12月18日(土)は朝9時から、サントリー文化財団(http://suntory.jp/foundation/)「地域文化と酒造研究会」の皆さんらあが佐川町の司牡丹酒造までお越しになり、フィールドワークやったがやき。
前日に「濱長」さんにて懇親会やって、お座敷遊びらあで皆さんこぢゃんと飲んじゅうき(昨日のブログ参照)、ちくとまだ酔いが残っちゅう先生もおられたがよ。
まあワシも相当残っちょったがやけんど・・・。
お越しになったがは、研究会メンバーの大学教授や准教授の皆さん3名と、文化財団主任研究員の方、高知県産業振興推進部の方、高知県食品産業協議会の方の6名やったがやき。
まずは司牡丹の歴史や文化らあに関する様々な資料や、ワシが理事長を務めさいてもらいゆう「土佐学協会」(http://tosagaku.cocolog-nifty.com/report/)の「土佐学年報」第4号らあも、地域文化に関係あるろうと思うたき、皆さんに配布さいてもうたがよ。
ほんで応接室にて、1時間ばあの取材を受けたがやき。
その後は、司牡丹の酒蔵見学。
まずは江戸時代末期、約170年ばあ前に建造された白壁の貯蔵ぐらをご案内し、玄関の軒先の酒林、瓶詰め工場と来て、ちくと「酒ギャラリーほてい」に立ち寄り、いよいよ新蔵「平成蔵」ながよ。
浅野杜氏の案内で、まずは蒸米機と放冷機、続いて浸漬タンク、洗米機らあを解説付きでご覧いただいたがやき。
ほんで製麹機、酒母室と来て、いよいよモロミの発酵室ながよ。
司牡丹じゃあ吟醸系以外は、高い泡の出るクラシックな酵母を使いゆうき、発酵状況によっていろんな泡の状態を見学することができるがやき。
その様々な泡の状態や香りに、皆さん感激されよったがぜよ。
さらに「平成蔵」を出て、昔ながらの「吟醸蔵」へ。
ちんまいタンクの中の真っ白うてキメ細かい泡が立ちゆうモロミから、何とも言えん芳醇でフルーティな香りが立ち上がり、皆さん大悦び!
さらに、間もなく搾る予定の吟醸酒モロミを杜氏がすくうて味見ながよ。
まだプチプチの炭酸ガスが含まれちゅうその芳醇そのもののモロミの香味に、皆さん大感激やったがやき!
大吟醸は、まだ仕込まれたばっかしで、蒸した米の香りが薫ってきよったがよ。
今年度の司牡丹も、どれもなかなかえい酒に仕上がりそうながやき。
最後に再び「酒ギャラリーほてい」へ移動し、司牡丹商品の利き酒をしていただき、お土産の「可杯(べくはい)」をお渡しして、この日の司牡丹のフィールドワークは終了。
皆さんニコニコ満面の笑顔で、ジャンボタクシーにて次のフィールドワークへと移動されたがよ。
サントリー文化財団「地域文化と酒造研究会」の皆さん、まっことありがとうございました。
ユニークで画期的な論文が誕生しますこと、楽しみにしちょりますぜよ!
土佐の高知の日本酒蔵元「司牡丹」の公式ホームページは、こちらをクリック!
司牡丹酒造株式会社