6月22日(水)の夏至の日は、「花鶴」 (http://www.hotpepper.jp/strJ000550804/)さんにて、「旬どき・うまいもの自慢会・土佐」〈第20回夏の集い〉を開催したがぜよ。
この会は、土佐の春夏秋冬、山川海の旬のうまいもんと、旬の司牡丹を合わせて楽しむっちゅう内容で、年4回開催しゆう会ながよ。
詳しゅうは、ホームページ(http://tosa-no-umaimono.cocolog-nifty.com/blog/)をご覧くださいや。
さて今回の夏の集いのメイン食材は、土佐湾獲れの絶品「鱧(ハモ)」ながやき。
鱧は、関西じゃあ夏の味覚の代表選手で、特に京都じゃあ祇園祭りに欠かせれん高級食材ながよ。
高知県じゅああんまり一般的やないけんど、実は土佐湾じゃあ、たくさん捕獲されよって、その大半が京阪神に出荷され、何倍もの値段になって売られゆうがやき。
そんな高級食材であり、小骨が多うて高度な調理技術を必要とする鱧を、「花鶴」さんがどう料理されるか、まっこと楽しみながよ。
さて、ワシゃあ17時ばあにゃあ会場に到着し、ちくと打ち合わせとグラスや資料、BGMやマイクの準備らあをしたがやき。
18時ばあから受付開始。
2階のお座敷に、ぼちぼちお客様がいらっしゃり、開会予定の18時半にゃあ、ご参加者23名がほぼ集まられたがよ。
まずはワシからの開会のご挨拶。
ほんで乾杯のご発声は、つい先日瑞宝双光章の叙勲を受けられた藤崎さんにお願いしたがやき。
宇宙一乾杯にふさわしいお酒、「司牡丹・土佐宇宙酒・宇宙龍」で乾杯して、さあ夏の至高の宴の開宴ながよ!
★乾杯酒:「司牡丹・土佐宇宙酒・宇宙龍」(純米吟醸酒)
●先付:『窪川ブラウンポートリー「コロンブスの茶卵」の温泉卵』
臭みのまったくないナチュラルな卵本来の旨みが濃厚な茶卵の温泉卵が、「宇宙酒」の華やかな香りと味わいで、一層美味しさの膨らみが増すがやき。
ここで「花鶴」のご主人・刈谷さんが、この日のお料理メニュー全体を解説。
まっこと豪華な内容に、話を聞きゆうだっけでヨダレが出てくるがぜよ。
★「司牡丹・生鮮酒〈夏〉零下貯蔵生酒」(純米生酒)
●前菜:「姫サザエの旨煮・鱧の子寄せ・白瓜の雷干し・ケンサキイカの真砂和え」
「春野ファームベジコのサラダ」(ファームベジコの胡瓜・コリンキー・トマトのグラニエ、永田農法足摺レッド)
「鱧の子寄せ」は、鱧の卵を鶏の卵で寄せたもん。
これが風味豊かで美味いこと美味いこと!
零下貯蔵生酒と合わせりゃあ、互いの美味しさをグッと引き立て合うがよ。
姫サザエの旨煮も、白瓜の雷干しも、ケンサキイカの真砂和えも、どれもが美味しゅうて、生酒が進むこと進むこと!
さらに、見た目もこぢゃんと美しゅうて涼しげなサラダが登場!
春野の長崎さんく、ファームベジコ(http://vegeco.jp/)の胡瓜とコリンキーに、土佐清水産・永田農法足摺レッド(赤タマネギ)のスライスを加え、さらにその上にファームベジコのトマトを凍らいてグラニエして乗せちゅうがやき。
トマトのグラニエのナチュラルな酸味、足摺レッドの甘み、胡瓜とコリンキーの食感が絶妙で、こりゃ見事な酒の肴になるサラダながよ!
★「船中八策・零下生酒」(超辛口・特別純米酒)
●「鱧おとし」
宴席も次第に盛り上がってきて、いよいよ「船中・零下生酒」と「鱧おとし」が登場!
見事に皮一枚残して骨切りされた湯引き鱧を、梅肉につけていただきゃあ、淡白な中にも独特の上品な旨みがギュッと詰まって、美味いこと美味いこと!
梅の酸味のアクセントも絶妙で、「船中・零下生酒」がさらに美味しさ倍増で、箸も杯も止まらんなるがぜよ!
ちなみに鱧は、ハモ科に属するウナギの仲間。
ウナギの仲間の特徴は、栄養が豊富なことながやき。
特に鱧は、皮膚の老化を防ぐコンドロイチンが豊富で、京美人は鱧によって育まれたと言われるほど!
そんなことが語られるばあ、鱧は京都の祇園祭りにゃあ欠かせれん高級食材で、関西じゃあ夏の味覚の代表格ながよ。
また「鱧は梅雨の水を飲んで美味しゅうなる」と言われるように、6〜7月が旬で、まさに今が最も美味しい時期ながやき。
★「司牡丹・大吟醸・黒金屋」(金賞受賞・大吟醸原酒)
●「牡丹鱧のお椀」
さあここで、いよいよ「司牡丹・大吟醸・黒金屋」(金賞受賞酒)の登場ながよ。
まずはワシが、いかに金賞受賞酒が貴重で、大吟醸の中の大吟醸かっちゅう解説をさいていただき、「お待たせしました!司牡丹・大吟醸・黒金屋、金賞受賞酒の入場です!」っちゅうコールで、雅楽の荘厳な調べと共に、金賞受賞酒が入場したがやき。
ご参加者全員、お1人お1人に、ワシが心を込めて注がいていただいたがよ。
その芸術ともいえる華やかな芳香と、比類無きまろやかさで膨らむ深うて美しい味わいに、あちこちからため息が漏れよったがやき。
さらにお料理は、これまた見事な牡丹の花のような、「牡丹鱧のお椀」。
葛でちくとトロミのついた鱧の、シンプルやに旨みの詰まった味わいが、大吟醸と合わせることで、お互いの格が1ランクアップするようながぜよ!
★「龍馬からの伝言・日本を今一度せんたくいたし申候」(超辛口・純米酒)
●「鱧の箱寿司と握り寿司」
さらにここで、これでもかと鱧の箱寿司と握り寿司が登場!
「日本を今一度〜」の超辛口のキレが、どちらの寿司の美味しさもさらにグレードアップさいてくれるがよ。
★「司牡丹・永田農法〈高知県産・山田錦〉」(純米吟醸原酒)
●「鱧の天ぷら・永田農法足摺レッドの天ぷら」
まだまだ続く鱧尽くし!
鱧の天ぷらと足摺レッドの天ぷらながやき。
鱧の淡白な中の凝縮した旨み、足摺レッドの甘みが、天ぷらにすることで倍増しちょって、美味いこと美味いこと!
「司牡丹・永田農法〈高知県産・山田錦〉」の生命力あふれる豊潤な旨みが加わりゃあ、もはやその美味しさは天下無敵ながよ!
★「船中八策・薄にごり生酒」(超辛口・特別純米薄にごり生酒)
●「焼き蟹」
さらにさらに!ここに来て「船中・薄にごり生酒」と「焼き蟹」が登場!
フレッシュぴちぴち感あふれる豊かな味わいが口中にやわらこう膨らんでいくこの酒は、「焼き蟹」の濃厚な旨みを、さらにグンと増してくれるがやき。
実はこの蟹は、さすがに高知県産やないけんど、「花鶴」ご主人の刈谷さんが、この日は「蟹の日」やきっちゅうことで、特別に出してくださったがよ。
この日6月22日は、「蟹座」のスタート日であり、さらに蟹の「か」は五十音じゃあ6番目で「に」は22番目っちゅうことで、6月22日は「蟹の日」ながやと。
なかなか面白いウンチクを聞かいてもうたがやき。
★デザート酒:「司牡丹・山柚子搾り・ゆずの酒」(リキュール)
●デザート:メロン、小夏、スモモ、ヤマモモ
締めのデザートは「山柚子搾り」と、メロン、小夏、スモモ、ヤマモモらあの土佐の夏を彩る果物たち。
まっこと、前回の〈第19回春の集い〉が、大震災直後で中止になったけんど、その分まで加わったばあ、今回はこぢゃんと豪華なコースで、皆さん大満足のニコニコ笑顔が満開やったがよ。
開宴からアッちゅう間の2時間50分、21時20分ばあにゃあ無事お開きとなり、皆さん満面の笑みで、ちくと千鳥足で帰路につかれたがやき。
ご参加いただきました皆さん、今回もいろいろ野菜をご提供いただきました長崎さん、まっことありがとうございました。
また、1階も大入り満員のこぢゃんとお忙しい中、刈谷さんをはじめとする「花鶴」さんの皆さんにゃあまっことお世話になりました。心から御礼申し上げます。
ほいたら最後に、ご参加者の皆さんからいただいたアンケートの中から、悦びの声の一部を、以下にご紹介さいていただきますぜよ。
●満足です。紹介したい人に自信をもってお勧めできます。
●美味しい料理(滅多に食べることができない)にマッチした日本酒の素晴らしさに魅了され、楽しい一時を過ごすことができました。
●今回は職場の先輩の退職に対して、感謝の気持ちでこの会に招待させていただきましたが、大変満足されたようで、本当にこの会に招待してよかったなぁと思っております。
●いろんな料理に、それにマリアージュしたお酒。おいし!自分で飲んだり、食べに行って、お酒を注文しても、こんなふうにたくさんのお酒を出せはしないので、とてもうれしい。
●おいしさは人でつくられる。集う人があって喜びとおいしさが生まれる。そういう機会をつきってくださる企業は高知の宝!!
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司牡丹酒造株式会社