「勤勉だっけが取り柄やったら蟻と変わるくがないがよ。なんのためにせっせと働くかが問題ながぜよ。」(ヘンリー・デイヴィッド・ソロー)
アメリカの作家・詩人・博物学者のヘンリー・デイヴィッド・ソローさんの言の葉ながよ。
日本にゃあ昔っから勤勉は美徳っちゅう考え方があって、そりゃあまっこと素晴らしいことやと思うがやき。
けんど、目的もなしにただ勤勉なだっけじゃあ、そりゃあ蟻と変わらんがやないかと、ソローさんは言いたいがよ。
勤勉それ自体が目的になってしもうちゃあせんかよ?
日々の仕事に追われて、いつの間にか勤勉のための勤勉になってしもうちゃあせんろうか?
ちくと立ち止まって、いっぺん考えてみることをお奨めしますぜよ。
一生懸命毎日毎日勤勉に働きゆうに、なかなか認めてもらえん、成功できんっちゅう人は、なんのために働くがかっちゅう目的の部分を、ちくと忘れちゃあせんろうかと、立ち止まって考えてみるべきながやき。
働くっちゅうことは、究極的にゃあ自分の得意なことをして誰かの役に立つっちゅうことやないろうか。
働くっちゅうことは、世の中のためであり、会社のためであり、自分の家族のためでもあるろうけんど、やっぱし一番は自分自身のためやっちゅうことながやき。
自分はいったい何のために働きゆうがか?
自分自身の夢や理想や世界観を、働く目的の部分に据えてみろうぜや。
ワシらあは、蟻やないぜよ、人間ぜよ!
ほいたら勤勉のための勤勉やのうて、より高次な目的のために日々働きゆうがじゃっちゅうことを、常に忘れんと働きたいもんじゃのう!