2011年09月11日

幸せの言の葉〈511〉

「怒りは一時的な狂気ながよ。この感情を抑えにゃあ、人生は、狂気の世界に征服されてしまうぜよ。」(クィントゥス・ホラティウス・フラックス)


古代ローマ時代の南イタリアの詩人、ホラティウスさんの言の葉ながやき。


ホンマに心底怒りゆう時にゃあ、まっこと周りが何ちゃあ見えんなって、まともな思考すらできんなってしまうもんやろうがよ。


ちゅうことは、確かに怒りは一時的な狂気やっちゅうことになるがやき。


ほいたら、怒りの持続が長い人や怒りっぽい人は、そんな「狂気の世界」におる時間が長い人やっちゅうことになるがよ。


そういう人はたいてい、年月が経てば経つばあ、一層怒りっぽうなってくるもんながやき。


つまり、「狂気の世界」におる時間が長うなっていくがよ。


それをホラティウスさんは、「人生を、狂気の世界に征服されてしまう」と表現しちゅうがやき。


誰やち、まさか自分が「狂気の世界」の住人やとは思わんろう。


けんど、しょっちゅう何かにあたったりしてプリプリ怒りゆう人は、「狂気の世界」の住人やと思われたちしょうがないっちゅうことながよ。


つまり、怒りの感情を、ある程度抑えたりコントロールしたりできるようにならにゃあ、「正気の世界」の住人たぁいえんっちゅうことながぜよ。


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