2012年02月26日

幸せの言の葉〈552〉

「人間を理解する方法は、ひっとつだけながよ。そりゃあ判断を急がんっちゅうことながぜよ。」(シャルル・オーギュスタン・サント・ブーヴ)


19世紀フランスの文芸評論家・小説家で、「批評」っちゅうジャンルを確立したと言われるサント・ブーヴさんの言の葉ながよ。


他人の一面だっけを見て、どんな人かを判断するがは簡単なことながやき。


例えば、つめたい言葉を投げてきた人を「あの人はつめたい人や」とか、1回飲みに行ってワリカンにした人を「この人はケチや」とか、仕事で失敗した人を「この人は仕事ができん人や」とか、そんな一面だっけで人を判断するがは、それこそ子供にやちできるがよ。


けんど世の中、そんな子供みたいな理解の仕方で人を判断してしまう人が、いかに多いことか!


人間誰やち調子の悪いときはあるし、虫の居所の悪いときもあるがやき。


そんなときゃあ、自分でもビックリするばあ普段の自分たぁ違う行動を、思わずしてしまうこともあるもんやろうがよ。


もしそんなところを初対面の人が見よったら、どう思うろう?


そんなときの一面だっけを見て、自分のことを判断してもらいとうないと思うろうがよ?


ほいたら自分も、他人の一面だっけを見て、その人を判断したりしたら、そりゃイカンっちゅうことながやき。


結局サント・ブーヴさんのおっしゃる通り、人間を理解する方法は「判断を急がんこと」、そのひっとつながぜよ。



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