2012年07月12日

家族が変わる、消費が変わる、女性誌「Mart」ぜよ!

 6月29日(金)の日経MJ紙に掲載されちょった「Mart×MJ」広告特集「家族が変わる、消費が変わる」の中で、ワシのお師匠さんでもある小阪裕司先生(http://www.kosakayuji.com/)と、女性誌「Mart(マート)」(http://mart-magazine.com/)の大給近憲編集長さんが対談されちょったがやき。日経MJ広告特集.jpg日経MJ広告特集2.jpg












 本来は広告ながやけんど、それがこぢゃんと学びになったきに、今回はその内容と雑誌「Mart」について、ちくと書かいていただきますぜよ。「Mart」8月号.jpg



 まず「Mart」はこれまでに、「コストコ」「IKEA」「ル・クルーゼ」「ホームベーカリー」「香り柔軟剤」「食べるラー油」らあのヒットを生み出してきたっちゅう、スゴイ主婦向け雑誌ながよ。


 元々は、「主婦向け生活情報誌は足るばああったち案外、自分らあの雑誌はない」っちゅう声を多く耳にしたがが創刊のきっかけやっちゅうがやき。


 それまでのこうした雑誌は、芸能人やそのジャンルの専門家っちゅう「カリスマ」らあが、家事や子育てやファッションらあについて語るっちゅうパターンやったらしいがよ。


 けんどそれじゃあ受け手の読者らあとギャップがあるっちゅうことで、彼女らあのリアリティーをすくい取って、実態に即した情報誌をつくろうと考えたっちゅうがやき。


 ほんで、思い切って読者に下駄を預けて、彼女らあが主役の雑誌をつくったっちゅうがよ。


 ほんで今、大給編集長さんが「Mart」を8年やって思うことは、彼女らあにゃあ高級ブランドや外車らあへのあこがれはのうて、「ワタシらあは一流ブランドがのうたち、IKEAやコストコ、GAP、ZARAらあで新しい文化をつくれる」っちゅう、自分らあにすごい自信を持っちゅうマスが消費を動かしゆうっちゅうがやき。


 ほんで、あえてそのマスの人らあに下駄を預けたら、ホームベーカリーが出てくるわ、麹(こうじ)が出てくるわ、発信型の人らあがおったわけやっちゅうがよ。


 さらに編集長さんは、その辺りの価値観の乗り換えが今、求められゆう気がするっちゅうがやき。


 一方小阪先生もまったく同感やっちゅうことで、何を持っちゅうかの「Having」の消費や、何をしゆうかっちゅう「Doing」の消費らあたぁ軸が異なる、心の豊かさと毎日の充足感っちゅう「Being」の消費の意識を、こうした人らあは自然に持っちゅうっちゅうがよ。


 ほんで、そういう軸で商品なり、サービスを編集してくる供給側の達人がおると創発が起きて、価格は問題にならんなるっちゅうがやき。


 また大給編集長さんは、彼女らあにとって気分の共有が一番大事やっちゅうがよ。


 おんなじ土俵の中で価値観を共有し合えるか、わずかなニュアンスっちゅうか、こぢゃんと微妙なバランスを重視するっちゅうがやき。


 そんな彼女らあは、2万円ばあするフランスの「ル・クルーゼ」のホウロウ鍋に手を伸ばすがやけんど、何でかゆうたら、飾る鍋としての価値があり、キッチンをリニューアルせいじゃち、飾るだっけで幸せにしてくれるっちゅうことながぜよ!「ル・クルーゼ」記事.jpg



 そこにゃあ安いきに飛びつくっちゅう行動はないがよ。


 それでもこの層を想定した商品は余計な面を全部そぎ落として、機能性とお得感だっけで勝負しょうとする商材が多いっちゅうがやき。


 けんど大給編集長さんは、気分やニュアンスを全部削った低価格っちゅうんは彼女らあからかい離してしもうちゅうっちゅうがぜよ。


 小阪先生も、至る所で「そうはゆうたち、消費者は安いもんしか買いませんよ」っちゅう声を聞くけんど、そりゃあ「安いから買うてください」としか言わんきに、そういう振る舞いをしゆうだけやっちゅうがよ。


 さらに大給編集長さんは、「猫の目みたいに変わる市場に向けて商品開発していきよったら体力がもたん」っちゅうメーカーらあの声に対して、そりゃあ彼女らあの気分の見方が変わるだっけで、根底で家族の構成やあり方が変わっちゅうがやないがやき、おんなじもんやち見方を変えりゃあえいっちゅうがやき。


 「ル・クルーゼ」にしても「ホームベーカリー」にしても新商品やないがよ。


 新しい家族の形っちゅうたち、彼女らあ用の商材とか、新商品は必ずしも必要ないっちゅうがやき。


 むしろモノとの向き合い方にどういう現象が起きゆうがかを把握せにゃあイカンがやないかっちゅうがよ。


 ほんでこっから後は、小阪先生の会員専用の情報誌に記載されちゅう内容ながやけんど、消費者は、新商品を開発してほしいたぁ望んじゃあせんっちゅうがやき。


 すでに既存商品を組み合わせて楽しみゆう彼女らあは、「ただ、もうちびっと自分らあの気分が分かっちゅうメーカーになってくれんろうか」っちゅうて言いゆうがやっちゅうがよ。


 お店の場合やちおんなじで、消費者は「まっと今のワタシらあの気分を分かったお店になってほしい」と感じちゅうっちゅうがやき。


 この「分かっちゅう」が重要なキーワードやっちゅうがよ。


 「Mart」でも読者コミュニティメンバーと対話しよったら、「あのメーカー、分かっちゅう」「このお店、分かってない」っちゅう言葉が頻出するそうながやき。


 ほんで小阪先生は、これからはこの「分かっちゅう」×「絆」の掛け算が最強を生むと思うっちゅうがよ。


 ほんじゃき小阪先生は日経MJ紙で、「ものすごい肥沃な手つかずの大地がそこに開けちゅう気がする。供給側も腹をくくってお客さんと仲間ながやっちゅう姿勢で、お互いの情報を持ち寄ってコミュニケーションを繰り返しもって、コミュニティーで目指すもんを創発していくっちゅう、そういうマネジメントがこぢゃんと大切やと思う。」っちゅうがぜよ。


 どうぜよ?ちくと一部をかいつまんで書いただっけやち、どんな業種の人やちこぢゃんと学びになる内容やと思わんかよ?


 ワシも目からウロコが落ちて、こぢゃんと学びになったき、実は恥ずかしげものう、「Mart」8月号を購入してしもうたがやき。


 その内容は、効率良う買い物をする記事らあて一切出てこんがよ。


 「人生をどう楽しむか」が全編に流れるテーマながやき。


 書籍名の「Mart」の下にゃあ「もっと生活遊んじゃおう!」っちゅうキャッチコピーがあって、「まさに」っちゅう感じながよ。


 今月号の特集は、「どうやって楽しゅう収納しよりますか?あなたのキッチン見せてください!」【全国読者発!】やったがやき。


 そこにゃあ、全国の30代を中心とした(だいたい下が20代後半で、上が40代前半あたり)主婦らあが、嬉々として自慢のキッチン活用&収納テクニックを披露する姿があったがよ。


 【暗うなりがちなシンクを変える!「洗剤&スポンジ」コーディネート】らあっちゅう発想は、まさに彼女らあがいかに現実の生活をまっと楽しゅうしょうとしゆうかが、よう分かるがやき。


 ウワサの「ル・クルーゼ」も、【今や定番アイテム!みんなあひとつは「ル・クルーゼ」を飾っちょります!】っちゅうて掲載されちょったがよ。


 とにかく全編読者だらけで、しかも彼女らあが等身大でまっこと活き活きと輝いて登場しちゅうがやき。


 確かにこの雑誌を眺めよったら、単調でツマラン仕事やと思うてしまいがちな日々の炊事・洗濯・掃除・収納らあが、こぢゃんと楽しいことのように、ワシやち思えてくるほどながよ。


 「Mart」・・・主婦の皆さんにとっちゃあ日々の生活を充実さいて豊かに生きるヒントが、ほんでワシらあにとっちゃあビジネスのヒントが、足るばあ満載の月刊誌ながぜよ!







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