2012年07月10日

「夏のナチュラルチーズ&和酒相性体験会」ぜよ!

 7月7日(土)は、〜七夕に楽しむ〜「夏のナチュラルチーズ&和酒相性体験会」が、「酒蔵レストラン 宝」(http://r.gnavi.co.jp/g107805/)にて、14時から開催されたがやき。


 まず、ワシゃあ13時過ぎにゃあ会場入り。


 主催者にご挨拶したり、ちくと準備を手伝わいてもうたりしたがよ。


 ちなみにこの会の主催者は、女性「きき酒師」軍団のセンター、トータル飲料コンサルタントの友田晶子(http://www.akikotomoda.com/)さんながやき。


 ほんでチーズについちゃあ、ナチュラルチーズ専門店「フェルミエ」(http://www.fermier.co.jp/)店長村瀬美幸さんが選んで、サービスや解説をしてくださるがよ。


 村瀬さんといやあ、なんとチーズの国際大会「インターナショナルカゼウスアワード2009」銀メダル受賞者っちゅう、世界レベルのスゴい方ながやき!


 そんな方が今回、日本酒で洗うて熟成さいたっちゅう、前代未聞のウォッシュチーズを手作りして持ってきてくださるっちゅうがやき、それだっけでも参加する価値があるっちゅうもんながよ。


 さらに会場にゃあ、「天の川」に見立てた巨大なチーズデコレーションが飾られちょって、七夕気分をグンと盛り上げてくれるがやき。「宝」店内の七夕飾り.jpgチーズの天の川.jpg













 さて、ワシらあも含めて約50人ばあのお客様がゾロゾロと集まられ、14時にゃあ友田さんの司会進行でスタートながよ。チーズの天の川の中にお酒ディスプレイ.jpg



 まずはせっかくやき、美しゅう飾られた「天の川」の撮影タイム。天の川撮影タイム.jpg















 ほんで、ウエルカムドリンクとして「司牡丹・山柚子搾り・ゆずの酒」(リキュール)が出され、友田さんのご挨拶の後、村瀬さんのご挨拶、司牡丹のワシのご挨拶、橘倉酒造井出さんのご挨拶があったがやき。橘倉酒造井出さん.jpg



 続いては友田さんが、チーズと日本酒・焼酎の相性について、ちくとレクチャーしてくださったがよ。友田さんレクチャー.jpg














 チーズの発酵にゃあ乳酸発酵とカビが大切ながやけんど、日本酒・焼酎の発酵も乳酸とカビ(麹菌)が関わっちゅうき、よう似た風味があるきに相性がえいっちゅうお話は、まっこと説得力があったがやき。


 お次は村瀬さんによる夏のプチ・チーズセミナーながよ。村瀬さんプチセミナー.jpg















 例えばモッツアレラチーズは、冷やして醤油をかけていただきゃあ、日本の冷奴みたいに楽しめるっちゅうお話は、まっこと目からウロコやったがやき。2012.7.10会場風景.jpg2012.7.10会場風景2.jpg友田さん+村瀬さんのプチセミナー.jpg














 そんなお話の合間に、「フェルミエ」さんのスタッフの方々がチーズのカッティングや取り分けらあの準備をしてくださり、さあいよいよ試食&試飲のスタートながよ。チーズカット&取り分け.jpgチーズカット&取り分け2.jpgズラリとナチュラルチーズ!.jpg

















●モッツアレラ・ディ・ブーファラ・カンパーナ(本格派の水牛乳のモッツアレラ)【マダイオ社・イタリアカンパーニャ州サレルノ県】

★「司牡丹・生鮮酒〈夏〉零下貯蔵生酒」(純米生酒)【司牡丹酒造・高知県】
モッツアレラと司牡丹生酒.jpg

 まず、この水牛のモッツアレラのミルキーなことミルキーなこと!


 とにかく最高ランクのジャージー牛の乳脂肪分が4%ばあやに、水牛は7%〜15%もあるっちゅうがやき、そりゃミルキーなはずながやき!


 何もかけんとそのまんまをいただいたがやけんど、塩分も控え目のぼっちりの塩っぱさで、この酒と合わせりゃあまっことお互いの爽やかさとミルキーさが引き立て合うて、美味しさ倍増ながよ!


 このチーズは、おんなじ南イタリアのワインとよう合うらしいがやけんど、南イタリアのワインも日本酒の生酒に似た風味があるがやと。


 しかし、これがタマルカ!まっことうまいぜよ!


●ロビオリーナ・フィア(山羊乳のチーズをイチジクの葉包み熟成)【イタリアピエモンテ州アスティ県】

★「たまゆら」(発泡性純米酒)【橘倉酒造・長野県】
ロビオリーナと「たまゆら」.jpg

 まず山羊のチーズの独特のケモノ臭にノックアウト!


 これでもフランスの山羊のチーズよりか食べやすいほうながやと。


 けんどさすがにワシゃあコレは苦手。


 ところがこの発泡性純米酒を合わせていただきゃあ、この酒の甘酸っぱい酸味が見事に臭みをやらわこうしてくれ、食べやすうなるがやき!


 とにかくシェーブル(山羊乳製)タイプは、発泡性の甘めで酸味のある日本酒と合わせりゃあ、間違いないがやと。


●ケソ・マンチェゴ(羊乳のチーズ)【スペイン ラ・マンチャ地方】にナッツを添えて

★「西の関・手造り純米酒」(純米酒)【萱島酒造・大分県】
ケソ・マンチェゴと西の関.jpg


 9ヶ月熟成の羊乳の甘みと旨み、ほのかに漂うナッティーな風味が、ナッツと合わせりゃあさらに美味しさ倍増ながよ。


 そこにさらにこの酒を合わせりゃあ、あら不思議、この酒の中からもナッティーな風味が立ち上がってきて、お互いの美味しさを倍増さいてくれるがやき!





●シュロプシャーブルー(美しいオレンジカラーの青カビチーズ・牛乳製)【イギリス ノッティンガム州】

★「京女」(甘口純米酒)【ハクレイ酒造・京都府】
シュロプシャーブルーと「京女」.jpg


 もともとワシゃあロックフォールやゴルゴンゾーラらあの青カビのチーズが好きながやけんど、このイギリスの青カビチーズは初めて食べたがよ。


 ほいたらこれが、美味いこと美味いこと!


 もちろんカボチャは使うてないにカボチャっぽい色をしちょって、カボチャみたいなネットリした食感と甘みとコクがあって、塩分も絶妙で、これ大好き!


 そこに甘口の代表選手のこの酒を合わせりゃあ、見事にマリアージュして、後口に幸せな第3の風味が現れてくるがやき!


 ブルーチーズはワインでも甘口に合わせるがが常道らしいがやけんど、よう分かるがよ。


●ラングルの日本酒ウォッシュ熟成【フランス シャンパーニュ地方】

★「司牡丹・土佐宇宙酒・宇宙のパワーで夢を叶える純米酒」(純米酒)【司牡丹酒造・高知県】

★「白嶺・ひょうたんからこま」(純米造り)【ハクレイ酒造・京都府】
ラングル日本酒ウォッシュと司牡丹&白嶺.jpg


 ラングルは、ローマ時代からの歴史のあるラングルの街で生まれたチーズながやき。


 熟成の段階で他のウォッシュタイプのチーズみたいに反転させんきに、上面にフォンテーヌ(=泉)と呼ばれるくぼみがあるがが特徴ながやと。


 ほんで、本来はアナトー(ベニの木の種皮から採る食品染料)と塩水で表面を洗いもって熟成させるがやけんど、今回は「司牡丹・土佐宇宙酒・宇宙のパワーで夢を叶える純米酒」と「白嶺・ひょうたんからこま」の2つのお酒で洗うて熟成さいたっちゅう、前代未聞のラングルが誕生したがよ。


 口に含みゃあ、舌の上でやわらかな旨みが溶けてゆき、濃厚でクリーミーな味わいが口中いっぱいに膨らむがやき。


 やさしい塩分も絶妙で、こりゃ酒の肴としちゃあ最高ながよ。


 司牡丹でやっても白嶺で合わせても、とにかく美味しゅうて、杯も箸も進むこと、進むこと!


●ガレ・ド・ラ・ロワールの焼酎ウォッシュ【フランス ロワール地方】

★「金しろ」(樽熟成米焼酎)【高橋酒造・熊本県】
焼酎ウォッシュチーズと「金しろ」.jpg


 こちらは通常は水で洗うタイプのウォッシュチーズを、球磨焼酎「金しろ」で洗うて熟成さいたっちゅうもんながやき。




 こちらもその洗うた焼酎を合わせていただきゃあ、そりゃ合わんわけゃあないがよ。



 けんどやっぱし焼酎やとちくと水っぽうなるような気がするき、ワシゃあチーズはやっぱし日本酒が最高やと思うがやき。2012.7.10会場風景3.jpgチーズ販売中.jpg



 このあたりでチーズの販売コーナーがオープンし、この日出品された珍しいチーズらあを、皆さん次々と買い求められよったがよ。







●チーズ料理

★「香田・50%磨き」(純米大吟醸酒)【ハクレイ酒造・京都府】
チーズ料理と「香田」.jpg


 このあたりになってきたら、もはやワシゃあかなりの酔っぱらいに!


 どうもチーズの旨みの魔力で、ついついお酒を飲み過ぎてしまうがやき。


 サラダに何ちゃらのチーズを使うた料理で、「香田」との相性もバッチリやったみたいなけんど、実はあんまりよう覚えてないがよ。


●チーズスイーツ

★「司牡丹・大吟醸・黒金屋」(本年度金賞受賞・大吟醸原酒)
チーズスイーツと「黒金屋」.jpg


 ラストは、司牡丹の最高ランクの金賞受賞大吟醸とスイーツの組み合わせながやき。


 こちらも予想以上に美味しかったような記憶がうっすらとあるがやけんど、ちくとあいまいながよ。


 さて、この日に飲んだお酒のボトルをズラリと並べてみりゃあ、1、2、3、4・・・10種類!!??出品酒10アイテム.jpg



 こりゃ酔っぱらうはずながやき!


 けんど、ナチュラルチーズと日本酒の組み合わせは、予想以上に美味しゅうて、予想以上に楽しいっちゅうことが、まっことよう分かったがよ。


 友田さん、村瀬さん、まっこと素晴らしい体験を、ありがとうございました!感謝感謝ぜよ!








土佐の高知の日本酒蔵元「司牡丹」の公式ホームページは、こちらをクリック!
司牡丹酒造株式会社






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