昨日の3月31日(木)の朝、たまたま何げのうツイッターを見よったら、ちくと気になるツブヤキが2つあったがよ。
実はワシゃあツイッターは、最近は自分がたまにつぶやくばあで、フォローしちゅう人は現在180人とそんなに多いわけやないがやけんど、とてもよう読まんなってしもうて、滅多に他の人のツブヤキを読んだりしやあせんかったがやき。
それがこの日はどういうわけかチラッと見よったら、ふと気にとまったっちゅうわけながよ。
まず1つめは、米紙ニューヨーク・タイムズの記事に「日本は自粛っちゅう強迫観念にとらわれちゅう」っちゅう内容が掲載されちゅうっちゅうツブヤキやったがやき。
そのツブヤキにリンク先も掲載されちょったき、そこにアクセスしてみりゃあ、msn産経ニュースの記事(http://sankei.jp.msn.com/world/news/110329/amr11032920100008-n1.htm)やったがよ。
その記事によりゃあ、米紙ニューヨーク・タイムズが28日付で「津波後の日本は自粛っちゅう新たな強迫観念に襲われた」っちゅう見出しの記事を掲載しちゅうっちゅうがやき。
内容は「被災地以外でも、少しでもぜいたくにみえる活動はすべて非難されるようになった」とし、日本国民のすべての層が生活面での「自粛」をするようになったと報じちゅうがよ。
さらに、自粛はまず電力の節約っちゅう形をとり、日本国民が「電灯、エレベーター、暖房、トイレ座席の暖房まで止めるようになった」とし、安売りカメラ店の客案内の音声やカラオケ店への出入り、桜の花見、高校野球応援、東京都知事選の候補の音声までが自粛されちゅうと指摘しちゅうがやき。
とにかく自粛が過剰になっちゅうことを示唆し、企業や学校の行事のキャンセルが日本の経済全体の60%に及ぶ消費支出を大幅に減らし、「もともと停滞しちょった日本経済に侵食効果をもたらし、倒産を急増させるやろう」と延べちゅうがぜよ。
また次の指摘は、まっことちくと考えさせられる指摘で、ウーンと唸ってしもうたがよ。
「東京都民にとっての自粛は被災地の人々との連帯を示し、自粛をする側を何かえいことをしゆうっちゅう気分にさせる安易な方法や。けんど、当人らあは実際にどんな効果をもたらすかはあんまり考えてないようながやき。」
本日より年度変わりの4月1日、確かにもうこのへんで、何でもかんでも自粛するがはやめにせにゃあ、日本経済全体が回らんなって、東北を支援するどころやのうなってしまうがぜよ。
さて、もう1つのツブヤキは、大震災による電力不足対策についてながよ。
こちらもツブヤキにリンク先が掲載されちょって、そこにアクセスしてみりゃあ、社会保障論、医療経済学、福祉経済学が専門の、学習院大学経済学部経済学科教授の鈴木亘先生の、「市場メカニズムを活用すべき電力不足対策」(http://synodos.livedoor.biz/archives/1720131.html)っちゅう論文やったがやき。
内容は、まず大震災によって東日本は深刻な電力不足になっちゅうけんど、そりゃあ今後も続き、夏場はかなり足りんなりそうなっちゅうがよ。
けんど、鈴木先生は、本来計画停電や総量規制みたいな「社会主義的な手段」は、命の問題にとったち、生産活動にとったち、こぢゃんと「非効率」やっちゅうがやき。
ほいたらどうしたらえいかっちゅうたら、ひとつのやり方は、「電力消費税」(http://news.livedoor.com/article/detail/5412902/)を導入するっちゅうことやっちゅうがよ。
これをやりゃあ、市場メカニズムを活用して、効率性の高い企業を自然に選別することが可能やっちゅうがやき。
けんどさらに言やあ、なんちゃあそんなことらぁせいじゃち、「ピークロード・プライシング」で実は十分やっちゅうがよ。
つまり、電力使用が混み合う夏場や冬場の特定の時間帯のみ、電力料金を引き上げるっちゅう方法で、本来それだっけで十分やっちゅうがやき。
そりゃあ、電力事業っちゅうもんの特性から明らかやっちゅうがよ。
電力需要っちゅうんはじつはこぢゃんと変動が激しゅうて、使用量が混み合う夏場のピーク時とオフピーク時じゃあ、最大電力量は倍ばあ異なるがやき。
また、1日の時間帯やち昼間のピーク時と夜のオフピークじゃあ倍近い変動があるがやと。
つまり、電力事業の稼働率の変動は著しゅうて、ピークらあて全体のほんの一部にすぎんっちゅうがよ。
これに対して、電力事業っちゅうんは、どんなときやち安定的な電力供給をせにゃいかんっちゅう「供給義務」が課せられちゅうき、夏場数日間の昼間における一番のピーク時に対応するするために、こぢゃんと過剰な発電所設備を保有しちゅうがやと。
つまり、じつは普段は、発電所はあり余っちゅう状態やっちゅうがやき。
こんな過剰設備を許しちゅうがが電力会社への規制で、「総括原価方式」の下、どんなに過剰な設備をもっちょったちすべて電力料金に転嫁でき、しかも地域独占で競走相手にさらされんと料金を引き上げれることが、その背景にあるっちゅうがよ。
さらに、電力会社も、経済産業省の官僚も、発電所設備を拡大することで利権があるきに、さらに規模拡大に拍車がかかるっちゅうがやき。
鈴木先生はこれを、野球にたとえて説明するがよ。
需要者っちゅう暴投ピッチャーに合わせるために、キャッチャーを5人も6人も配置しちゅうっちゅう状況で、しかもそのうち2、3人は、普段は寝ゆうっちゅうがやき、まっこと非効率きわまりないがやき。
キャッチャーを増やすよりか、暴投ピッチャーをさっさと交代さいて、需要者っちゅうピッチャーのコントロールを良うするほうがはるかに効率的ながよ。
これが経済学でいう「ピークロード・プライシング」の考え方ながやき。
つまり、ピークを解消するために、ピーク時にのみ、高い電力料金を取るっちゅうことながよ。
さらに、一瞬信じられんような話やけんど、この「ピークロード・プライシング」を徹底させりゃあ、現在の過剰な設備らあ必要のうなる、つまりは、原子力発電所が不要になる可能性も高いっちゅうがぜよ!
なるほど!と膝を打つような明解な説明が書かれちょりますきに、興味がある方は、是非こちら(http://synodos.livedoor.biz/archives/1720131.html)をご覧くださいや。
「自粛」に対する考え方、「電力不足対策」・・・いろんな問題に対していろんな考え方がガンガン出てきて、みんなあで議論し合うて、ホンマにこの国のため、未来のワシらあの子孫のためになるような、サステイナブル・・・持続可能で、みんなあが笑顔で暮らせる素晴らしい国になっていくようにしていきましょうぜや!
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