「怒りは一時的な狂気ながよ。この感情を抑えにゃあ、人生は、狂気の世界に征服されてしまうぜよ。」(クィントゥス・ホラティウス・フラックス)
古代ローマ時代の南イタリアの詩人、ホラティウスさんの言の葉ながやき。
ホンマに心底怒りゆう時にゃあ、まっこと周りが何ちゃあ見えんなって、まともな思考すらできんなってしまうもんやろうがよ。
ちゅうことは、確かに怒りは一時的な狂気やっちゅうことになるがやき。
ほいたら、怒りの持続が長い人や怒りっぽい人は、そんな「狂気の世界」におる時間が長い人やっちゅうことになるがよ。
そういう人はたいてい、年月が経てば経つばあ、一層怒りっぽうなってくるもんながやき。
つまり、「狂気の世界」におる時間が長うなっていくがよ。
それをホラティウスさんは、「人生を、狂気の世界に征服されてしまう」と表現しちゅうがやき。
誰やち、まさか自分が「狂気の世界」の住人やとは思わんろう。
けんど、しょっちゅう何かにあたったりしてプリプリ怒りゆう人は、「狂気の世界」の住人やと思われたちしょうがないっちゅうことながよ。
つまり、怒りの感情を、ある程度抑えたりコントロールしたりできるようにならにゃあ、「正気の世界」の住人たぁいえんっちゅうことながぜよ。