「人間、志を立てるがに遅すぎるっちゅうこたぁないがぜよ。」(スタンリー・ボールドウィン)
イギリスの実業家にして政治家で、三度にわたって首相を務めた、ボールドウィンさんの言の葉ながよ。
「いまさらこの年になって・・・」っちゅう言葉は、ワシらあも50歳を目前に控えて、周りでよう聞くようになってきたがやき。
こりゃあ、何か新しいことや、これまでと違うことらあに挑戦しょうかっちゅう時に、よう聞く言葉ながよ。
確かに、50歳近いオッサンになって、まったく未知の領域に踏み込むっちゅうんは、誰やちこぢゃんと抵抗があるもんながやき。
いまさら人にモノを教わったり、無知をさらけ出すこたぁこぢゃんと恥ずかしゅうて、とてもやないけど耐えられんと感じてしまうもんながよ。
けんど、それっぱあのことが何ぜよ!
ボールドウィンさんの言の葉の通りながやき!
人間、志を立てるがに遅すぎるっちゅうこたぁないがよ。
あの、日本初の日本地図を作った、伊能忠敬さんをみてみいや。
「人生50年」と言われよった江戸時代に、50歳から測量らあの勉強を始めて、56歳から日本各地の測量を開始し、74歳で死ぬるまで日本中の測量をし続けて、その3年後に弟子らあの手で日本初の日本地図が完成したがやき。
ほいたら現代のワシらあは、50歳どころか、60歳や70歳、80歳になったち、志を立てるがに遅すぎるっちゅうこたぁないがぜよ!