2010年12月03日

小阪先生の新刊『お客様の「特別」になる方法』ぜよ!

 今回は久々にお薦め書籍をご紹介しますぜよ。


 ワシのお師匠さんでもある小阪裕司先生(http://www.kosakayuji.com/ http://www.kosakayujilab.com/)の、1年ぶりの書き下ろし新刊ながよ。


 タイトルは、『お客様の「特別」になる方法 ~「リレーションシップ・キャピタル」の時代~』(小阪裕司 著 角川書店・角川oneテーマ21・新書 724円+税 2010年11月10日発行)。お客様の「特別」になる方法裏表紙


 前作で、既に8刷と大人気の『「買いたい!」のスイッチを押す方法 ~消費者の心と行動を読み解く~』(小阪裕司 著 角川書店・角川oneテーマ21・新書)じゃあ、購買行動を引き起こすもとになる「動機づけ」についてが語られちょったけんど、今回はお客様との「絆づくり」について書かれたもんながやき。


 小阪先生は、「絆は、長期間にわたる収益の安定性をもたらす」と断言されるがよ。


 前作で書かれた「動機づけ」の活動は、今日の消費社会じゃあ不可欠やけんど、それだっけじゃあ収益は安定せんっちゅうがやき。


 「動機づけ」で商品を買うてもろうたとしたち、そのまんまやとお客様は離れていってしまうきながよ。


 ほんじゃき、せっかく買うてくれたお客様を離さんようにする活動が必要になるがやき。


 それが「絆づくり」やっちゅうがぜよ。


 「絆のあるお客様は流出しにくい」がよ。


 流出せん限りは、お客様は自社をリピートし続けるがやき。


 さらに既存のお客様が新しいお客様を連れてくることも多いろう。


 そうして既存客の流出が抑えられもって新規客が増えていきゃあ、新規客の流入が既存客の流出を上回っちょりゃあ、その会社の顧客は増えていくことになるろうがよ。


 顧客が増えていくっちゅうこと、これが企業にとって収益が安定するっちゅうことながぜよ。


 本書じゃあ、様々な会社やお店の具体的な実践事例もこぢゃんと豊富に掲載されちょって、お客様との絆をつくり、お客様の「特別」になるための決定的要素や不可欠なふるまい、さらに具体的にどんな取り組みが効果的かまで、こぢゃんと分かりやすうに書かれちゅうがやき。


 そして、「絆づくり」にゃあさらに可能性があると小阪先生はおっしゃるがよ。


 そりゃあ、人が生来持っちゅう「利他性」を発動させ得ることやっちゅうがやき。


 現代の最新の脳科学の分野で語られゆう「利他性」っちゅうキーワードで、小阪先生はビジネスの現場を分かりやすう解き明かしていくがぜよ。


 ほんで小阪先生は、「この時代、絆は企業の重要な資本であるという認識が不可欠」やっちゅうて断言されるがよ。


 さらにこれを、「絆資本(リレーションシップ・キャピタル)」と名づけられるがやき。


 知識経済社会と言われる今日、従来の資金や不動産っちゅうような資本以外に、例えば特許のような知財が企業資本であるっちゅう考え方にゃあ、誰も異論はないろう。


 小阪先生は、「絆資本」はそれらあに匹敵するばあ重要な資本やとおっしゃるがぜよ。


 そんな「絆資本」を手に入れるための具体的な方法が、豊富な事例と共に分かりやすう書かれちゅうががこの書籍やっちゅう訳ながよ。


 こりゃああらゆる企業にとって、まさに必携の本やといえるがやき。


 ちなみに本書の162ページにゃあ、司牡丹のメルマガ「日本の旬を10倍楽しむ秘訣!」(http://www.tsukasabotan.co.jp/tukasa/BackNumber/BackNumber.html)についてが事例として登場しちゅうきに、是非そちらも楽しみにご覧くださいや。


 小阪先生、司牡丹を事例として取り上げていただき、まっことありがとうございますぜよ!


お客さまの「特別」になる方法  「リレーションシップ・キャピタル」の時代 (角川oneテーマ21)
お客さまの「特別」になる方法 「リレーションシップ・キャピタル」の時代 (角川oneテーマ21)
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「買いたい!」のスイッチを押す方法  消費者の心と行動を読み解く (角川oneテーマ21)
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