「いまやりゆうことが楽しゅうてしかたないがよ。仕事っちゅう意識はまったくないがやき。」(ジェリー・ヤン)
検索エンジンを開発し、ヤフーを設立したジェリー・ヤンさんの言の葉ながよ。
ヤンさんは台湾生まれで、10歳のときに家族でアメリカに渡ったがやけんど、そんときゃあ英語は全然話せんかったがやと。
それが台湾で英語教師をしよった母親から英語を習い、12歳のときににゃあパソコンを買うてもうて才能が開花し、スタンフォード大学に入学。
優秀な生徒しか入会できん「ファイ・カッパ・サイ」っちゅうクラブのメンバーになり、そっから検索エンジンの開発、ヤフー設立とつながっていくがぜよ。
そんなヤンさんの背景を知ってからこの言の葉をもういっぺん読みゃあ、一層味わい深いもんになるがやき。
10歳んときに英語も話せんっちゅうんは、アメリカじゃあすでにこぢゃんとハンデがあったっちゅうことながよ。
それが母親から英語を習い、12歳でパソコンを買うてもうてから、一気に才能が開花するがやき。
こっからは想像けんど、10歳の頃にゃあ落ちこぼれで自己嫌悪の日々やったがが、12歳の頃からは毎日が楽しゅうて楽しゅうてしょうがなかったがやないろうかのう。
おそらく検索エンジンを開発したときも、ヤフーを設立したときも、ほんでこの言の葉を語ったときも、ヤンさんはその頃とおんなじ気持ちやったがやないろうか。
ほんじゃき「いまやりゆうことが楽しゅうてしかたない」っちゅう言の葉が出るし、「仕事っちゅう意識はまったくない」っちゅう言の葉も出るがよ。
ヤフーを去ったいまも、もしヤンさんがこの言の葉のとおりの気持ちを持ち続けちゅうとしたら、また何か凄いもんをワシらあに見せてくれるがやないろうかのう。