2011年10月02日

幸せの言の葉〈517〉

「商売たぁ、売って喜び、買って喜ぶようにするべきながよ。そこに喜びがなけりゃあ商売たぁ言えんがぜよ。」(二宮尊徳)


かの有名な、薪を背負うて本を読みもって歩く子供の像のモデル、二宮尊徳さんの言の葉ながよ。


この言の葉は、いつの時代になったち変わることのない、不変の真理やと思うがやき。


まず「売って喜ぶ」っちゅうんは、「こうすりゃあお客様が喜ぶがやないろうか」と考え、商売において何らかを仕掛けて、そのお陰でお客様が喜んでくれたことによって利益を得るっちゅうことながよ。


自分の得意なことで他人を喜ばせることができて喜び、さらに儲けて喜ぶっちゅうことながやき。


次に「買って喜ぶ」っちゅうんは、お客様が支払う対価以上に、価値を手に入れることができたっちゅう意味ながよ。


そういう時にゃあ、お客様からは自然に、「ありがとう」っちゅう感謝の言葉が出るもんながやき。


お客様から「ありがとう」と言われてこそ、商売ながよ。


売る方も喜び、買う方も喜ぶ、どちらも得をしたと思えることこそ、本当の商売じゃっちゅうことながぜよ。


商売たぁ、何と素晴らしいもんじゃろか!


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