「おんしゃあ本気で生きちゅうかよ?」(ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ)
ドイツを代表する文豪、ゲーテさんの言の葉ながよ。
もちろん、誰やち一生懸命に日々の生活をおくりもって生きちゅうろう。
けんどあらためてストレートに「おんしゃあ本気で生きちゅうかよ?」っちゅうて訊かれたら、ハッとせんかよ?
毎日毎日、一生懸命、本気で生きていきゆうつもりでも、いつの間にか惰性に流されちょったり、横道へそれちょったり、世の中を斜めから見よったり、やっつけ仕事をしてみたりで、ときどき本気モードやない自分が、そこにゃあおりゃあせんかよ?
誰やち気がつかんうちに、いつの間にかそんなふうになってしもうちゅうこたぁあるもんながやき。
ほいたら、そうなってしまうこと自体を否定するがやのうて、放っちょいたら人間はそうなってしまうもんながじゃっちゅうことを、よう理解しちょかにゃあイカンがよ。
ほんで折に触れて、このゲーテさんの言の葉、「おんしゃあ本気で生きちゅうかよ?」を思い出して、自分に問いかけるべきながやないろかのう。