2012年03月10日

幸せの言の葉〈555〉

「坂竜飛騰」(樋口真吉)


ワシの「幸せの言の葉」のめでたい第555番目を飾るがは、坂本龍馬さん脱藩150年の今年にふさわしい、この言の葉にさいてもうたがやき。


「坂竜飛騰(ばんりゅうひとう)」・・・この言の葉を残したがは、土佐勤皇党幡多地方の首領、樋口真吉さんながよ。


龍馬さんより20歳上の真吉さんは、嘉永3年(1850年)龍馬さんが16歳の時、幡多中村にて出会うちゅうがやき。


以来2人は強い信頼でつながり、龍馬さんは真吉さんを師と慕い、その関係は龍馬さん最期の時まで続いたっちゅうがよ。


「坂竜飛騰」の言葉は、文久元年(1861年)10月11日の真吉さんの日記に記されちゅうがやき。


この日は、龍馬さんが讃州丸亀への剣術修行を許された日。


けんど龍馬さんの本当の目的は剣術修行じゃのうて、長州萩藩の久坂玄瑞さんに武市半平太さんの密書を届けることやったっちゅうがよ。


この玄瑞さんとの出会いが大きなきっかけとなって、翌文久2年(1862年)3月24日に、龍馬さんは脱藩することになるがやき。


まるで後の龍馬さんの活躍を見抜いちょったかのように、龍馬さんを表して真吉さんは「坂竜飛騰」と記したがよ。


遂に龍馬さんが飛び立ったぜよ。これから何かが始まる・・・そんな万感の想いで真吉さんは日記を記したがやないろうか。


本来は「蟠竜飛騰(ばんりゅうひとう)」っちゅう言葉があって、こりゃあ天に昇る前、地上にうずくまって力を蓄えちょった竜(蟠竜)が、天に向こうて飛び立っていくっちゅう意味。


「蟠」の音を坂本の「坂」にかけた修辞の見事さは、さすがは龍馬さんを見抜いちょった男、真吉さんの面目躍如といえるがやき。


ちなみに、そんな龍馬さんを見事に表現した言葉「坂竜飛騰」を酒銘に冠した「司牡丹・坂竜飛騰」(本醸造酒)っちゅう商品があるがよ。


やわらかで心地えい旨みが口中で膨らみ、後口は清々しいばあサラリとキレる淡麗辛口。


その価格(1800ml:1900円・720ml:980円)からすりゃあ驚きの美味しさは、先日もこの酒を購入された方から、以下の通りの絶賛のメールをいただいたほどながやき。(土佐弁訳:竹村)


「こりゃあ極端に辛いわけじゃのうて、こぢゃんとおいしかったがよ。一言でいやあ、飽きのこん味とでもいうか。まさか1日で4合瓶をあけてしまうたぁ思わんかったがやき。ほんで値段も、この値段で出してえいが?と思うばあ安いと思うたがよ。また買いますぜよ。」


また、坂本龍馬脱藩の道ポータルサイト「脱藩の道.com」(http://www.dappannomichi.com/ )にも、龍馬さん脱藩150年の今年にふさわしい酒として、この酒が紹介されちゅうがやき。


是非皆さんも、龍馬さん脱藩150年を祝うて、この酒を酌み交わしてみませんかよ?


きっと皆さんの「飛騰」も、この酒と龍馬さんが応援してくれるはずながぜよ!




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