2010年11月27日

幸せの言の葉〈428〉

「けんど、わしは人を斬ろうとは思わんがです。そもそもわしが強いと知っちゅう者はけんかを吹っかけてきませんき。つまり・・・わしが言いたいがは・・・今、日本が異国の言いなりになっちゅうがは、戦になったら負けることがわかっちゅうきぜよ。けんど、強い海軍さえあったら、誰っちゃあに負けん剣の腕があったら、戦にはならん。そうじゃ、日本はもう開国しちゅうがじゃき、技術を学んで日本の軍艦をどんどん造ったらえいがぜよ!ほんでほかのこともどんどん取り入れて異国と渡り合えるほどの文明を持ったら、日本は安泰となりますき。そうじゃ!戦をせんでも攘夷が成し遂げられますき。」(坂本龍馬・「龍馬伝」より)


NHK大河ドラマ「龍馬伝」第16話における、龍馬さんの言の葉ながよ。


ついに龍馬さんは、念願やった勝麟太郎さんに出会うがやき。


異国と戦になったら日本は勝てん。


けんど日本を異国の属国にさせるわけにゃあイカン。


ほいたら、どういたらえいがか・・・。


勝さんの質問に答えもって、龍馬さんは自分自身の中にある答えの手がかりを探り、考えを整理し、とつとつと語り始めるがやき。


龍馬「日本は・・・島国ですろう。四方を海に囲まれちゅう。異人はみんなあ海から来るわけですきに、それに立ち向かうには、やっぱり何よりも軍艦が一番大事ですろう。強い海軍がないといかんろう。」


勝「軍艦の大筒で、異人どもを蹴散らせってことかい。」


龍馬「いえ、そういうことではないですき。」


勝「じゃあ何だい。海軍を持ちゃあどうなるってんだ。」


龍馬「それは・・・それは・・・。」


龍馬「わしは千葉道場で剣術を学びました。ほんで北辰一刀流の目録をもろうたがです。おこがましい言い方をしたら、わしは、強いがじゃ。」


勝「何が言いてえんでえ。」


そこで龍馬さんは、この言の葉を語るがよ。


龍馬「けんど、わしは人を斬ろうとは思わんがです。そもそもわしが強いと知っちゅう者はけんかを吹っかけてきませんき。つまり・・・わしが言いたいがは・・・今、日本が異国の言いなりになっちゅうがは、戦になったら負けることがわかっちゅうきぜよ。けんど、強い海軍さえあったら、誰っちゃあに負けん剣の腕があったら、戦にはならん。そうじゃ、日本はもう開国しちゅうがじゃき、技術を学んで日本の軍艦をどんどん造ったらえいがぜよ!ほんでほかのこともどんどん取り入れて異国と渡り合えるほどの文明を持ったら、日本は安泰となりますき。そうじゃ!戦をせんでも攘夷が成し遂げられますき。」


勝「おめえは面白え!合格だ、坂本。」


龍馬さんが、勝麟太郎さんの弟子となった瞬間ながぜよ。


「龍馬伝Ⅱ」(作 福田靖 ノベライズ 青木邦子 NHK出版)より




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この記事へのコメント

カレル・ヴァン・ウォルフレン (Karel van Wolferen) は、<日本/権力構造の謎> (The Enigma of Japanese Power) の<”ジャパン・プロブレム”>の中で下記の段落のように述べています。

、、、、、日本の社会でいう “現実” (リアリティ) とは、客観的に観察した結果としての実際の事実というより、心情的なイメージに合わせて構築された、そうあるべき “リアリィティ” だからである。そしていうまでもなく、望ましいと想定されるイメージは、そのときその人の属するグループの利益と一致することが多い。 、、、、、 
西洋では、現実はそうやすやすと管理されたり、意のままに作り変えられたり、相談で決められたりするものとは、考えられていない。つまり、こうあるべきだという任意の考えによって左右されるものとは考えられていない。事実、西洋の哲学または西洋の常識の基礎は、人間にはつきものの自己欺瞞をおさえるには、妄想や幻想を入り込ませないようつねづねよく注意することだと教えている。ギリシャ文明以来、西洋の知の発達の歴史を貫いてつねに強調されてきた戒めが一つあるとすれば、それは、「矛盾を育むなかれ」ということである。この戒めは、論理、数学、科学の根本法則である。(引用終り)

もしもこの先、我々に理性が獲得できず、理性判断が不可能な状態が続くのであれば、我々日本人は理不尽な答えに対して現状打開の方策もなく、ただただ耐えがたきを耐え、忍びがたきを忍び続けることになる。
逆に、英語を学んで日本語思考の拙さを補えば、日本人は鬼に金棒の民族となる。
英語の普及を図るために、英語をわが国の第二公用語とすることが望ましい。

http://www11.ocn.ne.jp/~noga1213/
http://page.cafe.ocn.ne.jp/profile/terasima/diary/200812

Posted by noga at 2010年12月01日 15:13
nogaさん、コメントありがとうぜよ!
難しいことはよう分からんけんど、今の日本と幕末の日本は、ちくと重なることがいろいろあるような気がするがやき。日本人、またもういっぺん維新をせにゃあイカンのう!
Posted by 竹村昭彦 at 2010年12月01日 23:50