10月1日(土)の「日本酒の日」は、高知県民体育館にて、「第46回土佐はし拳全日本選手権大会」やったがやき。
ちなみに「土佐はし拳(はしけん)」たぁ、土佐の宴席でのお座敷遊びのひとつで、対戦者2名が向かい合うて座り、朱塗りの箸を3本ずつ隠し持って、相手に見えんように何本か持って出し合うて、互いの箸の合計を当て合うっちゅうゲームながよ。
ほんで負けた方が土佐酒が注がれた杯を飲み干すがやけんど、通常土佐の宴席じゃあ、宴会の後半に「はし拳」は始まるき、みんなあ既にかなり酔うてからやるもんやき、負けた方が飲むがが罰杯になるがやき。
そのお陰で、土佐の宴席は酒が出るピークの山が2回あるっちゅうて言われるがよ。
そんな「土佐はし拳」は、江戸時代の末ばあから始まったと言われちょって、それを競技大会にしたこの「全日本選手権大会」は、昭和38年から毎年(2回だっけ中止あり)開催されよって、今回で第46回を迎えるがやき。
主催は、高知県酒造組合と(株)高知新聞社のダブル主催ながよ。
さて、ワシらあ酒造組合のメンバーは、朝早うから会場の準備と設営やったがやき。
11時半からは受付開始で、ゾロゾロと「拳士」らあが県内各地から集まって来られたがよ。
今回のご参加者は、76チームで228名。
先鋒、中堅、大将の3名による団体戦トーナメントと、個人戦トーナメントがあるがやき。
さて開会して、まずは優勝旗と優勝カップが、昨年度の団体優勝チームと個人優勝者から返還されたがよ。
続いては主催者挨拶。
高知県酒造組合の澤田理事長と、高知新聞社さんからのご挨拶があったがやき。
お次の名誉会長挨拶は、名誉会長の尾崎知事さんが公務でご欠席で、司会の松尾さんが代読したがよ。
続いては、審判長による競技方法説明があり、ご来賓のご紹介があり、拳士宣誓があったがやき。
ほんで、会場中央の大土俵にて、ご来賓の方々による模範試合が行われ、いよいよ会場は熱気を帯びてきたがよ。
ここでちくと出し物があり、「はし拳踊り」の披露と「はし拳音頭」の披露があって、皆さん画像を撮りまくりやったがやき。
さあ、13時ばあから、いよいよ団体トーナメントのスタートながよ。
広い県民体育館に設置された12の土俵に分かれて、76チームがこぢゃんと威勢よう拳を打ちはじめりゃあ、館内はイッキに熱気ムンムン!
「いらっしゃい!」「くるかよ!」「3よ!」「1じゃ!」・・・ちゅう具合に、あちこちで喧嘩腰やったり、また静かな闘志を燃やす戦いがあったりと、熱戦が繰り広げられたがやき。
各土俵の後ろにゃあ、各チームの控え席があって、皆さんそこで出番待ちをしゆう間にも結構お酒を酌み交わし、楽しそうながよ。
早々に負けたチームやち、後の個人戦に備えて(?)、結局お酒を酌み交わしゆうがやき。
14時過ぎばあにゃあ、団体戦の上位4チームが出揃うたところで、続いては個人戦ながよ。
団体戦で敗退したち、まだまだ個人戦にゃあチャンスはあるき、皆さんの表情は真剣そのもの。
228人が12土俵に分かれて、威勢よう拳を打ち合うたがやき。
ちなみに途中から、早々に敗退した方々向けに、段位取得のための特設土俵も設けられ、周りに応援団やら観覧者らあがグルリ取り巻いて、こぢゃんと盛り上がったがよ。
こうして15時半ばあに、個人戦もベスト4が決定し、いよいよ名誉ある中央の大土俵を使うた、団体戦準決勝のスタートながやき!
準決勝2試合と3位決定戦が行われ、いずれも白熱した試合展開でこぢゃんと盛り上がり、さあついに団体戦決勝戦ながよ!
「スナック百々B」チーム対「藝拳会B」チームでの決勝戦ながやき。
先鋒戦と中堅戦で互いに1拳ずつ取り合い、両チーム一歩も譲らんガップリ四つ!
結局、大将戦を制した「藝拳会B」チームが見事勝利し、団体戦優勝を果たしたがよ。
続いては個人戦。
準決勝2試合が行われ、その後の個人戦決勝は、対照的にアッちゅう間のストレートで勝敗が決し、神田すみ恵さん(「浜改田絆」チーム)が見事優勝し、「第46回土佐はし拳全日本選手権大会」横綱に輝かれたがやき。
16時過ぎ、全ての試合が終了し、こぢゃんとめでたい表彰と賞品授与式ながよ。
まずは団体戦4位(敢闘賞)、3位、2位が表彰され、副賞の土佐酒が授与された(4位:1升瓶5本・3位:1升瓶10本・2位:1升瓶20本)がやき。
ほんで見事優勝した「藝拳会B」チーム(前田徳義さん・門田晴彦さん・小松幹彦さん)にゃあ、賞状、優勝旗、優勝カップらあに加え、副賞として土佐酒1升瓶40本が授与されたがよ!
続いての個人戦表彰は、張出小結に賞状と副賞の1升瓶2本、小結4名に賞状と副賞の1升瓶3本、関脇2名に賞状と副賞の1升瓶5本、大関1名に賞状と副賞の1升瓶10本が授与され、見事優勝し横綱になられた神田すみ恵さん(「浜改田絆」チーム)にゃあ、賞状、優勝旗、優勝カップらあに加え、副賞として土佐酒1升瓶40本が授与されたがやき!
入賞、並びに優勝された皆様にゃあ、心からお祝い申し上げます!
そしてご参加いただきました皆様にゃあ、心から厚う感謝申し上げますぜよ!
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司牡丹酒造株式会社