2012年02月25日

奈良の中川政七商店のブランディングぜよ!

 今回は、創業300年の奈良晒(高級麻織物)を扱う老舗、中川政七商店(http://www.yu-nakagawa.co.jp/)さんのブランディング関係の書籍らあについてご紹介しますぜよ。


 ちなみに、ワシが中川政七商店さんに興味を持ったがは、全日空の機内放送偶数便上映番組「発想の来た道」の2月度放送分にて、「ブランディングで売上げ10倍!中川淳」っちゅうタイトルで、同社が取り上げられたがを観て、こぢゃんと感動したきながよ。2012.2.25発想の来た道



 偶数便っちゅうたら高知から羽田へ向かう便になるがやけんど、羽田空港にも店舗を持っちゅうっちゅうて放送されたよったもんやき、もしかしたらと思い当たるお店に寄ってみたら、やっぱしそうやったがやき。


 羽田空港第2ターミナルの京急線に向かうあたりに、「日本市〜NIPPON-ICHI〜」っちゅう富士山のマークのお店があって、そこが中川政七商店さんのお店やったがよ。日本市



 そこに並んじゅう商品や品揃えや見せ方や物語性らあも、もちろんこぢゃんと学びになったがやけんど、そのお店に中川政七商店さん関係の書籍も販売されよったもんやき、思わず3冊とも購入して、イッキに読破してしもうたがやき。







 まず1冊目は、「奈良の小さな会社が表参道ヒルズに店を出すまでの道のり。」(中川淳 著 日経BP社 1400円+税 2008年10月27日発行)っちゅう、中川政七商店十三代中川淳社長さんが初めて出された本ながよ。奈良の小さな会社が表参道ヒルズに店を出すまでの道のり。



 この書籍は、中川淳さんが、大学を卒業し富士通に入社し、その後父親が経営する中川政七商店に転職し、数々の苦労や挫折を味わいもって社内改革に取り組み、ついにゃあ表参道ヒルズっちゅう超一等地にフラッグシップショップ「粋更(kisara)」を出店して大成功さいて、伝統工芸をベースにしたSPA業態っちゅう前例のないブランドを確立するまでが書かれちゅうがやき。


 まず、この書籍にも書かれちょって、「発想の来た道」でも語られよったことで、ワシがこぢゃんと共感したがは、中川さんが経営者として何から一番影響を受けたかっちゅうたら、そりゃあビジネス書やっちゅう点ながよ。


 まったくワシもその通りながやき。


 けんど、ビジネス書を読むだっけやったら何ちゃあ変わらん、読んできっかけを見つけて、それを実行して初めて何かが変わるがじゃっちゅうんも、まっことおっしゃる通りながよ。


 さて2冊目は、「ブランドのはじめかた」〜5つのケースでわかった経営とデザインの幸せな関係〜(中川淳 西澤明洋 著 日経BP社 1400円+税 2010年11月1日発行)っちゅう書籍ながやき。ブランドのはじめかた


 こちらは、中川政七商店さんのブランディングのお手伝いらあをされた「エイトブランディングデザイン」代表の西澤さんと、中川さんとの共著ながよ。


 まずこの書籍は、彼ら(著者)がブランディングに関わった5つのブランドの事例を紹介しちゅうがやき。


 観光地ビールからクラフトビールへと脱却して成功した地ビール「COEDO」。


 日本茶と和の軽食のカフェフランチャイズチェーン、「nana's green tea」。


 何の強みもないといわれた大衆食器の産地長崎県波佐見町に、ついに誕生した人気ブランド「HASAMI」。


 そして中川政七商店の二つのブランド、「粋更」と「中川政七商店」。


 これらあ5つのブランドのブランディングの事例は、まっこといろいろと参考になるがよ。


 さらに書籍の後半じゃあ、「ブランドのつくりかた」や「ブランドのそだてかた」らあのまとめも、こぢゃんと分かりやすう書かれちゅうがやき。


 「ブランディングたぁ、ある商品、サービスもしくは企業の全体としてのイメージに、ある一定の方向性をつくり出すことで、他者と差別化すること。」


 「“他たぁどう違うがか”っちゅう部分をお客様にきちんと伝えること。」


 「たった1つの目標に集中し、集中突破により他との差別化を図る、『フォーカスする』ことが重要。」・・・等々、こぢゃんと学びになる言葉があちこちにちりばめられちゅう書籍ながぜよ。


 さて、最後の3冊目は、「奈良に生きる 奈良を活かす」(いなとみ のえ 著 繊研新聞社 1524円+税 2010年11月1日発行)っちゅう書籍ながよ。奈良に生きる 奈良を活かす



 こちらは、専門誌「季刊きもの」のフリーランス記者である著者が、中川政七商店さんと奈良を1年半かけて取材した内容が中心で、オールカラーの中身は、カタログ的に眺めるだっけやち美しい本ながやき。


 第1章は、奈良晒と中川政七商店の歴史の紹介、第2章は奈良っちゅう土地を奈良女子大の准教授が解説したもん。


 第3章はブランド「遊 中川」や「粋更」の誕生から現在までについて、第4〜5章は人、物、事、空間らあのテーマを切り口に中川政七商店を見つめたもん。


 ほんでラストの第6章は、同社の挑戦について、同社をめぐる身近な4人の方々に、同社の魅力を交えて語ってもうたもんながよ。


 いまや「日本の伝統工芸を元気にする」っちゅうビジョンをかかげ、他社のブランディングやコンサルティングまで手がける中川政七商店。


 まっこと、日本酒っちゅう日本の伝統産業も、こういう発想やこういう行動力が、いまこそ求められちゅうがやと、つくづく感じたがぜよ。


奈良の小さな会社が表参道ヒルズに店を出すまでの道のり。
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ブランドのはじめかた
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奈良に生きる 奈良を活かす―中川政七商店という生き方
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