2012年01月25日

「土佐学協会」平成23年度第9回理事会ぜよ!

 1月24日(火)は、17時半から高知県立大学にて、ワシが理事長を務めさいてもらいゆう「土佐学協会」(http://tosagaku.cocolog-nifty.com/report/)の平成23年度第9回理事会やったがやき。


 ちなみに当会は年度末が3月末やき、まだ平成23年度ながよ。


 今回の理事会参加者は、ワシと清原先生、大野さん、小西先生、長崎さんの5名やったがやき。


 ほんで、以下の件らあについて話し合うたがよ。2012.1.25理事会風景

●「土佐学協会NewsLetter」No.22(2012年1月号)理事長挨拶について。

 ワシが理事長挨拶で引用さいてもうた「日経MJ」12月26日の「石鍋仁美のマーケティングの非・常識」について、ちくと補足説明さいてもうたがやき。


●「郷土野菜を楽しむ会」〈冬編〉の報告。

 「土佐学協会」も協賛しちょった1月20日(金)に開催された「郷土野菜を楽しむ会」〈冬編〉(「1月23日」のブログ参照)について、長崎さんから報告があったがよ。


 ワシも参加さいてもうたがやけんど、結果は大盛況で、すごい反響やったがやき。


 また、こん時のメイン食材やった入河内大根の即売会を、22日(日)の「日曜市」にて実施したがやけんど、開始から1時間半で全部売り切れる人気ぶりやったようながよ。


 ちなみに1月27日(金)の昼の12時から(14時半ラストオーダー)も、「ランチビュッフェで郷土野菜を楽しむ会」が高知パレスホテル「ビュッフェレストラン エズ」(TEL:088-821-0210 http://www.bf-eze.com/)にて開催される予定ながやき。「ランチビュッフェで郷土野菜を楽しむ会」チラシ



 会費はわずか1554円で、通常のビュッフェメニューにプラスして、入河内大根や十市茄子や弘岡カブらあの郷土野菜を使うた料理が、10数種類ばあ加わるっちゅうがやき、こりゃ27日のランチは、「ビュッフェレストラン エズ」でキマリぜよ!


 ご予約は、「ビュッフェレストラン エズ」(TEL:088-821-0210 http://www.bf-eze.com/)まで。


●大野さんより報告。

 地域文化デジタルアーカイブ研究会が1月26日に開催する「武家屋敷を楽しむコツ」は、「土佐学協会」一般会員からの申し込みもあったっちゅうことながよ。


●来年度事業計画、および「土佐学大会」について。

 来年度事業計画、および「土佐学大会」について、ちくとワシから壮大な提案をさいてもうたがやき。


 この計画の名は、「土佐 Na・Ka・Ma」。


 大野さんが仕掛けられゆう、古い写真や映像らあを保存して地域の共有財産にしょうっちゅう「NaKaMaプロジェクト」から、ちくとネーミングは拝借さいてもうたがよ。


 ちなみに「Na・Ka・Ma」の意味は、もちろん言葉通りの「仲間」の意味と、もうひとつ土佐弁の「なかまにしょう」の意味があるがやき。


 土佐弁の「なかまにしょう」っちゅう言葉にゃあシェア、つまり共有、共同利用っちゅう意味があるがよ。


 さらに「中間(なかま)」と書きゃあ、本来は真ん中の部分っちゅう意味やけんど、「中道」的意味あいで、二つの対立する極端な意見や世界観を統合し超越し昇華し、新たな第三の道を探るっちゅう意味を与えたいがやき。


 そんな想いを込めた「土佐 Na・Ka・Ma」たぁ、いったいどんな計画かっちゅうたら、一言で言うたら、土佐学協会が、新しい土佐の未来を創造する、変革の「場」をつくるっちゅうことながよ。


 まず、現代社会の現状としちゃあ、以下の2つの問題があるがやき。


〈A〉近年、「モノからコトへ」とか「コトからココロへ」とか言われて久しいけんど、いまだに企業は「コト」需要にも「ココロ」需要にも上手に対応できてないがよ。


 もしかしたら1社じゃあ、もはや現代生活者の願望に対する答えは出せんがかもしれんがぜよ。


〈B〉明治維新、終戦に匹敵するような大変化が起きろうとしゆう現代、企業は抜本的な大変革が求められゆうがやき。


 けんど、もはや企業内部から変革を起こすがは不可能に近いがやと。


 ハーバード・ビジネス・スクールのクレイトン・クリステンセン教授も、著書「イノベーションのジレンマ」の中で組織硬直化に対する処方箋について、内部からは変革できんと断言しちゅうがよ。


 ほいたら、外部にゲリラ的組織を創るしかないがやき。


 各企業の変革のリーダーらあを集めて、企業の外に別組織を創り、本大会たぁ異な文化を築くがよ。


 ほんで、こうして立ち上がった事業のエネルギーを活用しもって、本体の方へ刺激と影響を与え、硬直化しはじめた組織を再び活性化さいていくしかないがやき。(『「2022・・・これから10年、活躍できる人の条件」 神田昌典 著 PHPビジネス新書』を参考にさいてもらいました。近日あらためてこの書籍はご紹介さいていただきます。)


 これらあ〈A〉〈B〉のような問題を、一挙に解決する方法が、何を隠そう「土佐 NaKaMa」ながよ!


 この土佐の高知で、どんな未来を築きあげたいがか、そんな理想の世界から逆算して、いま成すべきことを考えるがやき。


 そんなおんなじ未来を見ゆう変革者らあが集まって協働し、現代生活者の願望に対する答えをひねり出す・・・そんな創発の場、新しい土佐の未来を創造する場が、「土佐 NaKaMa」ながよ!


 たとえば、「理想の世界」を以下のように考えたとするがやき。


 「都会に住む人らあが、「土佐的」ライフスタイルに憧れを感じ、都会に住みもってチビッとでもそれに近づこうと、土佐の農水畜産物や食品や酒(さらに生活雑貨や衣類や住宅や遊び方まで?)らあを他県のもんたぁ別格品として生活に取り入れちゅうっちゅう世界。」


 ほいたら、このような「理想の世界」と、都会に住む人らあの願望とのギャップに、いかにしてブリッジを架けるかが、「土佐 NaKaMa」の課題になるがよ。


 こんとき、これまで土佐学協会が蓄積してきた土佐に関する様々な知見が、ブリッジのヒントになるはずながやき。


 この提案は、理事の皆さんも面白いっちゅうことで、その後のディスカッションも、こぢゃんと盛り上がったがよ。


 こうして大盛り上がりの中、20時前ばあに、理事会は無事終了したがぜよ。





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