「立春朝搾り」たぁ、立春の日の早朝搾り上がったばっかしの新酒を、その日のうちに飲んでもらおうっちゅうことながやき。

ほんで、司牡丹も含めて全国38ヶ所の日本名門酒会(http://www.meimonshu.jp/)の日本酒蔵元で実施され、今年の合計出荷量は17万本を超えたっちゅうきスゴイがぜよ。
1月6日のスポーツ紙、報知新聞・関東版にゃあ「日本酒が世界一売れる日」っちゅうセンセーショナルなキャッチで紹介されたがも、決して大袈裟やないがよ。
ちなみに立春たぁ、二十四節気のひとつで、初めて春の気配が現れてくる日。
前日の節分に豆まきで邪気を祓うて、新たな気持ちで春の到来を悦び幸福を願う日とされちょって、旧来はこの日がお正月、1年の始まりの日ながやき。
そんな立春の早朝に搾り上がったばっかしのケガレのない純米吟醸生の新酒を、各地の神社にて「無病息災」「家運(社運)向上」らあを祈願するがよ。
ほんじゃき、こぢゃんと縁起がえいっちゅうて全国で大人気で、このお酒の一口めを恵方(今年は南南東)を向いて飲みゃあ、願いが叶うっちゅう現象まで起きはじめちゅうっちゅうがぜよ。
さて司牡丹の食堂じゃあ、皆さんの朝食の準備も未明から進められ、準備万端。


日本名門酒会本部の矢島さん、支部の旭食品さん、加盟の酒販店さんらあ、約40名ばあが集まられたがよ。

ほんで、まずはワシからのご挨拶。
続いては本部の矢島さん、支部の旭食品さんのご挨拶があったがやき。


ほんで、いよいよみんなあでラベル貼りの作業ながよ。

もう毎年のことやき、みんなあ手慣れたもんながやき。


次々と「立春朝搾り」の肩貼りラベルが貼られて完成品が並び、約3200本が製品化されたがぜよ。

ちなみに司牡丹の「立春朝搾り」の受注数やけんど、当初は3163本やったがが、ギリギリになってさらに増えて、結局最終は3206本やったがよ。
前年対比120%を超える結果は、まっこと素晴らしいがやき。
日本名門酒会加盟店の皆さん、そして支部、本部の皆さんにゃあ、心から感謝申し上げますぜよ。
また、今回はテレビ局1社と新聞社1社が取材に来られちょったがよ。
テレビ局の方がお酒を搾りゆうところを撮影したいっちゅうことやったけんど、もう間に合わんかったき、代わりに商品を酒器に注ぐシーンを撮影したがやき。
ちくと利き酒もしていただいたがやけんど、「こりゃあウマイ!」と大絶賛!

ワシも利き酒したがやけんど、フルーティな香りとフレッシュな香りが見事に立春の朝の清々しさを表しちょって、味わいは薄にごりの旨みと柔らかな膨らみが絶妙に調和しちょって、まっこと我ながら素晴らしい純米吟醸酒に仕上がっちょったがよ。
これなら必ず、お客様に感動を与えられるはずじゃと確信したがやき。
さて作業終了後は、みんなあで交替で朝食ながよ。



味噌汁、チクワ、スマキ、ジャコ、生卵、タクアンらあをオカズに、皆さん笑顔で足るばあ召し上がられたがやき。
その後は、みんなあで金峰(きんぷう)神社に参拝して、完成した「立春朝搾り」のお祓いをするがよ。

この神社の石段がこぢゃんと心臓破りで、まっこと膝がワラうがやき。

さて、室町時代から続くと言われちゅう金峰神社で、「招福祈願」「無病息災」「家運向上」「社運向上」「恋愛成就」のお祓いを受けたこのお酒は、タマルかまっこと縁起がえいがぜよ!




無事神事を終えりゃあ、早速皆さんの車にお酒の積み込み作業。
これからそれぞれの酒販店さんが、それぞれのお客様のお手元まで、春一番の悦びとともに、「立春朝搾り」の祈願酒をお届けするがやき。

皆さん、早朝からまっことお疲れ様でした。
くれぐれも運転にゃあ気をつけて、各地に幸せをお届けしとうせよ!
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司牡丹酒造株式会社