8月31日(火)の夕方は、高知市立「龍馬の生まれたまち記念館」(http://www.inforyoma.or.jp/hometown/)にて、「龍馬研究会」代表で「土佐観光ボランティア協会」元会長の岩崎義郎さんと待ち合わせしたがよ。
ワシが理事長を務めさいてもらいゆう「土佐学協会」(http://tosagaku.cocolog-nifty.com/report/)の今期の事業で、「龍馬の息づかいが聴こえる地」〈高知県マップ〉(仮)を作成することになっちょって、その取材をお願いしたっちゅう訳ながやき。
岩崎さんはまっこと、龍馬さんをはじめとする土佐郷土史の語り部のドンともいえる存在ながよ。
実は昨年度「土佐学協会」にて作成し好評を博した「龍馬の息づかいが聴こえる道」マップ(「2009年11月5日」のブログ参照)の時にも取材さいてもうたりして、岩崎さんにゃあこぢゃんとお世話になっちゅうがやき。
昨年度の「龍馬の息づかいが聴こえる道」マップは、龍馬さんの生まれた高知市上町周辺に限定したマップやったがやけんど、今回の「龍馬の息づかいが聴こえる地」〈高知県マップ〉(仮)は、高知県全域に及ぶ内容で企画されちゅうがよ。
ほんじゃき今回は、実際に現地を巡りもって取材するがは難しいき、ワシが準備してきた県内各地の龍馬さん関連のネタについて、岩崎さんに質問を投げかけてお答えいただくっちゅう形式で取材さいてもうたがやき。
とにかく岩崎さんの回答は、こぢゃんと豊富な資料をバックボーンに、逐一的確で丁寧で、まっことあらためてその膨大な知識の蓄積に、心から敬服させられたがぜよ。
ひっとつだっけ例を挙げてもうか。
「龍馬さんが桂浜に行ったっちゅう史実があるか。またそれがなければ行った可能性は?」っちゅうワシの質問に対する岩崎さんの回答ながよ。
「維新土佐勤王史」によりゃあ、慶応3年(1867年)9月に震天丸にて龍馬さんが土佐に最後の帰郷をした際、桂浜に上陸したことになっちょって、司馬遼太郎さんの「竜馬がゆく」もこれを受けて書かれちゅうがやけんど、実際は桂浜の対岸である種崎から上陸しちゅうっちゅうがやき。
そりゃあこん時に龍馬さんが身を寄せちょった種崎の中城家に残る「随聞随録」に記録されちゅうきに、こっちの方が正しいやろうっちゅう判断ながよ。
ほんじゃき、龍馬さんが桂浜に行ったっちゅう史実は残ってないことになるけんど、ほいたら龍馬さんは桂浜に行ったことがないかっちゅうたら、そりゃあまず間違いのうあるろうっちゅうがやき。
龍馬さんは、桂浜の対岸の種崎にある中城家や川島家に、舟を漕いで度々遊びに行っちゅうき、当然有名な景勝地である桂浜にも寄ったことがあると考えるほうが自然やろうっちゅうことやったがぜよ。
ちなみにこのあたりの内容についちゃあ、岩崎さんの新著「龍馬・お龍・土佐」〜土佐語り部の秘録〜(岩崎義郎 著 リーブル出版 2010年8月20日発行 1429円+税)に詳しゅう掲載されちゅうがよ。
ワシゃあ「龍馬が生まれたまち記念館」にて販売されよったこの書籍を、早速購入さいてもうたがやき。
龍馬さんやお龍さんについての知られざる秘話や、水戸黄門の格さんの四国巡拝についてや、真田幸村の後裔が土佐に来ちゅうっちゅう資料があることらあについてらあが、詳しゅう紹介されちょって、こぢゃんと面白い本ながぜよ!
さて1時間半ばあ経って、夕方にゃあ取材は無事終了。
まっこと、諸々の興味深い龍馬さん話がタップリ聴けて、これで何とか「龍馬の息づかいが聴こえる地」〈高知県マップ〉(仮)も、中身のある有意義なマップになりそうながよ。
岩崎さん、お忙しい中まっこと長時間ありがとうございましたぜよ!
土佐の高知の日本酒蔵元「司牡丹」の公式ホームページは、こちらをクリック!
司牡丹酒造株式会社