『直近の顧客と売上を失わんための具体的行動は、「動機のシフトへの対処」と「動機の喚起」と「絆作り」ぜよ。』(小阪裕司)
一昨日の4月28日(木)のブログでもご紹介さいてもうた、4月25日(月)の小阪裕司先生(http://www.kosakayuji.com/)の東日本大震災支援・チャリティ講演会での言の葉ながよ。
演題は、「今、この時だからこそビジネスパーソンに伝えたいこと」(〜これからの消費の読み方と商工業が元気になる具体的手立て〜)。
小阪先生は、今回の東日本大震災により消費心理は大きゅう変化したけんど、ビジネスパーソンは対処を間違うたらイカンと声を大にして伝えられるがやき。
ほんで、直近の顧客と売上を失わんための具体的行動を、3つ挙げられるがよ。
まずは「動機のシフトへの対処」。
こりゃあ昨日の4月29日(金)のブログでもご紹介したけんど、震災の影響でお客様の満たされん欲求、購買動機は急激にマズローの欲求段階説の下位にシフトしちゅうがやき。
けんどそりゃあ、あくまで地域によって差があるし、一定の期間ながやき、そこを間違うたらイカンっちゅうがよ。
二つめは、「動機の喚起」。
ここで小阪先生は、ビジネスパーソンは、自分のビジネスで、お客様を「あたため、ほぐすことができる」と、断言されるがやき。
震災の影響で、沈みこんじゅうお客様の心を、自分のビジネスでいかに「あたため、ほぐすことができる」かが、鍵になるっちゅうがよ。
ビジネスにゃあ、商売にゃあ、それっぱあの力があるっちゅう事実は、なんとワシらあを元気づけてくれることやろう!
ほんで最後の三つめは、「絆作り」。
こんな時やからこそ、お客様とのコミュニケーション、絆作りがこぢゃんと大切になるっちゅうがやき。
しっかりと絆作りができちゅうお客様は、震災直後やち買い物に来てくれるばかりか、買い物がのうたち心配してお店に来てくださる事例もあるっちゅうがよ。
埼玉のある子供服と玩具のお店は、お客様との絆作りがしっかりできちゅうお店やけんど、震災直後は計画停電の影響で、お店は真っ暗やったがやと。
けんどそんな真っ暗なお店に、次から次にお客様がいらっしゃり、「心配しちょった」「このお店に来られてホッとした」っちゅう言葉を、足るばあいただけたっちゅうがやき。
お客様との絆作りがしっかりできちゅうこういうお店は、たとえ火急のモノ(水とか、トイレットペーパーとか)を売ってのうたち、お客様にとっちゃあ「欠くべからざる店」になっちゅうきに、震災直後やちお客様の気持ちが離れるこたぁないっちゅうがよ。
ビジネスにとって、お客様との絆がいかに大切か、あらためて思い知らされたがぜよ。