TEL:03-3545-0199)さんにうかごうたがやき。
入り口にゃあ看板らあもないき、ちくと迷うてしもうたがよ。
店内に入りゃあ、ピカピカのカウンター席が9席のみ。
まずはビールで乾杯ながやき。
ほいたら一品目、淡路から直送の鯛の刺身が登場。
これが何ちゃあつけいじゃち、プリップリで甘いこと甘いこと！
これっぱあ甘い鯛は、初めて食べたがよ。
こりゃ日本酒にせにゃあっちゅうことで、日本酒を注文。
お次の蒸しアワビも、何ちゃあつけんとそのまんまでも、これまた美味いこと美味いこと！
日本酒が進むこと進むこと。
もはや2品にして、完全ノックアウトながやき。
続いてはカツオのタタキにゴマと海苔をかけて、土佐醤油をかけていただくがよ。
こんな食べ方初めてやったけんど、これまた美味しゅうて、酒もガンガン進むがやき。
その後は、ウニ、イカと来て、早くもお酒は3本目、4本目。
あんまり飲むつもりやなかったに、料理が美味しいとやっぱしついつい飲んでしまうもんながよ。
さあいよいよお寿司！
いきなり、赤身、中トロ、大トロの握りと本命が立て続けに登場！
そのネタの鮮度や美味しさはモチロン、口の中でホロホロとくずれるシャリの美味しさ、そして絶妙なネタとシャリのバランスが、ワシらあを桃源郷に誘うがぜよ！
さらに日本酒がガンガン進んでしまうがやき。
そっから後は、アジや海老やトリ貝らあの握りが次々と登場し、お酒もさらに進むもんやき、もはや陶酔の境地！
シャリがくずれやすい握りは手渡しで渡されるっちゅう気遣いが、さらに美味しさを強調するがよ。
ご主人の荒木さんとの会話も弾みだいて、魂を込めて握るその姿を写真に撮らいてもうたがやけんど、まっこと後光が射すようながやき！
ほんで、ご主人荒木さんの口から、「実は年内いっぱいで店を閉めるんです」っちゅう衝撃的な言葉がっ！！
何と店を閉めて、来年から海外に出店するっちゅうがよ！
ほんじゃき既に夜の時間帯は、年内いっぱい予約で埋まってしもうたっちゅうがやき！
昼の時間帯はまだチラホラ空いちゅうみたいなけんど、それも海外出店準備で休みにする日が増えるらしいきに、こりゃもう二度とこの絶品の寿司を食べることが叶わんっちゅうことを意味するがぜよ！
ご主人の、世界を相手に勝負したいっちゅう熱い想いを聴かせていただきもっていただくマグロのヅケや穴子寿司の美味しさは、一層神々しいほどに感じられたがよ。
結局、お酒も9種類ばあ頼んだろうか、「開運」「黒龍」「八重垣・無」「徳次郎」「神亀」・・・と、どうやら一巡してしもうたようながやき。
ワシも名刺を出さいてもうたら、「以前『船中八策』を置いちょりました。」っちゅうお言葉と、「『竜馬がゆく』に出てましたね。」っちゅう嬉しいお言葉もいただけたがよ。
締めにゃあ、マグロがこれでもかと乗った手巻き寿司が出され、お腹もいっぱいの立派な酔っぱらいの完成ながやき。
お店を出りゃあ、ご主人も出てきてくださり、ワシらあの姿が見えんなるまで、ズ〜ッとお見送りくださったがよ。
来年以降は、そんな「あら輝」さんが世界を相手に寿司を握る・・・海外のVIP連中が舌をまく姿が、目に浮かぶようながやき。
海外での成功を、心からお祈り申し上げますぜよ！
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司牡丹酒造株式会社
