8月1日(月)は、司牡丹社内にて平成22酒造年度の「のみきり」やったがやき。
こりゃあ冬から春にかけて醸造したお酒の保存状態や品質をチェックするために、全てのお酒の貯蔵タンクのノミを切って(タンクの口を開けること)、ひっとつひっとつ夏場に利き酒するっちゅう、酒屋の伝統的な社内行事のひとつながよ。
「ノミ」を「きる」き、「のみきり」ながぜよ。
今年は、タンク貯蔵の日本酒37本と、平成10酒造年度からの長期熟成酒用の大吟醸酒9本と、瓶貯蔵の日本酒17種類とで、日本酒合計63本やったがやき。
加えて、焼酎が34本、日本酒ベースの柚子リキュールが1本、焼酎ベースの柚子リキュールが9本やったがよ。
さらに、高知ファイティングドッグス(http://www.fighting-dogs.jp/)の皆さんと一緒に仕込んだ梅酒(「6月28日」のブログ参照)も出されたがやけんど、もう既にそれなりに梅酒になっちょったがやき。
これらあ全てを、会長やワシや杜氏や、社員の何名かで利き酒してチェックしたがやけんど、数があるだっけに、なかなかこれがシンドイがやき。
この時点での今年の司牡丹の日本酒全体の特徴は、淡麗な中にも膨らみがあり、その膨らみが例年以上に大きゅうて円みを帯びた感じで、後口のキレも良うてバランスがえいがよ。
特に今年は、純米酒にその良さが際立っちゅう感じがしたがやき。
中でも今年特にワシが気に入ったイチオシは、超辛口の特別純米酒。
いわゆる「船中八策」や「自由は土佐の山間より」らあながよ。
膨らみが一層大きゅう円みを帯びることで、後口のキレがさらに印象的になるっちゅう感じで、まっこと「船中」ファンにゃあタマランお酒に仕上がっちゅうがやき。
とにかく今年の司牡丹も、例年以上に「どれを飲んだちハズレがない!」と言うていただけるはずやき、皆さんも是非奮ってお召し上がりくださいや!
土佐の高知の日本酒蔵元「司牡丹」の公式ホームページは、こちらをクリック!
司牡丹酒造株式会社