新聞やテレビの報道を見るたんび、日に日に大震災の被害の甚大さが次々と明らかになってきて、まっこと言葉も出んがぜよ。
あらためまして、亡くなられた方々のご冥福を謹んでお祈り申し上げ、被災された方々に心からお見舞い申し上げます。
また、被害は少のうても首都圏じゃあ、計画停電やら、交通網の混乱、物流の乱れ、ガソリン不足、モノ不足らあで都市機能は麻痺、大変なことになっちゅうようながよ。
小売店の棚はスカスカ状態、飲食店らあも休業だらけ、社員の出社もまだ全員はムリっちゅう会社だらけっちゅう状態らしいがやき。
また、原発の放射能漏れの事件で、防御のためのマスクを社員に配ったっちゅう会社もあるがよ。
現状は人体に影響があるレベルやないらしいけんど、政府の発表が遅いきに、先手を打っちょくっちゅうことやろう。
また、放射能は体の表面よりか体内被爆のほうが圧倒的に危険らしいきに、ちっとでも吸い込まんようにマスクをっちゅう意味ながやろう。
これ以上原発の被害が進まんことを祈るのみながやき。
まっこと、首都圏がこんな状況のまんま1ヵ月もおったとしたら、日本経済は大変なことになってしまうがよ!
ワシも出張やお酒の会らあが、今月は全部中止になったがやき。
また東北や関東の仲間の蔵元は、今んところ状況が分かったところにゃあ人的被害はなかったみたいなけんど、蔵に結構な被害があったくもあり、取引先酒販店さんにゃあ、まだ安否すら分からんくがいっぱいあるがよ。
誰がどうなっちゅうか分からんまんま長いことおるっちゅうんが、これっぱあ不安なことやたぁ思わんかったがやき。
皆さんのご無事と、被害が軽微なことを祈るしかないがよ。
そんな時、ワシのお師匠さんの小阪裕司先生(http://www.kosakayuji.com/)が主宰する「ワクワク系マーケティング実践会」事務局から、ファックスレターが流れてきたがやき。
横浜の実践会事務局も、食器棚が倒れて食器が全滅したらしいがよ。
後片付けらあ大変やっつろうけんど、皆さん何ごとものうご無事で、何よりやったがやき。
けんど・・・ワシらあの仲間の会員さんは、福島原発の10km圏内にも、壊滅的な被害の南三陸町にもおられ、被災地全体にゃあ100名以上の仲間がおられるそうながよ。
事務局からのレターにゃあ、こう書かれちょったがやき。
『祈って下さい。
そして、ワクワク系のミッションは、「自分にできることで誰かの役に立つ」。
お互い、自分の体の安全と心の安定を第一に、自分にできることを。
この災害からの全ての学びが、明日の日本に、世界に繋がるよう、互いに皆、頑張りましょう。』
さらに「ご協力のお願い」の中に「主に西日本の会員さんへ」として、以下の文章があったがよ。
『東日本では、商品が入荷しない、キャンセルが相次ぐなどの悲鳴があがり、節電と従業員の安全の意味も含め、少なからぬ店が休業しています。
放射能の恐れが拡大してからは一層、開いている店は混み、棚から商品が消えています。(特に、乾電池・懐中電灯・水・パン・米など)
東日本が0地点に辿りつき、プラスへ動き始めるまで、日本をよろしく。
「がんばれ東北」と違う意味で同じくらい、「がんばれ西日本」「がんばれ西日本ワクワク系商人」。』
「日本をよろしく」、「がんばれ西日本」っちゅうフレーズが、まっこと心に、魂にグッときたがよ。
ワシにゃあ、禅の世界でいう一転語になったがやき。
まっこと、西日本に住んじょって、ワシゃあ何を勝手に意気消沈しちょったがやろう。
東日本ががんばれん時にゃあ、ワシらあ西日本のもんががんばって日本を引っ張らにゃあ、いったい日本は誰が牽引するがぜよ!
土佐のちんまい酒蔵の分際で、日本を語るらあおこがましいけんど、そんなちんまい会社やち、西日本の会社のみんなあがここで踏ん張りゃあ、それなりの大きい力になるはずながよ!
日本酒業界にしたち、新宿の京王プラザ42階で、全国74社の蔵元のトップが3月11日の震災を体験したっちゅう意味は、「日本の歴史と共にある日本酒を、早う何とかせんか!」っちゅう天からの合図かもしれんがやき。
ともあれ西日本は、東日本から「日本をよろしく」と、いま託されちゅうがぜよ!
西日本の会社のみんなあが、「自分にできることで、今の日本の役に立つ」ことをすりゃあえいがやき!
ファックスレターにゃあ小阪先生の文章もあり、こう書かれちょったがよ。
『そしてこのような状況だからこそ、
みなさんにお願いがある。
商売ができる環境にいる人は、
元気に商売をしよう。
第2次大戦の後でもそうだったように、
気持ちが萎縮した一時期を過ぎれば、
また人々は、生き伸びるためだけでなく、
心の豊かさのためにも消費を始めるだろう。
だから、商売ができる環境にいる方々は
最大限、元気に商売をしよう。』(抜粋)
がんばれ、東日本!そして、がんばろうぜよ、西日本!
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司牡丹酒造株式会社