2010年11月07日

幸せの言の葉〈422〉

「私の代わりに生きてつかあさい。私ができんかった生き方を・・・おまさんには私よりももっと大事なもんが、途方ものう大きなもんがきっとあるがじゃ。それを探してつかあさい。きっと見つかるき。私はそれを信じちゅう。」(平井加尾・「龍馬伝」より)


NHK大河ドラマ「龍馬伝」第10話における、平井加尾さんの言の葉ながよ。


北辰一刀流の目録を手に、土佐にもんてきた龍馬さん。


ついに幼馴染みの平井加尾さんに、「わしはもうどこへも行かん。ずっとおまんの側におる。わしの女房になってくれんかえ。」とプロポーズするがやき。


頬を涙で濡らし、「・・・はい。」と答える加尾さん。


けんど、加尾さんの兄・平井収二郎さんと武市半平太さんの策略で、京の情勢を探るっちゅう裏の役目を背負うて、山内豊信さんの妹・恒姫(ひさひめ)さんの世話係として、加尾さんは京に送り込まれることになるがぜよ。


最初は猛反発しちょった加尾さんも、兄・収二郎さんの「おまんがどういても龍馬と添い遂げたいと言うなら、わしは腹を切る。」っちゅう決死の言葉に、ついに泣く泣く京都行きを承諾するがよ。


ほんでその出立の前夜、いつもの神社で加尾さんと龍馬さんは待ち合わせるがやき。


「加尾ッ。」と叫んで駆け寄り、加尾さんを抱きしめる龍馬さん。


「わしはもうどこへも行かんと言うたぞ。何があってもわしらは離れんと約束したがじゃないがかえ!」


「ごめんなさい・・・ごめんなさい。」


龍馬さんの胸に顏をうずめて泣き崩れる加尾さん。


「私がおらんでも・・・龍馬さんは生きていけます。」


涙に濡れた目を龍馬さんに向け、加尾さんはこの言の葉を語るがよ。


「私の代わりに生きてつかあさい。私ができんかった生き方を・・・おまさんには私よりももっと大事なもんが、途方ものう大きなもんがきっとあるがじゃ。それを探してつかあさい。きっと見つかるき。私はそれを信じちゅう。」


感動の名シーンながぜよ!


「龍馬伝I」(作 福田靖 ノベライズ 青木邦子 NHK出版)より



この記事へのトラックバックURL