2011年11月03日

幸せの言の葉〈527〉

「労働の喜びは、自分でよう考え、実際に経験することからしか生まれんがやき。労働の喜びは、教訓からも、実例からも決して生まれやあせんがぜよ。」(カール・ヒルティ)


「幸福論」で有名なスイスの哲学者、カール・ヒルティさんの言の葉ながよ。


労働に喜びを感じてない人に、いろんな教訓話をしたり、実例をあげて話したりして、何とか労働に喜びを感じる人になってもらおうとしやあせんかよ?


もちろんそんな話を聞いて、自分で気づいて変われる人も、ちったぁおるろうけんど、一般的にゃあそれだっけで変われる人は稀ながやき。


結局、労働の喜びはヒルティさんのおっしゃる通り、教訓からも、実例からも決して生まれやあせんがよ。


教訓や実例をきっかけに労働の喜びに気づいた人やち、結局その後で、自分でよう考え、実際に経験することによってしか、本当の労働の喜びは手に入れるこたぁできんがやき。


「実際に経験する」だっけじゃあイカンがよ。


ポイントは、「自分でよう考え」っちゅうところながやき。


誰かに指示や命令されて、「実際に経験する」だけじゃあ、いつまで経ったち真の労働の喜びは生まれてこんがよ。


それを「自分でよう考え」て、いろいろ工夫しもって「実際に経験」して、その上で結果を出すことができりゃあ、そこで初めて、労働の喜びっちゅう報酬が生まれてくるもんながぜよ。


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