2010年09月20日

幸せの言の葉〈408〉

「肝胆元ヨリ雄大 奇機自ラ湧出ス 飛潜誰カ識ル有ラン 偏(ヒトエ)ニ龍名ニ恥ジズ」(武市半平太)


龍馬さんの脱藩を知った武市半平太さんが、龍馬さんを評して詠んだと伝えられちゅう漢詩ながよ。


ただし半平太さんが詩作をはじめたがは幽囚の身になってからやき、作成時期についちゃあ疑問があるとされちゅうがやき。


入獄してから、龍馬さんのことを思い出しもって詠んだがかもしれんのう。


「その真心、肝っ玉は元々雄大で、奇抜な発想は自然に湧き出すがやき。空を行きゃあ雄飛し海を行きゃあどこまでも深う潜って行く、その神出鬼没さをいったい誰が知っちゅうろう。まっこと龍の名に恥じることがない男じゃ。それに尽きるぜよ!」


だいたいこんな意味じゃろか。


まっことサスガは半平太さん、龍馬さんのことがよう分かっちゅうがよ。


数ある龍馬さん評の中でも、ピカイチながやき。


特に「偏(ひとえ)に龍名に恥じず」っちゅう言葉が、まっことグッとくると思わんかよ?


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