を含めたオリジナリティーとその場の判断力があるきについつい、聞き入ってしまうがやき。店員さんに自主性があって、そして仕事自体を楽しんでいる、っちゅうんが伝わってくるがぜよ。」と書いちゃあったけんど、まさにそのまんまの体験をさいてもうて、ビックリやったがやき。


 まっこと、いろいろ新しいお店らあも、見ちょかにゃイカンもんじゃのう。


 ビジネスはドンドン未来に向こうて、日々進化(深化)していきゆうがぜよ!





土佐の高知の日本酒蔵元「司牡丹」の公式ホームページは、こちらをクリック!
司牡丹酒造株式会社

この記事へのトラックバックURL