1月30日(月)の朝のニュースや朝刊らあで話題になっちょったけんど、大阪市の橋下市長さんが新時代の「船中八策」構想をぶちあげたみたいながよ。
高知新聞にも「橋下維新 公約づくり着手」として掲載されちょったけんど、スポーツ新聞らあの一部にゃあ、「船中八策」の文字がデカデカと躍っちょったがやき。
橋下市長さんが、どんな「船中八策」構想を持たれちゅうがかは知らんけんど、多くの方々が何とのう気づいちゅうことは、確かに今の時代は、あらゆる分野で新時代の「船中八策」みたいなもんが必要じゃっちゅうことながよ。
いろんな識者の方々も異口同音に語りゆう通り、今の時代は日本っちゅう国にとっちゃあ、明治維新や終戦に匹敵するような大変化が起きつつあるがやき。
つまり今、あらゆる分野、あらゆる業界、あらゆる組織、あらゆる企業に、抜本的な大変革が求められゆうがよ。
けんど、先日の「土佐学協会」理事会(「1月25日」のブログ参照)でも話題にした通り、もはや1つの分野、1つの業界、1つの組織、1つの企業じゃあ、その内部から変革を起こすがは不可能に近いがやき。
何でかゆうたら、そりゃあ幕府の中におりもって、維新の準備を進めるようなもんやきながよ。
ハーバード・ビジネス・スクールのクレイトン・クリステンセン教授も、著書「イノベーションのジレンマ」の中で組織硬直化に対する処方箋について、内部からは変革できんと断言しちゅうがやき。
ほいたら、外部にゲリラ的組織を創るしかないがよ。
企業でいやあ、各企業の変革のリーダーらあを集めて、企業の外に別組織を創り、本体たぁ異なる文化を築くがやき。
ほんで、こうして立ち上がった事業のエネルギーを活用しもって、本体の方へ刺激と影響を与え、硬直化しはじめた組織を再び活性化さいていくしかないがぜよ。(『「2022・・・これから10年、活躍できる人の条件」 神田昌典 著 PHPビジネス新書』を参考にさいてもらいました。明日のブログにて、あらためてこの書籍はご紹介さいていただきますぜよ。)
つまり、外部組織を利用して、あらゆる分野、あらゆる業界、あらゆる組織、あらゆる企業が、明治維新並みの根本的大変革を起こさにゃあイカンっちゅうことながよ。
ほんでそのためにゃあ、進むべき方向性っちゅうか、構想っちゅうか、要するに「理想の未来像」が必要ながやき。
それこそが、新時代の「船中八策」じゃっちゅうことながよ。
龍馬さんは「船中八策」の中で、「大政奉還」っちゅう一大奇策や、「民主主義」や「二院制」っちゅう、当時としちゃあ抜本的な大変革を謳い、この国の「理想の未来像」を指し示したがやき。
この「理想の未来像」があったきにこそ、龍馬さん亡き後も、明治新政府は方向性を見失うて路頭に迷うことがなかったともいえるがやないろうか。
ほいたらまずは、日本国中のみんなあが、それぞれの新時代の「船中八策」を、「理想の未来像」を、自由に描いてもうぜや!
すべてはそっから始まるがやないろうか。
高知県人やったらこの土佐の高知で、どんな未来を築きあげたいがか、そんな「理想の未来像」から逆算して、いま成すべきことを考えるがよ。
ほんで、おんなじような未来を見ゆう変革者らあが集まって協働し、あらゆる問題に対する答えをひねり出す・・・そんな創発の場、新しい土佐の未来を創造する場を、みんなあで外部に創ろうぜや。
たとえば、前記の「土佐学協会」理事会じゃあ、「理想の未来像」を以下のように考えたとしたらっちゅう事例を挙げらいてもうたがやき。
「都会に住む人らあが、「土佐的」ライフに憧れを感じ、都会に住みもってチビッとでもそれに近づこうと、土佐の農水畜産物や食品や酒(さらに生活雑貨や衣類や住宅や遊び方まで?)らあを他県のもんたぁ別格品として、こぞって生活に取り入れちゅうっちゅう未来像。」
ほいたら、このような「理想の未来像」と、都会に住む人らあの願望とのギャップに、いかにしてブリッジを架けるかが課題になってくるがよ。
こうやって考えていきゃあ、いったい何をすりゃあえいがか、暗闇の中でほのかな灯りが見えてきやあせんかよ?
新時代の「船中八策」、つまり「理想の未来像」っちゅうゴールばあでも設定できりゃあ、少のうたち現代の暗中模索の状態に、ちびっとやち灯りをともすことができるっちゅうことながぜよ!
さあ、ほいたらみんなあ仲間で集うて、龍馬さんを彷彿とさせるばあキレがえい、超辛口純米酒「船中八策」を酌み交わしもって、「理想の未来像」を語り合うて、新時代の「船中八策」をひねり出してもうぜや!
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